フェイエノールトはケルクラーデでの苦しい午後に3ptsを獲得。残り20分でディルク・カイトとエルジェロ・エリアのゴールによってチームはリーグ戦再開の試合で重要な勝利を挙げた。
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストは試合開始直前に、間違いなく深く下がってスペースをほとんど与えてくれないローダJC相手にフェイエノールトには簡単な午後とはいかないだろうと予言していた。さらに監督はフェイエノールトが1月のエールディヴィジ ここ22試合でわずか3勝しかしていないという数字も見ただろう。
リーグ戦再開に際してこれはほぼ絶望的な数字と言えるが、しかしフェイエノールトはシーズン後半戦第一歩目で踏み外さないためのレシピもすでに分かっていた。そのためにはケルクラーデの人工芝でテンポを高く保ち、チームに多くの流動性が必要だった。
ただ言うのは実際にやるより簡単というのが証明される結果に。フェイエノールトはボールを持った時にあまりにも選択ミスが多く、HtまでFW陣との連携をなかなか作れなかった。危険なシーンを作れたのは数回のカウンターだけだったが、その中でもスティーヴン・ベルフハイスのシュートはゴール前を通過。
ローダJCはHT直前に前半最大のチャンスが訪れるも、キャプテン トム・ファン・ヒフテが至近距離からバーに当てて前半終了の笛を鳴らした。
これが後半に向けてホームチームからの重大な警告となったが、それでもファン・ブロンクホルストのチームはHT明けも変わらず苦戦。だが同時にチームの労働意欲には何の問題も無く、ウィンターストップ明け初戦では結果が何よりも重要と全員が自覚していた。
その意味ではボールが一度上手く転がるのを待つだけだったが、それが起きたのは残り20分。ベルフハイスのクロスからローダJCのDFを経てカイトにボールが届くと、キャプテンは躊躇すること無くオフサイドポジション際からゴール上部へボールを突き刺した。
こうしてカイトがチームに多少息をつかせ、同時に試合の最後の部分でテンポを上げるだけの自信も与えた。最後の一撃を決めたのは終了直前にエルジェロ・エリア。ニコライ・ヨルゲンセンのパスを受けてのシュートでGK ベンジャミン・ファン・レールを破った。
Roda JC - Feyenoord 0-2
Scorverloop:
69’ Dirk Kuyt 0-1
88’ Eljero Elia 0-2
Scheidsrechter: Kevin Blom
Gele kaart: geen.
Opstellingen:
Roda JC: Benjamin van Leer; Martin Milec, Daryl Werker, Chris Kum, Ard van Peppen; Tom van Hyfte, Adil Auassar, Mikhail Rosheuvel (77’ Nestoras Mitidis), David Boysen (66’ Mitchel Paulissen), Abdul Ajagun; Thanasis Papazoglou (88’ Dani Schahin).
Feyenoord: Brad Jones; Rick Karsdorp (89’ Bart Nieuwkoop), Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden, Terence Kongolo; Dirk Kuyt, Tony Vilhena, Jens Toornstra; Steven Berghuis (76’ Bilal Basaçikoglu), Nicolai Jørgensen, Eljero Elia.
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「勝利はいつも嬉しいし、それは今日も同じ。今シーズンほとんどチャンスを与えていないチームであるローダJC相手に難しい試合になるのは分かっていた。しかし彼ら自身もゴールを決めるのに苦労しており、それは今日も見ることができた。勝ってシーズン後半戦に良いスタートを切りたかったし、それができて良かったよ」
「まずまず上手くいっていたと思う。特に前半は普段の我々がやれているプレーテンポでは無く、チーム全体が低調ではあったがね。各ラインをコンパクトのするこがなかなかできなかった。HT直前にはローダに大チャンスがあって我々は運良く助かったが、しかし試合全体を見れば我々はほとんどチャンスを与えていないと思うし、後半は良くなって最終的には勝利するだけの十分なチャンスを作っていた。我々が得点を決めることはできると自信をもっていたよ。我々は今シーズン何度も終盤に得点を決めているからね。それは理由の無いことでは無い。やり続ける我慢強さが我々のクオリティの一つ。今日も2つ決めることができたが、多分もっと決めなければいけなかっただろう」
「我々がテンポを上げることができればチャンスを作って得点することはできる。先制後はチームが何をすべきか分かっているのも見れた。競り合いに力強く、プレーに多くの毒を入れることだ」
「人工芝でのプレーは難しいもの。我々はほとんどの試合を芝でやっているが、人工芝が別物なのはスルーパスやトラップなどを見れば分かる。人工芝では別のフットボールだが、それに対応できなければいけないし、それはテーマでは無い。重要なのはプレーでアリ、どうやってローダを痛めつけられるか。勝ったのだから素晴らしい週末。私は喜んでいるよ」
「先制点はオフサイド?ごく僅かだろう。主審が笛を吹いても吹かなくてもおかしくない。相手が抗議しなかったのがシグナル。線審にとっても見づらかったと思う」
「ヨルゲンセンは今日はゴールを決めなければいけなかったが、重要な存在なのは変わらなかった。それは0-2の際のアシストを見れば分かる」
https://www.fr12.nl/nieuws/40629-gio-dat-hadden-er-misschien-wel-meer-moeten-zijn.html
ディルク・カイト
「ウィンターストップ明け最初の試合はいつだって慣れが必要。重要なのは試合に勝ったこと。ウィンターストップ前のレベルにまだないのは当然。でも良い面も出ているし、それが前進する良いベースになる」
「ローダは非常に組織的にプレーするチーム。PSVもアヤックスもここではかなり苦しんだ」
https://www.fr12.nl/nieuws/40628-kuyt-was-het-buitenspel%3F-niet-meegekregen.html
エルジェロ・エリア
「最初の試合はとても重要なもの。ヨルゲンセンがパーフェクトなボールを戻してくれたから、逆隅に上手く決めることができたよ」
「サポーターはゴールを楽しいフットボールを見たいんだ。後半の僕らは力を見せられた。ローダがどういう相手かはみんな分かっているし、前半はかなり苦しんだけどね。後半はよりオポチュニスティックにプレーし、たくさんチャンスを作れた」
「エル・アマーディの穴は確かにあるけど、トニーが上手く埋めている。来週はもっと良くなると期待しているよ。満足?いや、僕は決して満足はしない」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/28379/elia-ik-zet-sowieso-mijn-wekkertje
ニコライ・ヨルゲンセン
「誕生日に得点できたら素晴らしかったけど、僕らが勝ったのが最も重要なこと。ここで勝つのが大変なのは分かっていた。ローダは得点は多くないけど、失点も少ないからね」
https://www.fr12.nl/nieuws/40631-het-was-mooi-geweest-om-te-scoren-op-mijn-verjaardag.html
快勝できたら今後に明るい見通しが持てるなぁと期待してましたが、やはり例のごとく苦戦。カリム云々以前に単純に雑だったので、むしろこれだけミスがあるとテンポを上げられないのも仕方ない気が。
まぁいろいろありますが、昨シーズンの苦い思い出が残っていたか、出だしからずっと慎重すぎるほど慎重で両バックがほとんど上がらず、ノーリスクで崩せるまでやり続けよう精神が発揮されて逆効果に。人工芝でgdgdになるのはいつも通りですが、それにしても今日は酷かったです・・・普通に考えて負け試合の内容ながら、相手がさらにgdgdなローダだったのが不幸中の幸いか。
後半も言うほど良くなってた気はしませんが、ディルクの先制点が大きく、その後は何の問題も無し。ニコライが決められれば良かったですが、しっかり2アシストでこちらも単独トップに。
来週はデ・カイプに戻ってヴィレムII戦。さすがにもうちょっと良くなるでしょうが、早めのプレッシャーを掛けてくる相手に判断の遅さが目立つトニーがちゃんとやれるかという問題が。