オランダ代表はBoekarestでルーマニアを0-3で下し、201年を勝利で締めくくった。後半にスティーヴン・ベルフハイスのアシストからメンフィス・デパイ、ライアン・バベル、ルーク・デ・ヨングがそれぞれゴール。
FIFAランクのポイントという点以外に、ディック・アドフォカートにとっては他にも得たものがあった。ルーマニアに勝利したことでアドフォカートはオランダ代表で通算37勝と、史上最も成功したボンズコーチに。
スコットランドに1-0で勝利した木曜のAberdeenでの練習試合と比べ、Boekarestでの試合はかなり見ていて魅力的だった。両チームにとってエキサイティングなシーンとバルトが多い対決に。
オランイェの側では前半デパイが主役を演じる。Olympique LyonのFWはオランダの危険なシーンほぼ全てに絡み、15分には彼のクロスからデイヴィ・プロッペルがチャンスをモノにするかに思われたが、ルーマニアのGK Pantilimonがセーブ。前半終了間際にはデパイのクロスがバベルの頭に届いたが、オフサイドポジションで得点は認められなかった。
後半開始直後にそのデパイが先制点を決めたのも驚きでは無かった。ベルフハイスの上げたボールをファーポストでのヘディングでゴール。彼にとっては代表8得点目となった。10分後には大きなスペースを得たベルフハイスのp巣からバベルが得点チャンスを決めて2点目。
最後の20分間でルーマニア人立ちは面目を保とうとし、数回危険なシーンも作ったがオランイェの守備を破ることはできず。ちょうどその時間帯に途中出場 ルーク・デ・ヨングが0-3のゴールを決め、クロスを上げたのは今回もベルフハイスだった。3アシストを記録したこのフェイエノールダーは終盤にデビューの ドニー・ファン・デ・ベークと交代。
こうしてアドフォカートは62試合で37勝とボブ・グレンデニングの持つボンズコーチ最多勝利記録を塗り替え、代表監督を退任。オランイェにとってはこの数日間の練習試合2勝で2017年は終了。次にオランダ代表が集まるのは3月末であり、イングランド(thuis)、スペイン(uit)と練習試合を行う。
Roemenië-Nederland 0-3 (0-0)
Scorverloop:
47. Memphis 0-1, 57. Babel 0-2, 81. De Jong 0-3.
Opstelling Nederland:
Cillessen; Veltman, Van Dijk, De Ligt, Aké, Blind (87. Promes), Pröpper (62. Van Ginkel), Strootman (78. Vilhena), Memphis (62. Sneijder), Babel (62. De Jong), Berghuis (83. Van de Beek).
ディック・アドフォカート
「私は辞める。難しい選択では無い。次の世代に移る時だと思うからだ。今はもっと若い人たちの時代。彼らが力を示さなければならない時だ。それが最も重要な理由であり、そこに疑いは無い。契約にサインした時に、予選を突破できなければ私が辞めるのは代理人のロブ・ヤンセンは既に知っていた」
ヴェズリー・スナイデル
「アドフォカートが去るのは残念。(試合後は)素晴らしいシーンだった。この試合は主にお別れの意味が大きい。マネージャーのハンス・ヨリトスマら多くの人々が辞めるからね。僕らはシーズンを良い形で締めくくったけど、残念ながらそれにあまり価値は無い。ここから新しいシーズンに向かわないといけない」
「最初の試合で僕がスタメンで無いのはハッキリしていていたけれど、僕はオランイェにいるのは嬉しい。フィジカル面でやれる限り、新ボンズコーチのもとでも僕は呼んで貰って構わないよ」
さすがにスコットランド戦よりは多少良く、ルーマニアが攻守にあまりパッとしなかったので練習試合としてはまずまずの内容に。序盤スペースがあって良くボールが回ってましたが、途中からルーマニアがコンパクトになって早めのプレッシャーを掛けてくるとミスが多くなりかなりgdgdな時間帯。後半に入るとベルフハイスが一人で違いを作って先制、その後もベルフハイスがスペースを得て2点目とベルフハイスのFKでルーク・デ・ヨングまで決めてなんとなくの快勝に。まぁこういう試合もあります。全体的には中盤がそれほど悪くなかったのと、あとはデパイのシンプルなボールロストがせめて半分くらいになればという・・・
いろいろありましたがアドフォカートはこれで退任。このまま大人しく監督キャリアも終えるか、どこからかまた話を貰ってやる気になるかは分かりませんが、引き継いでから7試合で6勝と結果だけでもオランイェのムードを変えたのはさすがの仕事でした。後はKNVBが新TDを決めて、そこから新ボンズコーチが誰になるかのお楽しみです。