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アルクマールで敗れて3連敗(第19節AZ-uit結果)

フェイエノールトは日曜のAZとのアウエーゲームで3連敗目を喫した。アルクマールで監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは試合の様々な局面で流れに乗ることができず、結果4-2の敗戦。ホームチームは特にカウンターで致命的に効率の良さを見せた。フェイエノールトのゴールを決めたのはミヒル・クラーメルとトニー・フィレーナ。

 

中立のフットボール・ファンにとってはAFASスタディオンでの90分間はずっと楽しめるものだったが、ヘット・レヒューンにとっては全くそうではなかった。アウエーボックスからの注目のもと、監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストの男たちは前半の大部分を自分たちの手中にできず、特に守備面の組織が秩序だっていなかった。20分過ぎに勝負は完全にひっくり返され、序盤早々の先制は2分間で逆にAZを追いかける状態に。マルクス・ヘンリクセンが同点ゴールを決め、さらにテレンス・コンゴロの組み立てのミスからアリレーザ・ヤハンバクシュのパスを受けたフィンチェント・ヤンセンが容赦無く罰して2-1.

 

彼らが取り返したフェイエノールトのゴールは12分過ぎにミヒル・クラーメルによって。このスピッツはGK セルヒオ・ロシェットがカリム・エル・アマーディのシュートを抑えることができなかったのに反応し、DF リジェシアーノ・ハプスの助けも借りて0-1. そのクラーメルは30分過ぎに同点ゴールに迫ったが、ボールは混乱の末にクリアされた。この時点でフェイエノールトはさらに点差をつけられていてもおかしくなかったが、ケネト・フェルメールヤンセンのシュートを見事にセーブ。HT直前にもこのGKがドス・サントスとの対決を制し、フェイエノールトは生き残ることができた。

 

だが結局HT明け10分間でスコアボードは4-1になって死刑執行。どちらのゴールも決めたのはヤンセン。まずファン・ベークを圧倒して左足でゴール逆隅に叩き込んでチーム3点目。さらに2分後にヨリス・ファン・オーフェレームのバーを叩いたシュートの流れからの攻撃を締めくくった。

 

その後アルクマールでスコアボードに動きが無かったのは大部分が数回の好セーブで大敗を防いだケネト・フェルメールのおかげ。残り20分にはトニー・フィレーナの25mの距離からのファンタスティックなミドルシュートがバーの下を叩いてゴールの中に吸い込まれてまだ個人の成功を得たが、フェイエノールトには追い上げのゴールに近づくシーンはもう無く、4-2のスコアで痛みを和らげるに留まった。

 

AZ - Feyenoord 4-2

Scoreverloop:

12. Kramer 0-1

23. Henriksen 1-1

26. Janssen 2-1

53. Janssen 3-1

55. Janssen 4-1

72. Vilhena 4-2

 

Scheidsrechter: Richard Liesveld

Gele kaarten: Van Overeem, Janssen (AZ), Van Beek (Feyenoord)

 

Opstellingen:

AZ: Sergio Rochet; Mattias Johansson, Ron Vlaar, Stijn Wuytens, Ridgeciano Haps (54. Celso Ortiz); Joris van Overeem, Markus Henriksen, Ben Rienstra; Alireza Jahanbakhsh, Vincent Janssen (88. Robert Mühren), Dabney dos Santos (68. Levi Garcia).

Feyenoord: Kenneth Vermeer; Rick Karsdorp, Sven van Beek (61. Jan-Arie van der Heijden), Terence Kongolo, Miquel Nelom; Karim El Ahmadi, Tonny Vilhena, Simon Gustafson (56. Jens Toornstra); Dirk Kuijt, Michiel Kramer, Eljero Elia.

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/az-feyenoord-netherlands-eredivisie-2015-2016/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「相応しい敗戦。AZがカウンターで強いのは分かっていたこと。我々は試合序盤に先制し、AZはほとんどチャンスを作れていなかった。確かカルスドルプの中途半端なボールからが彼らの最初のチャンスだったと思う。そこからチームが不安定になり、1-1の後は我々にとってサバイバルになってしまった。AZもあの時間帯上手くプレッシャーをかけていたが、我々はもうコンパクトさが無くなってAZにスペースを与えてしまい、カウンターが強いチームに対しては許されないミスをいくつも犯した」

 

「これは個人のミスではなく全体での失敗。ピッチ上でチームになっていない時間帯がいくつもあった。それに私はガッカリしている。結果として年明け2連敗と思うようなスタートは切れなかった。選手たちは3位を目指して必死にならなければいけない。我々は苦しい時期にいる。先週の方が今日よりフットボールは良かった。だがフットボールには難しい時期は常にあるものだし、全員でこれを脱するためにハードワークしていくしかない」

 

「いまの連戦は重要な試合が多い。重要なのはなるべく早くこの苦しい時期を抜け出すこと。これからの数週間で自分たちの価値を示さなければいけない。まずは木曜のヘーレンフェーン戦だ」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-%E2%80%98collectief-gefaald%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/35472-van-bronckhorst-er-zijn-altijd-moeilijke-fase.html

 

ディルク・カイト

「この敗戦はあまりに痛い。口にするのも恥ずかしい。言いようはいろいろあるだろうけど、とにかく悪い。怖ろしく酷い。試合の入りはまだそれなりだったけど、その後起きたことには言葉が無い。とても心が痛む。なぜこんなパフォーマンスになったのか説明するのは難しい。自信の問題でもある。先週はそれほど悪くは無かったけど、今週は… 今シーズンここまで僕らが築き上げてきた組織が今日は消えてしまった」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/kuyt-%E2%80%98deze-nederlaag-doet-veel-pijn%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/35466-dirk-kuyt-dit-is-verschrikkelijk-ik-schaam-me.html

 

スフェン・ファン・ベーク

「今日の僕らは個人のミスが多すぎた。今日でそれが全部済んだのを願っているよ」

「僕はここ最近低調な試合だった。もう一度またしっかりやらなければいけない。僕は自分にもっと多くのことを要求している。今日のような内容は許されない」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/35470-van-beek-wat-ik-vandaag-heb-laten-zien-kan-ni.html

 

トニー・フィレーナ

「ゴールは決めたけど良い午後じゃなかった。自分たちの責任。DFと中盤でのミス… それを罰せられた。いまは木曜に向けて立て直さないといけない。チームとして自信を持つ必要がある。フットボールの世界でぐずぐずしてはいられない。僕らは良いフットボールができるんだ。今は低調だけど、それもフットボールでは付き物。今日は何もかも失敗した。木曜にそれを取り戻さないと」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/35471-vilhena-hoopt-op-ommekeer-voetbal-verleer-je.html

 

 

久~しぶりに完膚なきまでにフルボッコな敗戦。よく4失点で済んだものです。まさにフェルメール様様。

 

カウンターに気を付けて攻めましょうねという試合で気を付けずにやるとこうなるのかという感じですが、ヘンリクセンがほぼ第2スピッツとしてDFラインと勝負してきたので最終ラインが1対1になってしまい、そこに人数で勝ってるはずの中盤からどんどん良いパスが出てよーいドンされるとさすがに打つ手無し。結局2-1になってからは何をどうすれば良いのか誰も分からなくなって崩壊状態に。

 

エル・ハムダウィの突然の移籍で相手がどう来るか分からなかったのはあるものの、カウンターが強力なのは分かってたことなので、実質4-2-4で一気呵成に飛び込んでくる相手にどう対策すべきか答えを出せなかったテクニカル・スタッフの責任でもあります。ほんと何とかしてよ、JP…

 

結局スフェンが悲しいほどフィンチェント・ヤンセンにやりたい放題やられた末のまさかの途中交代という悲劇的結末。立ち直ってもらわないと非常に困りますが、とりあえず木曜は出場停止なのでボテギンも間に合わないとま~た頭の痛い感じに。

 

フットボールは相変わらず一歩の前進も見せずにトニーが一人で頑張ってます。逆に言えばクラーメルもシモンも何もしない状況でみんなよくやっているのか。トニー1人だけ妙に調子が上がってるので、このまま調子を上げて出ていくんでしょう…。

 

PSV戦の敗戦でカンピューンスハップの夢が消えた精神的ダメージが残ってたのかどうかはわかりませんが、今回はAZのイケイケどんどんに完全に後手に回って何の対策も立てさせてもらえずにそのまま凹られた印象。木曜のヘーレンフェーンもかなり同じ展開になる予感がしますが、デ・カイプに戻ってちょっといい加減にどうにかして欲しいところ。