フェイエノールトは2015-2016シーズンをN.E.C.に1-0勝利で締めくくった。クラブトップスコアラー ディルク・カイトが自身19ゴール目でこの試合唯一のゴールを決め、監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは今シーズン34試合 63ptsで終了。ヤーリ・スフールマンが終了直前にフェイエノールト1での公式デビューを果たしている。
ベーカー獲得と先週すでに3位を決めたことで、フェイエノールトにとっては事実もうデ・カイプで得るものも失うものも無い試合だった。選手たちは最終戦に向けて観客のために良い形でシーズンを終えたいと語っていたが、それを実現するまでにしばらく時間がかかった。それはもしかしたら真っ青の空と照りつける日差しで25℃を超えた天気のせいかもしれない。
当初 観客も主にこの天気を楽しんでいたが、フェイエノールトは30分を過ぎてようやく危険なシーンを作る。トニー・フィレーナがエルジェロ・エリアのスピードを正確に測ったパスを出したが、クロスはヤニロ・ビケールにブロックされてカイトには届かず。ボールはクロスバーの上部に当たってピッチに戻ったが、フェイエノールダーの足元には来なかった。
これがホームチームに訪れた多くのチャンスの序章となり、特にビラル・バサチコグルを通して危険なシーンが生まれる。前半カリム・エル・アマーディのパスからこのFWが抜け出したが、シュートはGK バルト・ジョーンスの足に。後半も彼が自らN.E.C.のGKに向けて抜け出すチャンスを作ったが、今回はポストに当たって得点できず。
カイトが後半10分に突然GKと1対1に。ふくらはぎの怪我から戻ったキャプテンはリック・カルスドルプのパスで裏に抜けて簡単にジョーンスをかわすと、冷静に今シーズン19ゴール目。この先制点は欧州戦POに向けて勝つしかないN.E.C.はもうリングにタオルを投げ入れたように見え、フェイエノールトにとっては点差を広げるチャンスが。しかしチームはそれを決めることができず、試合を早々に決定づけるだけのシャープさも無く、エリック・ボテギンのヘディングも不運にもポストを直撃。
そのためケネト・フェルメールにもまだ活躍のチャンスが来た。このGKは残り20分にクリスティアン・サントスのシュートを見事にセーブし、先週同様ゴールを無失点に守る。これで今シーズン19勝目には十分であり、ヤーリ・スフールマンもようやく試合に出ることができた。18歳のMFは終了3分前にトニー・フィレーナに代わってピッチに入り、今シーズン最後にフェイエノールト1で公式デビューを果たした。
Feyenoord - NEC 1-0
Scoreverloop:
55’ Dirk Kuyt 1-0
Scheidsrechter: Ed Janssen
Gele Kaarten: Marcel Appiah, Navarone Foor (NEC)
Opstellingen:
Feyenoord: Kenneth Vermeer; Rick Karsdorp, Eric Botteghin, Terence Kongolo, Miquel Nelom; Jens Toornstra, Tonny Vilhena (87’ Jari Schuurman), Karim El Ahmadi; Bilal Basaçikoglu, Dirk Kuyt (75’ Anass Achahbar), Eljero Elia (51’ Simon Gustafson).
NEC: Brad Jones; Marcel Appiah, Dario Dumic, Rens van Eijden, Lucas Woudenberg;
Janio Bikel (67’ Jay-Roy Jornell Grot), Marcel Ritzmaier (64’ Mohamed Rayhi), Gregor Breinburg;
Navarone Foor (82’ Joey Sleegers), Christian Santos, Anthony Limbombe.
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「暑さで今日の環境は簡単なものではなかったしメンタル的にも目指すものが無い試合だったが、我々はやるべきことをやった。選手たち、スタッフ、そしてこの1年我々を支えてくれたすべての人たちを誇りに思う。彼らのサポートのおかげで我々はKNVBベーカーとリーグ3位でシーズンを終えられた。あとは数週間トレーニングをしてからバカンスを楽しもう」
「これで我々はシーズだけでなく、とても良い期間を締めくくることができた。これで15試合無敗。それに我々はシーズン前半も良かったが、7試合勝利無しの期間によってティートルを争うことができなかった。コンスタントでは無かったということ。監督としては多くを学べた1年だったよ。特に苦しい時期にはチームプロセスの中でいろいろなことが起きる。来年はそこに注意していきたいそ、クラブとしてもあの時期から学ばなければいけない」
「アヤックスが追いつかれた時のスタンドからの歓声は聞こえたよ。私はアヤックスもPSVもどちらにティートルを獲って欲しいという気持ちは無かった。私の気持ちはフェイエノールトにあるからね。シーズンの最後にカンピューンになったものがそれに相応しかったということ」
https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-%E2%80%98trots-op-het-team%E2%80%99
http://www.fr12.nl/nieuws/37232-van-bronckhorst-ziet-leerpunt-in-verstoord-groepsproces.html
ディルク・カイト
「アヤックスがドゥーティンヘムで勝ち点を落としてPSVがカンピューン。これがフットボールだ。あり得ないようなことだけど、結局は34試合を終えて一番なチームが正当なカンピューン。僕らは二つのタイトルを目指して一方しか獲れなかった。とても微妙ななのはみんな分かっている。でも友人のフルーネンダイクがエクセルシオールで残留できて嬉しいよ」
「契約延長にサインはまだしていない。ファン・ヘール、フッデ、ファン・ブロンクホルストとは良い話ができた。僕は心配していないし、フィットしているのを感じている」
http://www.fr12.nl/nieuws/37231-kuyt-wij-streden-om-twee-prijzen-en-hebben-er-%E9%E9n.html
ヤーリ・スフールマン
「12年間フェイエノールトで過ごしてフェイエノールト1でデビューできたんだから素晴らしいこと。僕はユースの前世代を通ってこの1年半はトップチームのトレーニングに加わっている。先週始めてベンチに座ったけど途中出場は無かった。今日出れてとても素晴らしい気分だ」
「緊張はしてなかった。残り5分でもうほとんど終わった試合だったからね。とにかく楽しみにしてたんだ。中に入る時にペーター・ハウトマンが僕の名前を読んでデ・カイプが応える、その瞬間を味わったよ。その後は普通に試合に収集したし、3ptsを獲りたかった」
「アヤックスがカンピューンになれなかったことにヘット・レヒューンが歓声を上げてた?僕はエヒテ・フェイエノールダーだし、彼らがカンピューンにならなかったのを酷いことだとは思わない。そう言っておくよ」
「来シーズンは他のクラブにレンタルされる可能性もあるけど、そこはよく話し合う必要がある。できれば残りたいけど、それも選択肢」
https://www.fr12.nl/nieuws/37233-debutant-schuurman-trots-ben-een-echte-feyenoorder.html
予想通り練習試合ムードでしたが、快晴の中で怪我無く勝ってシーズン終了。アナスがスタメンで無かったということで、最後までスピッツの3番手なのがハッキリさせられて、まぁどうするんでしょうね… ヤーリもやっとデビューですがほとんど出番なく終了。
試合は例のごとくあまりチャンスは作れず、エリアが何度か相手を抜き去ったのと、ビラルがスピードを活かして裏に抜けてはチャンスを決められない、いまさらながらなかなか頭が痛い感じです。
さて、来シーズンこそ何とかしなければいけないですが、選手の出入り云々の前にまずはシーズン査定でファン・ヘールがどうなるか。もしかしたらディルクの延長もそれからですかね…