フェイエノールトはリスト最上位でウィンターストップに入る。土曜夜に完売のデ・カイプで力強いシーズン前半戦はフィテッセ相手にスティーヴン・ベルフハイス(2x)とエルジェロ・エリアのゴールによる3-1の勝利で綺麗に締めくくられた。日曜に直接対決する、後続のアヤックスとPSVとの差は少なくとも3ptsで留まることに。
フェイエノールトにとって土曜の夜は3pts以上の意味があった。まず何よりもチームは2000年以来となるシーズン前半戦ベストチームの冠を正式に得られるからであり、それに加えて選手たちは良いフィーリングでウィンターストップに入りたかったからだ。その点で昨年良いシーズン前半戦を送った最後にN.E.C.とのアウエーゲームに敗れた昨年の記憶はまだ新鮮なまま残っていた。
その結果、この数週間 スパルタ戦、AZ戦、ADOデン・ハーグ戦の大勝で好調さを見せていたフェイエノールトは再び精力的なパフォーマンス。フィテッセ相手にもチームは簡単にネットを揺らせることを、エリアの先制ゴールで早々に示した。カルスドルプのクロスから、ファーポストでエリアはケルヴィン・レールダムから抜け目なくボールを奪い、そのままシュートも決める。
それでもリードしてHTに入るために終盤にエリアのクロスに飛び込んだベルフハイスのゴールが必要だったのは、前半半ばにミケル・ネロムのざるなパスのせいだ。このDFは組み立てで主審 デニス・ヒフラーの存在を見落とし、そこからフィテッセがスピーディなカウンター。その最後にアンダーネ・ティガドゥイニがボレーでネットを揺らした。
ベルフハイスのヘディングでの得点直後、大きな拍手と共にHTに入れたのはフェイエノールトのパフォーマンスへの評価だけで無く、この試合にリードしたことで大差でウィンターストップに入れそうだという安堵感でもあった。
そして3-1になって初めてヘット・レヒューンは穏やかにウィンターティートルをお祝い。このゴールを決めたのもデ・カイプに安堵感をもたらしたベルフハイス。中央での見事な連携から受けたボールを右サイドからゴール逆隅に正確に流し込んだ。
その後も何度かスタンドに喜びのムードが生まれ、カリム・エル・アマーディがイエローカードも受けた時も歓声が上がった。このMFはこれでウィンターストップ明け最初のローダJCケルクラーデ戦は出場停止だが、その試合は彼はモロッコ代表でアフリカ・カップに参加するためいずれにせよ欠場することが決まっている。
その後デ・カイプにはもう緊張感は生まれず、フェイエノールトは試合をコントロール、途中出場 イェンス・トールンストラから最大のチャンスもあった。試合終了の笛の後にチームは万雷の拍手を浴び、これはシーズン前半戦のパフォーマンスを考えれば相応しいと言う他無いだろう。選手たちもヘット・レヒューンに感謝の挨拶をし、日曜のアヤックスとPSVの直接対決でどれだけ大きな差でウィンターストップには入れるかが分かる。
Feyenoord - Vitesse 3-1
Scorverloop:
15’ Eljero Elia 1-0
24’ Adnane Tighadouini 1-1
42’ Steven Berghuis 2-1
57’ Steven Berghuis 3-1
Scheidsrechter: Dennis Higler
Gele kaarten: Nelom, El Ahmadi (Feyenoord), Van Wolfswinkel (Vitesse)
Opstellingen:
Feyenoord: Brad Jones; Rick Karsdorp, Eric Botteghin, Terence Kongolo, Miquel Nelom;
Karim El Ahmadi, Dirk Kuyt (83’ Bilal Basaçikoglu), Tonny Vilhena; Steven Berghuis, Nicolai Jørgensen, Eljero Elia (60’ Jens Toornstra).
Vitesse: Eloy Room; Kelvin Leerdam, Guram Kashia, Maikel van der Werff, Kosuke Ota; Navarone Foor (83’ Mohammed Osman), Lewis Baker, Marvelous Nakamba; Milot Rashica (67’ Nathan De Souza), Ricky van Wolfswinkel (74’ Yuning Zhang), Adnane Tighadouini.
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「勝てば嬉しいし、3-1で勝てばスーパー。特に6日間で3試合というタフな時期だったのを考えればね。選手たちが最後まで前に出ようとするのを見れたのは素晴らしいこと。常に良かった訳では無いが、この試合の大部分でチャンスを作っていたし、ゴールも決めた。相応しい勝利。チームとしてこの期間にこういうパフォーマンスを発揮できたのは監督にとってファンタスティックなことだ」
「試合の入りは良く、その結果先制も相応しかった。1-0にした後もフィテッセにプレッシャーを掛けていき、ベンチですぐ2-0にできると感じていたが、その代わりに主審とのワンツーから1-1になってしまった。主審はHTに謝罪もしてくれたが、その必要は無かった。同点にされた後はちょっと雑だったが、その後はまたテンポが上がって良くなり、ゴールを目指した。後半の3点目も相応しいゴール」
「チームを誇りに思うし、今の順位を誇りに思う。我々はこれを目指してハードワークしてきたし、良いフィーリングでウィンターストップに入れる。昨年はこれができなかったからね。私にとっても、チームにとっても、クラブにとっても良い気分だが、まだシーズン後半戦が丸々ある。そこでこの数ヶ月と同じものを見せ、良い流れを継続できればタイトルを争えるチャンスは十分ある」
シーズン前半戦を振り返り
「我々は9連勝スタートという素晴らしい記録を残した。そこで大きな自信を得たことが今の順位に繋がっている。昨年と比べて我々はELでのプラス6試合を行い、良い試合も悪い試合もあったが、少なくとも良い経験になったのは間違いない。とにかくこの数ヶ月ハードワークを続けたこのチームは賞賛に値する」
前線のポジション争いについて
「これは付きもの。選手たちは競争することにしっかり対応している。みんなプレーしたがっているし、私を非常に悩ませてくれている。だが実際のところ毎週こういう全員が好調という難しい選択をしたいね」
エル・アマーディのイエローカードについて
「彼とその話はしていなかったよ。カードは彼のプレーには付きもの。今日もまたイエローカードをもらい、それは我々にとって良いことではあるが、それについて彼と話していなかった」
アフリカ・カップ中のエル・アマーディの代役について
「選択肢はいくつかある。これから数週間で考えなければいけない。補強に出るつもりは無いよ」
ウィンターストップ明けに復帰するフェルメールとファン・ベークについて
「ケネトは良い状態に見えるし、すでに我々のトレーニングに復帰している。トレーニングキャンプは帯同するだろう。素フェはまだ様子を見る。まだそれほど多くのことはできない」
日曜のトッパーについて
「重要なのは自分たちが勝つこと。明日はどうなるか見てみよう。少なくとも2チームの内一つは勝ち点を落とす。明日はチームみんなでクリスマスディナーだから、その前にみんなで試合を見るよ」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/28052/als-je-ziet-hoe-die-jongens-ervoor-gaan-dan-is-dat-mooi
https://www.fr12.nl/nieuws/40325-van-bronckhorst-ik-wil-elke-week-deze-keuzes-maken.html
ディルク・カイト
「スタメンに驚き?いや、監督から何も聞いて無くても僕は自分がプレーすると確信している」
「僕らは完全に自分たちのことに集中しなければいけない。それにフェイエノールトで何が起き得るかを見れば… ウィンターストップに入るのは本当に残念。でもまだまだ道のりは長い。僕らは昨年に比べて何歩もステップを踏んでいる。とにかく今は休んで後半戦にまた照準を合わせないとね」
「僕にとって大事なのはチームのパフォーマンス。そして形のあるタイトルが帆sうぃい。昨年はベーカーでそれを果たしたけど、僕らはもっと多くのものを望んでいる。良い方向に進んでいるけど、まだ半分終わっただけ。自分がこのチームのキャプテンなのを誇りに思うよ。僕らはこの1年半で大きく前進した」
https://www.fr12.nl/nieuws/40327-kuyt-ik-wil-iets-tastbaars-maar-we-zijn-pas-op-de-helft.html
スティーヴン・ベルフハイス
「FWとしては決定的仕事ができるのはいつだって気分が良いし、良い結果に貢献できて嬉しいよ。僕らはガスを入れればかなり危険な存在になれる。前半はそれがちょっと低調だったね」
「僕らはこれだけ説得力のあるプレーをしてかなり多くのゴールを決めているし、ウィンターカンピューンは正当な結果。僕らはこの半年間 Manchester United戦やPSV-uitといった試合で素晴らしい瞬間を経験した。ゴー・アヘッド戦という最低な時もあったけど、それに上手くリアクションできた。このチームは上手く行っている。ウィンターストップがタイミング悪く来たとは思わないと。ウィンターストップ後もすぐこの状態を取り戻せるはず」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/28051/berghuis-we-hebben-geweldige-momenten-beleefd-het-eerste-halfjaar
カリム・エル・アマーディ
「意図的にイエローカードを貰うのは難しいもの。貰えるタイミングをしっかり判断しないといけないけど、そのタイミングが上手く来てくれた。僕らはもう3-1でリードしてたし、正真正銘のイエローカードだったね」
「僕らはホームではいつだってゴールを決めている。フィテッセは難しい相手だけど、僕らがガスを入れれば相手を上回れる。失点は主審に妨害されて僕らにとってはかっこうわるいものだったね。でも主審を責めることもできない」
「僕らは対象外扱いされたり、良いフットボールをしていないと言われた時期もあった。ゴー・アヘッド戦とFenerbahce戦の後にファイトして立ち直り、この数週間はかなり良いプレーになった」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/28053/el-ahmadi-we-zaten-in-een-fase-dat-mensen-ons-hadden-afgeschreven
意表を突いてイェンスを外してきましたが、ディルクが良い仕事をしてくれて全く問題なし。前半それほど優勢な感じでは無かった感はあるもののエリアが仕事をして先制してからは優勢に…なったところでネロムがやらかして失点しましたが、そこからしっかりガスを入れ直して相手を押し込み、後はほぼ一方的。
3得点でニコライが全くゴール&アシストで絡まないのは珍しい気がしますが、今日は両サイドがしっかり仕事をして違いを作ってくれました。特にベルフハイスがいると全然違います。このフォームならイェンスとディルク以上に外せない存在でしょう。エリアは連携面で相変わらずですが、フィニッシュに関わる仕事は妙にしているので、このフォームなら使い続ける価値はあります。不発に終わって何もできない試合の時が怖いですが、国内の大抵の相手には大丈夫なはず…。今日はリックがあまりフィットしていないのもあって両バックが大人しかったのが物足りない部分だったものの、フィテッセの両バック相手なら特に問題にもならず。ニコライもゴールには絡まなかったもののポストプレーでしっかり貢献し、周りがもっと決めていけば彼が決めるのも楽になるはず。
テレンスも戻ってきてほぼ満足の前半戦でした。この数年を考えれば不満の持ちようなど無いんですが、いくつか勝ちたかった試合があったのも事実。まぁクリスマス・バカンスを挟んで後半戦です。問題はとにかくカリムの代わりをどうするか。これはもう答えなど無いので何とかするしかないですが…