オランダ代表は2013年を無敗で締めくくった。今年12試合目、そして最後の試合はコトンビアと引き分け。完売のアムステルダム・アレナでの試合はゴールこそ生まれなかったが、退屈な夜でなかったのは間違いない。
コロンビア戦でオランイェは日本(先週土曜に2-2)とはまた違ったフォーマットの相手に遭遇。この南米国はFIFAランク4位で大した問題も無く来夏のブラジルでのWK出場を決めている。
オランイェはデビューのジョエル・フェルトマンとメンフィス・デパイとスタメン起用。ボンズコーチ ルイ・ファン・ハールによってシーム・デ・ヨングが再び攻撃の最前線に置かれた。
最初の興奮の瞬間は開始7分過ぎ。ラファエル・ファン・デル・ファールトの巻いたシュートがバーを直撃し、デ・ヨングがリバウンドを狙ったが失敗。その後もファン・デル・ファールトとレンスからオランダには先制チャンスがあった。
30分過ぎにジョエル・フェルトマンが大きなミスを犯したが、コロンビアのゴールは幸運にもオフサイドで取り消しに。
HT前の10分間で上がったテンポが多くのアクシデントを引き起こす。まずレンスがレッドカードを受けてオランダが突然10人に。Dinamo KievのFWはDF Armeroの挑発を受け、このコロンビア人を突き倒してしまう。それに対して主審 Meyerは無慈悲だった。
その後数分間でシーム・デ・ヨング(ハムストリング)とラファエル・ファン・デル・ファールト(酷いファールで足首を蹴られる)が立て続けにピッチを後に。そのため、ボンズコーチ ルイ・ファン・ハールはHT前に2回の交代を行い、オランイェは60分以上を1人少ない状態でプレーすることに。「練習試合」としての意味は45分を終わってもうほとんど無かった。
ファン・ペルシ、カイト、フンテラールを欠いた状況でデ・ヨングとレンスが去り、ファン・ハールのセントルムスピッツたちは全て消えてしまう。オランイェは後半はナルシンとデパイの両サイドに、リロイ・フェルとディープステMFに置いてフットボール。数的不利でありながらも、オランダは強く激しいコロンビア人たちに対して素晴らしい抵抗を続けた。
AS Monacoのスーパースピッツ Falcaoは後半はGK ヤスパール・シレセンにセーブされたシュート1本に終わり、対するオランイェは特にフェルに拮抗を破るチャンス。2回ともルシアーノ・ナルシンのパスからだったが、フェルは1回目はシュートできず、2回目はコロンビア人の足にブロックされた。
糧はしなかったが、1年間を無敗で終えられたのは2009年以来初めてのこと。WKへの準備は2014年3月の砲火の中を切り抜けてWK出場を決めたフランスとのアウエーゲームで再開する。
Statistieken
Nederland-Colombia 0-0
Scheidsrechter: Meyer (Dui).
Rode kaart: 35. Lens (Nederland)
Gele kaart: Arias, Aguilar, Falcao, Torres (Colombia), Strootman (Nederland).
Opstelling Nederland: Cillessen, Van der Wiel, Veltman, Vlaar, Blind, Schaars (79. De Guzman), Strootman, Van der Vaart (45. Fer), Lens, De Jong (41. Narsingh), Depay (90. Van Aanholt).
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/17479/oranje-ongeslagen-2013
ルイ・ファン・ハール
「とても誇りに思うし、とても満足。11人相手に10人の我々の方が優っていたし、試合の中で非常にクレバーだった。素晴らしい試合が見れたよ。私のもとでのベストかもしれない」
「レッドカードのの前も我々には4回の大チャンスがあり、コロンビアには一つも無かった。特にシーム・デ・ヨングのシュートは決めたかった。10人になっても我々は説得力のあるプレーだったし、しっかりファイトして試合に残り続けた」
「この結果は全員の功績」
「レンスは自分をコントロールしなければいけなかった。それも仕事の一つ。しかしもちろん相手の"ヒール"もあった。あのスピードでは酷い怪我になっていた可能性もあった。だから彼のリアクションも想像はできる。しかし許されることではない」
ケヴィン・ストロートマン
「長時間10人でプレーしたにもかかわらず無失点に抑えられたのは良かった。守備面は賞讃に値する。でも僕らには後半もチャンスがあったし、勝つことはできたはず」
「後半のプレーは1人少ないとは思えなかっただろう。僕らは再選を避けるためにとてもハードワークした。無敗で1年を終えられたのは素晴らしいこと」
ジョエル・フェルトマン
「ボンズコーチが満足なら、僕も満足すべきだろう。ナーヴァスにはならなかったよ。僕は素面だ」
「も素をした時はすぐゴールを決められたと思った」
素敵な『親善試合』。主審がまともなら前半で10人対9人になってたでしょうが・・・ コロンビアはよく分かりません。チームとしてのフットボール能力はあまり無いようで、雑なミスも多くてスペースを与えなければカウンター以外ほとんど脅威はなく、フェルトマンとフラールがほとんど競り勝ってたので守備面は全く問題無かったですね。組み立てもフェルトマンが勇敢さを見せ、これが続けばステファンの代表での立場はかなり弱くなるでしょうね~。
中盤がみんな左利きなせいか、ほとんど左サイドから攻めてましたが、ブリントもレンスも非常に良かったのでは。特にデパイはクラブでの悪い時が嘘のような好プレー。別人なんじゃ・・・ 相変わらず切れやすいレンスに取って代われるか。
久しぶりのvdヴィールは、まぁ問題無く及第点以上のプレーでダリルとスタメンを争える存在ということを証明か。まぁ一番驚いたのは10番兼9番をフェルが楽々とこなしてたことですね。あれなら最初からシーム・デ・ヨングでなくフェルデも良かったような・・・
何にせよ人が揃わない中で無事に無敗で年越し。守備陣は構想内のレキクやらデンスヴィルやらが入ってきてさらに若返る気がしますが、まぁ今後もフットボールのやり方は変えずにこのまま行くのは間違いなし。