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欧州戦POsフィナーレ第2試合結果 死力を尽くしたユトレヒトが劇的に最後の欧州チケットを獲得!

Play-offs om Europees voetbal: finale

zondag 28 mai 2017

12:30 FC Utrecht - AZ 3-0 s.s. 4-2

13’ Willem Janssen 1-0 / 28’ Sébastien Haller 2-0 / 82’ Gyrano Kerk 3-0

Rood: 67’ Derrick Luckassen

アウエーで3-0負けのユトレヒトはハルデフェルトの代えてブラーフハイトをスタメン起用し、トゥルペーを入れて出場停止のアムラバトの代わりにクライベルを中盤に。AZはスタメン変わらず。

出だしから予想通り猛攻を仕掛けたユトレヒトがAZを圧倒すると、ラビアトのFKがポスト直撃のリバウンドをヴィレム・ヤンセンが蹴り込んで理想のシナリオ通り早々に追い上げのゴール。感情を前面に押し出して激しくプレーするユトレヒトに対して次第にAZも応じてピッチ前面でハイテンションの競り合いが続く試合に。その中でもユトレヒトが圧倒的優勢の流れは変わらず、30分直前にはアユプのシュートのリバウンドをハレルか決めて2-0. 両ベンチもヒートアップしてJPデ・ヨングとデニス・ハールが激しく口論に。逆転を信じてスタンドが大声援を送り、AZもコントロールを取り戻そうと何とかピンチを凌いでHT.

後半も前に前にプレッシャーをかけ続けるユトレヒトに対してAZがコントロールできずに圧倒される展開。50分にトゥルペーが負傷してvdマーレルに交代。AZもスーンチェンスに代えてリーンストラ投入。しかしAZが1本もシュートまでいけないまま残り25分、オフサイドラインぎりぎりから抜け出したケルクをルカッセンが倒して当然の一発退場。これでAZはステンスを下げてハツィディアコスを入れて逃げ切りを狙い、ユトレヒトブラーフハイトに代えてバラジテを投入して勝負の終盤。ケルクがフラールとの1対1を制してベストチャンスもまさかの枠外もCKからヴィレム・ヤンセンのヘディングがバーを直撃、リバウンドをケルクが押し込んで遂に2試合通してタイに。4分のロスタイムのラストプレー、ラビアトのシュートのこぼれ球の競り合いからハプスがファールを取られてユトレヒトにPK判定。 しかし退場のリスクを冒してハレルを挑発したクルルが結果的にハレルとの勝負を見事に制して劇的に延長に突入。ハレルはユトレヒトでのラストゲームでのPK失敗で16回連続成功記録が遂にストップ。

延長はユトレヒトがやや落ち着きつつ10人のAZを押し込む展開。しかし数回あったチャンスを決められず、ユトレヒトも遂にエネルギーが尽きてブラマが動けなくなり、トッププレーを見せていたラマダン中のラビアトも限界を超える状態。AZもようやくゴールに迫れるようになり、CKからリーンストラのヘディングが枠外に飛んで114分目にして初シュート。直後にはドス・サントスにベストチャンスもイェンセンのセーブでPK戦に突入。

先攻ユトレヒト1人目のハレルがしっかり決めたのに対し、AZは1人目ハツィディアコスがバーの上に飛ばし、3人目ファン・オーフェレームがイェンセンに止められ、ユトレヒトも4人目のルートヴィヒがバーの遙か上に飛ばしたが、最後はバラジテが冷静に決めて決着。

実に非オランダ的なハイテンションでヒートアップした死力を尽くし合う死闘は情熱と戦術で優ったユトレヒトが1試合目の0-3ビハインドを見事に跳ね返し、昨シーズンのリベンジも見事に果たして欧州戦POウィナー。AZは凄まじく好戦的なユトレヒトに対抗出ず、ベーカーフィナーレ敗戦に続いて悲劇的な結果で来シーズンの欧州戦は無しに。

エリック・テン・ハフ

「何度も聞いたことのある言葉だからすぐに口にしたくないが、1試合目の結果から逆転できたことはスタッフと選手たちを信じられないほど誇りに思う。可能性がまだあるのは分かっていたし、この1シーズン我々は奇跡的なパフォーマンスを何度も見せてきた。選手たちは大きな賞賛に値するよ。感情というファクターを意識して我々はプレーしたし、それを全面に押し出さなければいけない」

「ハレルがPKを蹴る時に外すとは実際思っていなかった。延長はもう文字通りプレーできない選手たちが数人いたが、それでも彼らはやり続けた」

「多くの選手にとって何かを成し遂げるためにどれだけのことをやらなければならないかの証明になったと思う。それができれば本当に多くの事を成し遂げられるんだ。それこそ自分が思っているよりずっと多くの事をね。我々は2年かけてそういうメンタリティを育ててきた。確信、信じる気持ち、粘り強さ、抵抗力、そして自信。それがタイトルを獲れるか獲れないかを決めるんだ。我々は何度もそのポジションにいたが、木曜のようにそういうメンタリティを示せていなかった。しかし実際我々はまだ何かをやり遂げた訳では無い。まずはこの喜びを味わうが、その後は欧州戦に向けてプランを立てる。水面下ではすでに動いているよ」

セバスティエン・ハレル

「もっと美しい締めくくりにしたかったんだけどね。でも素晴らしい結果。僕は常にチームを頼りにできていた。今日だけで無く、シーズンずっとだ。このチームは本当に素晴らしいよ。みんなのことを恋しく思うだろうね」

ジョン・ファン・デン・ブロム

「激しい試合だった。我々はユトレヒトが発揮した感情とバトルに付き合いすぎてしまっていた。リバウンドからの3失点は自分たちの責任と言うべき。ユトレヒトはバトルの中で我々よりも良いモノを見せていた。クルルがPKを止めてまだ我々が得点できるかもと思ったが、それも成功しなかった。ああいうPK戦は自分たちが悪い側に立ってしまえばホラー映画のようなもの」

「我々は90分間ほとんどやれていなかったし、さらに10人にもなってしまったが、延長でまだゴールを狙おうとしていた選手たちはもの凄く立派だと思う。これで来シーズンは欧州戦無し。いまの我々は低調な試合をしているし、他のことを取り組むのにこれでまた有効に時間を使える」

ロン・フラール

「何を言えば言い?勝者としてここにいられなかったのは自分たちの責任。フィジカル・パワーで競り合いに来る彼らのプレーは分かっていたけど、僕らはフットボールでそれに対抗できなかった。こういう終わり方になってしまったのは本当に辛い。彼らのプレッシャーかわしてフットボールをしようとしたけど全くできずにロングボールを何度も蹴ってしまった。12分で1-0にされて彼らを調子にのらせてしまったのも苦しくなった要因。何も得られなかったのが辛い。僕らはあまりに不安定だった。それが今日また出てしまった。終わってみれば勝利に相応しくも無かった」