フェイエノールトは水曜夜にオーストリアでSV Kematenとの練習試合を行い、ヤーリ・スフールマンとミチェル・テ・フレーデが共に3得点を挙げるなど1-8と大勝した。ヴェッセル・ダンマースとエルヴィス・マヌもネットを揺らし、終了直前にOliver Kuenがオーストリア人たちの面目を保った。後半にはバルト・ニューコープとコリン・カジム・リチャーズが途中出場し、このプレシーズン初出場。
オーストリアでのトレーニングキャンプ期間最初の練習試合では全選手がプレーはしないと予め発表された。セレクションの他の選手よりも合流が送れたディルク・カイト、ヨルディ・クラーシ、カリム・エル・アマーディ、ケネト・フェルメールが外れ、スフェン・ファン・ベーク、ミケル・ネロム、ジャン・パウル・ボエチウスも用心のために出場せず。彼らはピッチサイドに設置された小さなスタンドの前2列に座り、当然のごとく地元観客の注目を集めていた。
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストが試合開始からピッチに送り出したチームは序盤から攻勢、開始3分でヤーリ・スフールマンがネットを揺らした。ミチェル・テ・フレーデの絶妙のスルーパスで抜け出したレクス・インマルスからのプレゼントで、この攻撃的MFはゴール前至近距離でボールを押し込むだけで良かった。
スフールマンはこれでこの夜最初のゴール。この18歳のタレントは3人の中盤の中で二人の前に出るMFの一人として特別な効率性を示した。30分過ぎにジョーイ・スレーヘルスの見事なクロスを決めて再びゴール。後半にインマルスのヘディングをGK Dominik Djukicが弾いたのに素早く反応してこの夜自身3点目。
スフールマンのゴールの一方でテ・フレーデもまた遠慮なく存在感を見せた。このスピッツもまた3回ネットを揺らし、最も美しかったのはその1回目。ちょうど30分にスレーヘルスの鋭いFKから強烈なヘディング。スレーヘルスはこれで2アシストを刻んだ。
特に攻撃の最後の局面で正確性を欠いたことで大きなプレーは無かったが、フェイエノールトはスフールマンとテ・フレーデの3得点の後にさらに追加点。終了10分前にスフールマンのシュートのリバウンドをマヌが決め、その直前にはトニー・フィレーナのCKからヴェッセル・ダンマースがヘディングでゴール。フィレーナも自らゴールを決めておかしくなかったが、2回の見事なミドルシュートが前半はポストに、後半はGKにセーブされて運に恵まれなかった。
フェイエノールトはマヌが0-8にした後もさらにテンポを上げて二桁得点を狙ったが、最後の数分間に何度も良いチャンスがあったにも関わらずゴールが決まったのはピッチの反対側。Oliver KuenのシュートがGK ワルネル・ハーンを破り、オーストリア人の集まったスタンドでささやかなパーティをもたらした。
SV Kematen – Feyenoord 1-8
Scoreverloop:
3’ 0-1 Schuurman
30’ 0-2 Te Vrede
31’ 0-3 Schuurman
57’ 0-4 Te Vrede
60’ 0-5 Schuurman
67’ 0-6 Te Vrede
73’ 0-7 Dammers
80’ 0-8 Manu
86’ 1-8 Kuen
Geel:** Ostermann (SV Kematen), Vilhena (Feyenoord)
Opstellingen
SV Kematen: Fraidl (30’ Djukic); Ledergerber, Kovatch, Ostermann, Plunser; Yildirim, Pessler, Obmascher; Kuen, Rueti en Plunser.
Feyenoord: Hahn; Wilkshire, Dammers, Verdonk, Woudenberg; Immers (60’ Nieuwkoop), Schuurman, Vilhena; Sleegers, Te Vrede (75’ Kazim-Richards) en Manu.
http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/sv-kematen-feyenoord/verslag
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「後半の方が前半より良いプレーだったと思う。ボールテンポがかなり高くなり、ポジションプレーも良く多くのチャンスを作れた」
トレーニングキャンプ3日目を終えて
「特にフィジカル面で順調。今日は多くの選手が問題無く90分間やれた。これはとてもポジティヴなことだ。それにバルト・ニューコープとコリン・カジム・リチャーズも初出場できたからね」
9人がフル出場し、出場しなかった選手も多数
「我々はこの1週間を誰がどの試合に出るかまで含めて完全に予定立てている。日曜もまた試合があるし、そこでは今日プレーしなかった選手たちの番だ」
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-vooral-te-spreken-over-tweede-helft
ヤーリ・スフールマン
「素晴らしい夜だ。でも完全には満足してないよ。僕は多分もっとゴールを決められただろうからね。終盤はボールを受けるために前に出たけど、多分もっと上手くシュートできたはず。バーにも当てたしね。もちろんハットトリックは嬉しいけど、僕だけじゃなくチームとしてももっとシャープだったら二桁得点できただろう」
スポルトクラブ戦60分間出場に続いてフル出場
「これはもちろん歓迎。フィットしているし、オーストラ滞在を楽しんでいるよ。それに今夜の中盤での役割もやりやすかった。前に出る攻撃的MFの一人は何度もゴール前に出れるし、僕の強みである得点能力を活かせるポジションだからね」
地元のよく分からない相手でしたが、アマチュア・レベルだったおかげで久々にプレシーズンらしい大量得点。トレーニング疲れの割りに最後までフレッシュでした。素早いリスタートで出し抜かれた失点も含めて若さが良い意味でも悪い意味でも出たような。
中盤はトニーが90分間コントローラーでプレー。まぁどこでもできるのは良いことです。ヤーリはやはり攻撃的MFに専念か。ミチェルがなぜかハットトリックしましたが、3番手であることに変わりはないでしょうねぇ。高さが必要になるシーンでいると助かるのは確かですが、オファー待ちですね。