フェイエノールトはデ・カイプで問題なくベーカー戦ベスト16へ進出。チームは後半エルジェロ・エリア、エリック・ボテギン、イェンス・トールンストラ、マルコ・ヴェイノヴィッチのゴールでエクセルシオールに4-0と大差を付けた。
後半早々試合を決めるために、フェイエノールトには必要だった時間はわずか2分。大チャンスをいくつも逃した前半の後、チームはHT明けすぐに2回ネットを揺らすことに成功した。
先制点の大部分はリック・カルスドルプの功績。この右バックはイェンス・トールンストラへのパスで自ら始めた攻撃から、ゴール前でボールをヘディングで戻し、エリアはゴールに向けて最後の一押しをするだけで良かった。アヤックス戦で肩の怪我からの復帰を果たしたFWはこれで自身のスタメン復帰をゴールで飾ることに。
2分後にはトールンストラのCKからボテギンンがフリーになり、止めようのないヘディングでゴール。
これでフェイエノールトは優勢さをスコアボードに反映できなかった前半から、すぐに不確定要素を全て終わらせることに成功。前半45分間の展開はHTのスタッツを見れば十分説明できるものだった。フェイエノールトのボール支配率は80%近く、パス回数はビジターチームの2倍以上、エクセルシオールのシュート数が1本なのに対してホームチームは10回以上のシュートチャンスを作ったが、それでmスコアボードは0-0のままだった。
HTのスコアは大部分がエクセルシオールのGK フィリップ・クルトーの功績と言える。彼は前半最後の15分間でビラル・バサチコグル、レナート・ターピアと続いた2回のヘディングに対して素晴らしいセーブ。特にターピアのシュートに対してのセーブはより大きな賞賛を受けるに値するものだった。
同時にフェイエノールトはHTにまだ同郷チームに点差を付けられなかったことに対して自分たちを責めるべき点もあった。ボールを持った時のコンビネーション・プレーはパターン化されてい相手を混乱に陥れるにはてあまりにも読みやすかった。
そのため、危険なシーンの大部分は個々のアクションや狡猾さからであり、例えば前半半ばにヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデンが最終ライン上で相手を抜き去ったが、そのクロスを決めることは誰もできず。
後半のフェイエノールトは安全なリードを得たことでフットボールをするスペースも広がった。カリム・エル・アマーディの交代(マルコ・ヴェイノヴィッチに)でキャプテンマークを巻いたトールンストラが残り15分でそれを突く。カルスドルプがエクセルシオールのDF陣のハイドのスペースを素晴らしいパスで突いて再び好調さを示し、トールンストラが左足でネットを揺らした。
終了直前にはヴェイノヴィッチが遠目から正確にボールを転がして最終スコアに。このMFにとってフェイエノールトでの公式戦初ゴールとなった。
Feyenoord - Excelsior 4-0
Scorverloop:
48’ Eljero Elia 1-0
50’ Eric Botteghin 2-0
75’ Jens Toornstra 3-0
84’ Marko Vejinovic 4-0
Scheidsrechter: Kevin Blom
Gele kaarten: 72’ Michiel Kramer (Feyenoord), 33’ Jurgen Mattheij, 83’ Stanley Elbers (Excelsior)
Feyenoord: Brad Jones; Rick Karsdorp (78’ Bart Nieuwkoop), Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden, Lucas Woudenberg; Jens Toornstra, Karim El Ahmadi (70’ Marko Vejinovic), Renato Tapia; Bilal Basaçikoglu, Michiel Kramer, Eljero Elia (63’ Steven Berghuis).
Excelsior: Filip Kurto; Khalid Karami, Jurgen Mattheij, Milan Massop, Leeroy Owusu; Hicham Faik, Alfredo Gomes Ribeiro (78’ Kevin Vermeulen), Ryan Koolwijk (73’ Stanley Elbers);
Jeffry Fortes, Nigel Hasselbaink, Danilo Pantic (78’ Mike van Duinen).
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「我々はかなり宇優勢だったし、1分目からゴールが決まってもおかしくなかった。実際前半の内に我々のゴールが決まっていははず。何度もヘディンチャンスがあったが、GKに悉く見事に止められた。ただ前半のピッチカバーは常に良かった訳では無いし、テンポも時々低すぎた。後半はその部分が良くなった」
「後半開始5分で試合を決められたのは嬉しかったよ。あれでもっと多くの選手を休ませることができたからね。実際2-0にした後は日曜の試合のことを計算に入れていた。しかし2点差でフットボールもやりやすくなり、チームがその後もゴールを狙い続けたことは賞賛に値する」
「この勝利は特に普段あまり試合に出れない選手たちの自信になる。ヴェイノヴィッチがゴールを決めたのは素晴らしいことだし、それは他の選手たちがみんな集まって祝福するシーンも見れた。私にとって良いサイン。固く結ばれたチームだということが再び示されたからね」
「昨年でベーカー戦の勝利の意味はみんな分かっているし、とにかく重要な勝利。明日は休日にしてドローを末よ。それから二日間でsc ヘーレンフェーン-thuisへ向けて準備する」
ベルフハイスがスタメンで無かったことに
「スティーヴンはスタメンででる可能性もあった。しかし我々にはしばらく離脱していたエルジェロがおり、スティーヴンもまだ100%完全にフィットはしていない。エルジェロが今夜60分間プレーでき、スティーヴンも途中出場できたのは素晴らしいこと。監督としては全員100%フィットした状態で揃えたい」
https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-duel-na-rust-snel-beslist
https://www.fr12.nl/nieuws/39534-berghuis-bankzitter-nog-niet-honderd-procent-fit.html
イェンス・トールンストラ
「エクセルシオールがリーグ戦で対戦した時と同様に下がってチャンスを待つのは分かっていた。あの時はエクセルシオールに先制もされたけど、今日は上手く彼らに一つのチャンスも与えずにやれた。終わってみれば簡単な試合だったよ」
「HT 0-0でもパニックは無かった。僕らはかなり優勢だったし、後半もチャンスが来るのは分かっていた。大事なのはチャンスを決めること。僕らはそれを実行もした。後半すぐに2点が決まって落ち着いて試合を終わらせることができた」
「僕のゴールはリックと目が合い、フリーで抜け出して上手く決められた。良いパスと綺麗なゴール」
「僕らはベーカー戦を『間の試合』とは見ていない。昨年ベーカーを獲った事で良いことがたくさんあったしね。今のチームの好調さがずっと続くかどうかは僕には分からないけど、この調子を続けていきたい」
https://www.fr12.nl/nieuws/39531-toornstra-het-was-uiteindelijk-een-makkelijke-wedstrijd.html
ルーカス・ヴァウデンベルフ
「僕らは90分間優勢だった。前半上手くボールを回していたけどゴールだけ決められなかった。後半も落ち着いてやり続け、HT明け5分で2点決め、その後は上手く試合を終わらせた」
「このチームの力は全員が必要な時に準備ができていること。選手には調子が落ちる時も来るからね。今日はみんな良い結果を出そうと全力を出していた。だから良い夜になったよ」
エルジェロ・エリア
「僕のキャリアで最も不格好なゴールだったけど、重要なゴール。僕らには多くのチャンスがあったけど、前半エクセルシオールのGKは良い試合をしていたからね。でも後半は彼ももうボールを掴めなかった」
「Filippo Inzaghiは今夜の僕のようなゴールをキャリアで常に決めていた。彼はああいうゴールでヴェレルト・スピッツまでになった。普通なら僕はああいう瞬間にいないけど、今回は上手くポジションにいたし、運が味方してくれた」
「昨夜はリックと同室だったんだ。playstationenで遊んでいる時に彼が『僕が君にアシストするか、君が僕にアシストするかしよう』と言っていた。リックからのボールは空から天使が下りてきたようなもので、笑いが止まらなかったよ」
https://www.fr12.nl/nieuws/39533-elia-dit-is-het-lelijkste-doelpunt-uit-mijn-carri%E8re.html
マルコ・ヴェイノヴィッチ
「自分のゴールと勝利でとても嬉しい。僕らはとても一体感の強いグループだと思う。途中出場でもみんな自分を証明したいと望んでいる。そのためにみんな100%を出そうとしているんだ。僕も途中出場で自分を示したいけど、今シ-ズンはほとんどチャンスが無かった。だからチャンスを貰った時はそれを掴みたい」
https://www.fr12.nl/nieuws/39536-vejinovi%3F-dit-seizoen-weinig-kansen-gehad.html
普通に圧勝。多少スタメンを入れ替えましたが、エクセルシオールの方が入れ替えていたので、まぁ順当と言える内容と結果。
前半は多少慎重な攻撃で始まってなかなか前掛かりになれませんでしたが、エールディヴィジで先制された反省からか、まぁああいう展開になるのもしょうがないでしょう。実際それなりにチャンスは作って相手には一つのチャンスも与えなかったので、まずまずの出来。後半はリックを中心に先制してCKからの追加点でほぼ勝負あり、とパワー消耗度の低い、珍しく楽な試合で良かった良かった。
エリアはアクションを起こす回数はまだ少なく、その割にボールを失ってましたが、ルーカスとの連携がちょっとぎこちなかったのでまだまだこれから。途中出場のベルフハイスもまだ万全では無いとのことで、もうしばらくスタメン入りは無さそう。やはり意外にターピアが一番頑張っていて、これでトニーかカリムが抜ける状況になってもいきなり危機は避けられる感じに。