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ファン・ハール、ファン・ペルシの代役を呼ばず

この代表期間で日本、コロンビアと親善試合を行うオランイェだが、合流初日の今日までにディルク・カイト、ヨルディ・クラーシ、ロビン・ファン・ペルシが週末のリーグ戦での怪我を理由に参加を辞退。ボンズコーチ ルイ・ファン・ハールは新たにシーム・デ・ヨングとリロイ・フェル、そして初招集となるデーヴィ・プロッペルを呼んだが、懸案であるファン・ペルシの代役となるスピッツは誰も呼ばなかった。

 

オランイェのスピッツ・ポジションは現在キャプテンであるファン・ペルシが唯一絶対の存在。1年前にこのポジションを争っていたクラース・ヤン・フンテラールは長い怪我に苦しんでおり、今シーズンからイングランドに場所を移したリッキー・ファン・ヴォルフスヴィンケルも構想には入っているが今回は怪我で不参加。ドイツのクラブに所属しているルーク・デ・ヨングは依然ベンチウォーマーであり、同じくバス・ドストはまだ長期離脱から戻ったばかり。

 

国内のエールディヴィジの選手に目を移しても、現状オランイェのレベルに適応できる"9番"は皆無。トップクラブで定期的にレギュラーをこなしているのはPSVでマタフスと争うタレント ユルヘン・ロカーディアとトゥエンテのスタメン ルク・カスタイニョスだけだが、クラブでのプレーはどう贔屓目に見ても甚だクオリティ不足に余りあり、さすがのファン・ハールの構想にも現状全く入っていない。アヤックスで9番と10番をこなすシーム・デ・ヨングが、ヴェスリー・スナイデルもフィットせずに未招集の今回 追加招集されたのは歴史的に慢性的にトップ選手の粗衣が薄いオランダでは致し方無いだろう。

 

実際に今回の代表戦2試合でファン・ハールがどのようなスタメンを選ぶかは未知数だが、選択肢としてはシーム・デ・ヨングを素直にスタメンで9番に置くか、それともすでにオランイェの9番として多少は好印象を残しているジェレマイン・レンスをセントルムスピッツを起用するかの二つしかないはず。ただし後者の場合、バイテンスペーラーにはロッベンともう一人、長期離脱から復帰直後でまだフル出場はできないルシアーノ・ナルシンか、スタメンとしてはまだ力不足の感がある10代のタレント メンフィス・デパイしかいない・・・。