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オランイェ、スペクタクルなカムバックの末に敗戦 (EK予選: ドイツ-thuis)

カムバックは間違いなくスペクタクルと呼べるものだった。オランダ代表は日曜夜 ドイツ相手に苦しい前半で0-2ビハインドを背負ったが、それを17分間で帳消しに。しかしドイツの終盤の得点で2-3で終わり、ボンズコーチ ロナルド・クーマンのチームはこのEK予選の試合で何も得られなかった。

 

オランダ・サポーターにはNLでのドイツに対する輝かしく歴史的な3-0勝利が頭の中にあっただろう。約半年後に両者が今度はEK出場を争う舞台で再び顔を合わせた。

 

暴風雨の1年
2014年の誇れるヴェレルトカンピューンであるドイツは暴風雨のような2018年を過ごした。ロシアでのWKは第1ラウンドで敗退というとてつもなく大きな挫折、さらにNLのAプールから降格で年を終えた。ボンズコーチ Joachim LöwにとってMüller, Hummels en Boatengという3人のベテランに別れを告げる理由となったが、もう1人のベテラン GK Manuel Neuerはこのボンズコーチは信頼し続けた。

 

それが正しかったことは日曜夜に証明された。最初の30分間に2つの最上級の反射神経でライアン・バベルの2度の決定的シュートを阻止。その時点でオランダ代表はすでに0-1のビハインドを背負っていた。マタイス・デ・リフトがアンラッキーに滑ったことでフリーになったLeroy Sanéが紛れもないクラッセなフィニッシュ。

 

Serge Gnabryによる0-2の得点も間違いなく紛れもないクラッセと言えるものだった。Bayern MünchenのFWは中へ探りつつシュートコースの穴を見つけ、GK ヤスパー・シレセンのノーチャンスにして0-2. Sané/GnabryのデュオはHTまでオランイェの守備陣に大きな問題となった。

 

スペクタクル
後半はスペクタクルなものに。今日も力強いプレーを見せたメンフィス・デパイの手によりヨハン・クライフ・アレナの51,000人以上が前半とは全く違う試合展開を見ることになった。デ・リフトが早々に1-2としたことでホームチームが突然完全に試合に戻り、その17分後ビハインドは完全に帳消しに。デパイが同点ゴールを決めるのに必要なのはごく小さな穴で良かった。

 

その後もドイツは攻撃的姿勢をほとんど見せず、オランダ代表が3ptsを狙う展開に。そして引き分けで終わると思われたまさにその時、東の隣人がNico Schulzによって逆にそれを成功。オランイェは予選最初の2試合を終えて4ptsでは無く3ptsに留まった。木曜日にはすでにベラルースを4-0で破っている。

 

日程
オランダは6月6日にNLのハルフェ・フィナーレ。ポルトガルのGuimareasで対戦する相手はイングランド。その丁度3ヵ月後の9月6日に次のEK予選が組まれており、相手は日曜夜のアレナと同じドイツ。

 

Nederland - Duitsland 2-3
15' Leroy Sané 0-1
34' Serge Gnabry 0-2
48' Matthijs de Ligt 1-2
63' Memphis Depay 2-2
90' Nico Schulz 2-3

 

Opstellingen:
Nederland: Cillissen; Dumfries, De Ligt, Van Dijk, Blind; De Roon (91' L. de Jong), Wijnaldum, F. de Jong; Promes, Depay, Babel (46' Bergwijn).
Duitsland: Neuer; Kehrer, Rüdiger, Süle, Ginter, Schulz; Kimmich, Kroos; Goretzka (70' Gündgan), Sané, Gnabry (88' Reus).

 

Stand EK-kwalificatiegroep C:
1. Noord-Ierland 2-6 (4-1)
2. Duitsland 1-3 (2-3)
3. Nederland 2-3 (6-3)
4. Estland 1-0 (0-2)
5. Wit-Rusland 2-0 (1-6)


https://www.onsoranje.nl/nieuws/nederlands-elftal/75437/oranje-toch-onderuit-na-spectaculaire-comeback

 

ロナルド・クーマン
「様々なシナリオを話し続けていたが、ボードの上ではどの試合も勝つ。特定のシーンでの個々の選手のクオリティが試合を決めてしまうことはあるもの。後半の我々は前半と同じプレーをしたが、ボールを持った時がずっとしっかりしていた」
「2-2に追いつき、3-2にするチャンスもあった。ピッチ上も3-2にできそうなフィーリングがあったが、最後にドイツがよりスペースを得てしまった。勝利を目指し続けるのは賞讃されるべきだが、決勝点は反対側に決めることができたはず」
「終盤はプロメスをアケーに代えるかどうか迷っていた。1ptを取りに行くためにね。もしかしたらそうすべきだったかもしれない」
「相手はドイツであり、間違いなく素晴らしいチーム。スピード、ボールを持った時の確実さ、前線の危険さ。どんな結果でもおかしくない。我々はドイツに勝ち、ドイツに引き分け、その2試合とも負けることもあり得た。そして今夜は負けた。両チームは非常に拮抗している。これはオランダにとって賞讃の価値があると思う」

 

フィルジル・ファン・ダイク
「前半は組織が上手く機能しなかったけど、後半上手く立て直せた。でも何も得られなければ結果的にはそれもどうしようもない。前半の僕らは探り探りになってしまった。彼らがとても流動的なプレーで、予想はしていたけど上手く対応できなかった。後半は守備面が遙かに良くなり、ドイツももうフットボールをしてこなかった。僕らは上手く試合に戻ったけど、そこから少なくとも1ptは得なければいけない。それができなかったのが悔しい。ハードワークを続けるしかない。まだまだ長い道のりなのは分かっていたし、それが今日また明らかになった」

 

マタイス・デ・リフト
「最後まで集中力を保ち続けなければいけなかった。あの失点はとても残念。前半の僕らは上手く行かず、彼らがどういうプレーをするのか正確に分かっていなかった。前線から後方までプレッシャーをかけられず、フットボールをすつ大きなスペースを与えていた。相手を苦しめるにはもっとコンパクトにならないと」
「前半の僕らは不安がありつつのプレーだった。後半は2-0ビハインドでもうやるしかなくなり、そこから良いフットボールを見せたけれど1ハーフ遅かった」

 

前半はNLでの2試合以上に翻弄されて4-0くらいになってもおかしくなかった内容。後半は守備面での5-3-2を徹底したのと早めのプレッシャーが間に合って競り合えるようになったことと、そもそもドイツがあまり積極的に攻めてこなかったことで優勢になって上手いこと同点に。それでも最後はまた間に合わない前進守備で最終ラインに穴が空く前半再三繰り返された問題をしっかり突かれて内容としては妥当な敗戦。

 

ドイツとはNLから3試合で1勝1分け1敗となりましたが、内容的には全て劣勢だったので、まぁこれでも上出来な方でしょう。前半のドイツと後半のオランイェで戦ってどうなるか、というところ。