Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

ユトレヒト相手に痛みの残る引き分け

日曜午後に行われたエールディヴィジ第25節、フェイエノールトはFC ユトレヒトとのホームゲームで貴重な勝ち点を落としてしまった。ロナルド・クーマンのチームはオトマン・バッカルのゴールで早々にリードを奪ったが、それを守りきることができず。後半は対照的にFC ユトレヒトだけが大きなチャンスを作り、フェイエノールトはなんとか1-1のドローに持ち込んだ。試合終了15分前にはミケル・ネロムが2枚目のイエローカードを受けて退場。

 

今シーズン前半戦のアウエーでのFC ユトレヒト戦同様にドームスタットのチーム相手に早々にリードを奪ったフェイエノールト。全くフットボールをするスペースを与えなかったFC ユトレヒト相手に、フェイエノールトは素晴らしい出だしによって先制した。先週のFC フローニンゲン戦でデ・カイプでの初ゴールを決めたヨルディ・クラーシが素晴らしいミドルシュートを放つと、GK ロベルト・フェルナンデスは弾いてバーに当てることしかできず、リバウンドに詰めたオトマン・バッカルがしっかりと決めた。

 

HT直前にフェイエノールトは2回目の決定的チャンス。ジェルソン・カブラルのお膳立てからケルフィン・レールダムがバッカルの頭めがけてクロス。しかしバッカルのこの日2点目のゴールには10cm横に逸れてしまった。

 

フェイエノールトが大きなチャンスは作れないもののプレーを続けた一方で、FC ユトレヒトは全く危険なシーンを見せる事がなかった。ヤン・ヴァウタースのチームはスピッツ フランク・デムージュを怪我で欠いたために、攻撃は全てフェイエノールトのペナルティ・エリア外で終わっていた。

 

前半無力だったFC ユトレヒトだが、後半が始まるとこれ以上ない効率の良さを見せ、たった2回のチャンスでフェイエノールトは同点に追いつかれてしまった。60分過ぎにヨハン・マルテンソンのミドルシュートはエルヴィン・ムルデルが素晴らしいセーブで防いだが、続くCKからから途中出場でピッチに入って1分のセドリック・ファン・デル・フンがシュートを叩き込んだ。

 

この同点ゴールによってフェイエノールトは苦しい時間帯に入り、ユトレヒトのクローズな組織を崩せなくなった。チームのテンポはあまりに遅く、多くの選手が雑な繋ぎでビジターの守備に売る死んでいた。

 

ここからまだ勝利をつかむというタスクは残り15分でミケル・ネロムが2枚目のイエローカードを受けて退場したことでさらに苦しくなる。クーマンはFW(カブラル)に替えてDF(ステファン・デ・フライ)を投入し、まずは1ptを得たいという姿勢をハッキリさせた。

 

ロスタイムのフェイエノールトゴール前の危ういシーンを除けば、両チームともほとんどゴールを奪えそうな場面はなく、そのまま共に1ptを分け合った。

 

Feyenoord – FC Utrecht 1-1

Scoreverloop:

6’ 1-0 Bakkal

59’ 1-1 Van der Gun

 

Scheidsrechter: Van Boekel

 

Geel: Cabral (Feyenoord), Van der Maarel, Duplan, Schut (FC Utrecht)

 

Rood: Nelom (77’, 2x geel, Feyenoord)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Mulder; Leerdam, Vlaar, Martins Indi, Nelom; El Ahmadi (75’ Van Haaren), Bakkal, Clasie; Schaken, Guidetti en Cabral (79’ De Vrij).

FC Utrecht: Fernandez; Van der Maarel (86’ Lilipaly), Schut, Wuytens (48’ Van der Hoorn), Bulthuis; Martensson, Asare, Sneijder (58’ Van der Gun), Kali; Duplan en Gerndt.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120311_utrecht_verslag

 

ロナルド・クーマン

「最後の30分間で判断すれば1pt取れたことに喜ばないといけない」

 

「最後の5分間は観客が前へ出るように叫び、我々はロングボールばかり蹴ってしまった。それによって中盤の連携が無くなり、ユトレヒトの中央の二人に自由にボールを蹴られてしまった。そこから学び、我々はもっと試合を読めるようにならないといけない。その点で我々は苦戦したし、それを基準にすれば同点で妥当だったとも思う」

 

「現時点でここ数試合よりも我々のFW陣は決定力が落ちている。ただグイデッティのフォームが危機的と言うのは言いすぎだろう。確かにシャープでもフレッシュでもないように見えるが、それもあり得ること。今日は全てのFWが苦労していた。それでももっと早く試合を決めなければならない。3,4回は良いチャンスがあったからね。残念ながら我々はリードを広げることに失敗した」

 

「バッカルは中盤の重要な駒。彼が来週使えないのは痛い」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120311_koeman_fcutrecht

 

 

クーマンの檄も空しく、アウエーでのユトレヒト戦と全く同じ展開で全く同じ結果の1pt。不安定さは相も変わらず・・・。来週の事を考えると頭が痛くなります。せめて今日は3pts取って終わりたかった。

 

ユトレヒトの中央が非常に堅かったので前半は早いリードから完全に試合をコントロールしてほぼハーフコートと問題ない展開でした。エル・アマーディは素晴らしかったし、バッカルも久々に光ってました。カブラルは相変わらず右サイドで判断が遅く、ボールロストが目立ってましたが。

後半ユトレヒトのペースがあったのが先か、フェイエノールトのペースが落ちたのか先か、とにかくコントロールを失って、CKから無駄な失点。フラールとネロムが頭部衝突で一瞬の空白を突かれる、とアマチュアっぽい失点の仕方。

 

その後は光がないですね。スハーケンとカブラルが単独で切れ込んでのシュートが枠を外したくらいでノーチャンス。リッキーが力を見せる最後のチャンスを逃したような・・・。

 

来週のトッパーはバッカル、ネロムがおらず、セクが使えるのかどうか良くわからず、エル・アマーディが足首痛めて交代したのも心配。正直5位が遠のいて今日のドローはきつい結果。残り9試合、地味に崖っぷちが近づいてます。