ヨング･オランイェの新世代は木曜夜にドイツ相手に3-1というハッキリした数字で敗戦。オランダは後半に何度か噛みついた程度でこの練習試合ではホーム国の方が遙かに強かった。
ヨング･オランイェにとってIngolstadtで行われたドイツとの練習試合はポルトガルとのEKプレー･オフ敗れてから初の舞台。本大会に届かなかったことで監督 アドリー･コスターは辞任し、レミー･ライニールセがリザーブチームから一時的に異動した。
チームから馴染みの顔が多く消えたのも、単純に次のEK予選に入るには彼らは年長すぎるからだ。ヨング･オランイェとリザーブチームのセレクションが混ざったことで、ヨング･オランイェは普段よりも若いチームになった。
一方でドイツは来夏チェコで開催されるEKの出場資格を得たために、やや年長の選手たちでチームが構成され、その上国内や国外のトップクラブでかなりの経験を得ている選手たちもいた。
前半からクオリティの差はハッキリと示された。ポジションプレー、個々のアクション、フィニッシュワークの全てにおいてドイツは見事に配慮されており、ヨング･オランイェはデビューのフィチェント･ヤンセンとアンワール･エル･ガージがもう少し正確なシュートを放っていればゴールを取り返せていたかもしれないが、それでもHT 3-0というスコアも妥当としかいいようのないものだった。
後半のヨング･オランイェは整理し直され、いくつか危険なシーンも作り出し、特にジャン･パウル･ボエチウスが最初の15分間で数回ゴールに迫っていた。その後はこの試合でのデビュー組がハンス･ハーテブール、ペート･バイエン、ヨリス･ファン･オーフェレーム、リック･カルスドルプ、モハメド･ライー、デリク･ルカセンと大人数に上ったように多くの交代が行われたことで試合もほぼ瀕死の状態に。
それでも残り10分でボエチウスがゴール。このウィンガーはヘディングでボールを受けると、そのまま胸トラップからボレーシュートでGK Marc-André Ter Stegen (FC Barcelona)を破る素晴らしいゴールで3-1.
これによりヨング･オランイェはEKに参加するチームに対して少なくともその努力は報われた。
レミー･ライニールセ
「これは我々の選手たちにとって良いレッスンだった。前半は圧倒され、ドイツは遙かに強かった。彼らには自信が伴い、我々の方にもミスがあった。我々がグループとしてまとまっていくには時間が必要だった」
「後半は戦術的にも姿勢という面でもかなり良くなった。グループは立ち直ろうとし、選手たちはそれをしっかりやって見せた。我々の選手たちの方が2，3歳若いことを忘れてはならない、それは特に経験の差だ」
Statistieken
Duitsland - Nederland 3-1 (3-0).
Scoreverloop: 12. Younes 1-0, 2-0 Heintz 2-0, 36 Meyer 3-0, 79. Boëtius 3-1.
Gele kaart: Hendrix (Ned).
Opstelling Nederland: Van der Hart, Hateboer (81. Luckassen), Bijen, Rekik (46. Van Aken), Aké, Hendrix, Van Overeem (64. Karsdorp), Sinkgraven (64. Vilhena), El-Ghazi (69. Rayhi), Janssen (69. Dammers), Boëtius.
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/19131/jo-niet-opgewassen-tegen-duitsland?type=actueel
EK予選で敗退してた前の世代が出ててもそんな結果は変わらなかったでしょうが、まぁ無駄な予想です。問題はここから数年でドイツのこういうフットボールに対抗できるだけの経験が果たして得られるのか、というのがエールディヴィジとオランダ･フットボールの大きな問題。まぁポテンシャルも伸びシロもある世代なので、ここがこけると痛いところですが楽しみに見ていましょう。さっさとフロート･オランイェに上がってこないと困る子たちもいますが･･･
