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2位フィニッシュでCL予選ラウンドへ!

フェイエノールトは2011/2012シーズンを2位で終え、CL予選ラウンドへのチケットを獲得した。日曜午後に行われたエールディヴィジ最終節、ロナルド・クーマンのチームは素晴らしいシーズンの幕をヘーレンフェーン相手にアウエーで2-3の勝利で飾った。アベ・レンストラ・スタディオンで60分過ぎに先制ゴールを許すも、残り30分でオトマン・バッカル、セク・シセ、エルヴィス・マヌがゴールを決めて逆転勝利。フェイエノールトはこれで11試合負け無しでシーズンを終えた。

 

負けてもEL枠を得られるが、同点の場合はPO行きになるという奇妙な状況のヘーレンフェーン。試合前の準備時期には、ヘーレンフェーンの選手たちの口から様々なシナリオを踏まえて、むしろ負けたいという声さえ聞かれていた。

 

だが少なくとも前半のピッチにはそうした意志はほとんど見られず、ヘーレンフェーンは最強のスタメンを組んでキックオフの笛から力強い攻撃に出た。HTまでいくつものベスト・チャンスがあったのはホームチーム。前半半ばのヴィクトール・エルムのシュートはエルヴィン・ムルデルを破って決まったかに思えたが、ボールは僅かに枠の外に外れた。

 

前半守備組織はほとんど崩れなかったフェイエノールトだが、カウンターアタックにはあまりにミスが多くヘーレンフェーンを苦しめるには至らず。HT10分前のオトマン・バッカルのスルーパスは強すぎてセク・シセには通らず。スハーケンには前半序盤にもシュート機会があったが、絶好の位置で狙ったシュートはGK クリストファー・ノルトフェルトに見事にセーブされてしまった。

 

後半に入ってもヘーレンフェーンには試合への迷いは見えず。最初の数チャンスはフェイエノールトにあったものの、カブラルもレールダムも先制のシュートを決め損なうと、およそ60分にクムスのパス横パスがフェイエノールトDF陣の裏を通り過ぎてバス・ドストのもとへ。エールディヴィジ・トップスコアラーはインサイドで流し込むだけだった。

 

しかしヘーレンフェーンがリードを喜べたのはわずか5分間。AZ戦、ヘラクレス戦t重要なゴールを決めてきたバッカルがこの日も貴重な同点ゴール。ゴール前の大きなスペースを突き、GK ノルトフェルトを破った。

 

バッカルのゴールは同点で終われないヘーレンフェーンにとっては最後の審判だっただろう。10分後にペナルティエリアでボールを持ったシセが左足で1-となるゴールを決めた時にはレヒューンだけでなくホームのヘーレンフェーンサポーターも歓声をあげていた。

 

アウエーボックスのフェストはその2分後、エルヴィス・マヌが1-3とリードを広げたことでさらに大きなものになった。ジェルソン・カブラルに替わって投入されたマヌは、巧みに浮かせたボールをゴール上のネットに叩き込み、フェイエノールトでの公式戦初ゴール。

 

ヘーレンフェーンは同点にしても得がないため、これで試合は決定。ホームチームは終盤負けを受け入れ、トップスコアラー バス・ドストも交代させた。

 

終了5分前に途中出場ライフ・ファン・ラ・パラが2-3とするも両チームの勝ち負けの立場はお互い納得のいくものまま変わらずに試合終了の笛。

 

Sc Heerenveen – Feyenoord 2-3

 

Scoreverloop:

57’ 1-0 Dost

60’ 1-1 Bakkal

69’ 1-2 Cissé

71’ 1-3 Manu

85´ 2/3 Van la Parra

 

Scheidsrechter: Kuipers

 

Geel: El Ahmadi (Feyenoord), Kums (sc Heerenveen)

 

Opstellingen:

Sc Heerenveen: Nordfeldt; Janmaat (49’ Van Anholt), Gouweleeuw, Zomer, Breuer; Elm (67’ Sibon), Djuricic, Kums; Narsingh, Dost (77’ Van la Parra) en Assaidi.

Feyenoord: Mulder; Leerdam, De Vrij, Vlaar, Martins Indi; El Ahmadi, Bakkal, Clasie; Cabral (58’ Manu), Schaken en Cissé (81’ Achahbar).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120506_verslag_heefey

 

ロナルド・クーマン

「特に前半はヘーレンフェーンに苦しめられ、我々自身のプレーも非常に不正確だった。先制された時はショックだったが、そこから急速に立ち直った。追いついて、そこから二つの素晴らしいゴールを決められて良かったよ。特にマヌのゴールは素晴らしかったし、彼のプレーの後は試合を理解したプレーだった」

 

「我々は素晴らしい連勝を続けた。この決定的時期の数週間で全ての選手がベストフォームになっていった。それは特に我々がフィットネス面で素晴らしかったため。それに次第に大きくなるプレッシャーへの対処も上手くできていた。これはグループ全体が賞讃に値すること」

 

「2位は最高の結果だ。我々は自分たちの力でCL枠を勝ち取った。他のクラブが安定感を失っていく中で、我々はウィンターストップ以降末手に勝った。2位は我々にとって賞品。我々の目標は欧州戦だったし、それは水曜に達成していたが、選手たち全員がもっと良い結果を望んでそれをつかもうとした。それはこのチームの勝利のメンタリティを示している」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120506_koeman

 

ロン・フラール

「いつもとかなり違った試合だった。特に後半だ。でもシーズン全体を通して見れば僕らは2位に相応しかったと思う」

 

「ウィンターストップ以降は僕らのターンだった。特にフローニンゲン戦の6-0がターニングポイントになった」

 

「信じられないよ。今シーズンはいろんなことがあった。僕らは一生懸命ファイトした。この結果に貢献してくれた全ての人を誇りに思う」

 

オトマン・バッカル

PSVの上で終われたのはたまらないね。クラブにとっても僕自身にとっても素晴らしい事」

 

「僕らのプレーは悪かったけれど、それでもしっかり勝てた。ヘーレンフェーンに1-0にされたのが良かったかも知れない。あれでやらなければ、とみんな分かった。すぐ同点にして、そのまま押し切ることができた」

 

「自分がどうするかはまだ分からない。CLに参加するのは素晴らしい体験」

 

カリム・エル・アマーディ

「僕にとってはエールディヴィジでのこれまでのベストシーズンだろうね。監督に感謝している。最初から僕らと上手くクリックしてくれた。彼が僕に自信を与えてくれ、チームにとって自分が重要な存在だと感じさせてくれた。いまはクラブ中に、そしてファンからも自分への愛情を感じられる。僕にとっては、これでフェイエノールトに残ることもできる」

 

 

エルヴィス・マヌ

「僕のプロ・フットボールでの最初のゴールを決められて嬉しい。しかもこんな試合でだ。フェイエノールトにとって今年最大の試合かもしれない。試合を決めたという意味でも特別なゴール。いまはこの気分をどう言い表せば良いのか分からない。とにかくCLでプレーできるなんてスペシャルだ。いつもはTVで見てた大会に参加できるなんて素晴らしい事」

 

 

いろんなことがあったシーズンでしたが、望外の2位フィニッシュ。素晴らしい成果です。これもクーマンとJPとジオとグイデッティとクラーシとエル・アマーディとムルデルと・・・まぁみんなが頑張ったおかげ。bedankt Feyenoord!

 

もう今日はどうなることかという内容。フラールを中心にDF陣が必死にヘーレンフェーンの猛攻を凌ぎ、クラーシとエル・アマーディが何度となくボールを奪って前線へパスを出すも、肝心の3トップが安易なミスを連発してボールを失い続けるという、ちょっと結構悲惨な展開。特にカブラルはまったくボールを繋げてなかったので交代はしょうがないというか、よく60分近くクーマンが我慢したな、という。まぁマヌになって劇的に良くなったわけではないですが。とにかくバッカルのゴールで流れが変わりました。さすがです、この終盤に3戦連続。本当にいてくれて良かった。

 

シーズン全体の総括はまた後日。本当にいろいろありましたが良いシーズンでした。これでCL予選!もちろん大変ですが当たって砕ける感じでみんな頑張って!