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ヨング・オランイェ、EK初戦でドイツに勝利

木曜夜に行われたイスラエルでのEK Onder 21の初戦、ドイツ相手に二つの顔を見せたヨング・オランイェは3-2の勝利で火の中から3ptsを拾った。力強い前半の後、HTをまたいで後半を生き延び、終了直前にフェルのヘディングが決まる幸運な勝利だった。

アダム・マヘルとジョルジニオ・ワィナルドゥムの見事なミドルシュートでヨング・オランイェはHTまでに2-0に。マヘルはショートCKから強烈なシュートでドイツのGK Lenoを驚かし、ファンブルしたGKはこのシュートを防げなかった。

前半終了7分前にはワィナルドゥムが2点差にするゴール。ヨング・オランイェで慣れ親しんだ右サイドのポジションから中へドリブルで切れ込み、左足で強烈なシュート。Lenoは手で弾いたが、ボールはその勢いのままラインを割った。

しかし快適なリードは後半開始直後に消えてしまう。イェルーン・ズートがペナルティエリア内でHoltbyを手で倒し、イエローカードを受け、Rudyが冷静にPKを決めた。

これがドイツ人たちに予想外に早く希望を与え、逆にヨング・オランイェは目に見えて不安定に。攻め続けたドイツは何度も同点ゴールに近づき、途中出場 Vollandのシュートはバー直撃、もう一人の途中出場 Clemensのシュートは僅かに枠を逸れた。

オランダもワィナルドゥムに代わってピッチに入ったフローリアン・ヨーゼフゾーンが勝利をたぐり寄せるはずだったカウンター・チャンスを逃した直後、Holtbyがドイツに相応しい同点ゴールをもたらす。左サイドからステファン・デ・フライを横目にしながら切れ込んだドイツのキャプテンは低い弾道のシュート。ボールはズートの伸ばした手の先を抜けてネットを揺らした。

ヨング・オランイェはその後はもう1ptに甘んじるのみと思われたが、突然得たCKから途中出場 フェルが強烈なヘディングシュートを決めて3-2。

これによりヨング・オランイェは望んでいた通りの大会スタートを切ることが出来た。次の相手は日曜にロシア。

Statistieken

Nederland-Duitsland 3-2 (2-0).

Scoreverloop: 24. Maher 1-0, 38. Wijnaldum 2-0, 47. Rudy 2-1 (strafschop), 81. Holtby 2-2, 90. Fer 3-2.

Scheidsrechter: Bebek (Kro).

Gele kaart: Zoet (Ned), Thesker, Lasogga (Dui).

Opstelling Nederland: Jeroen Zoet, Ricardo van Rhijn, Stefan de Vrij, Bruno Martins Indi, Daley Blind, Kevin Strootman, Adam Maher (82. Fer), Marco van Ginkel, Georginio Wijnaldum (68. Florian Jozefzoon), Luuk de Jong, Ola John (82. Depay).

Duitsland: Leno, Jantschke, Thesker, Ginter, Sorg, Rudy, Rode (80. Polter), Holtby, Herrmann, Lasogga (61. Clemens), Mlapa (38. Volland.)

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/16086/jo-op-valreep-langs-duitsers

コル・ポット

「汗びっしょりになったよ。前半は完璧だった。2-0のリードはもちろんとても良いスコア。しかしHTにドイツの反撃を警告していたのに、それを許してしまったのが非常に困る点。私もひっくり返りそうになった。我々は不安定になり、フットボールもたちまち悪くなってしまった。もうチームでボールを持てていなかった。もう20分か25分間2-0のままでいればもっと簡単だったはず。あれでドイツに翼を与えてしまった」

「交代策はオラ・ジョンのように疲れ果てていた選手もしたし、それにピッチにフィジカルの強さでプラスアルファをもたらしたかった。マヘルはファンタスティックなフットボール選手だが、1.90m相手にヘディング勝負で勝たなければならないとなるとね・・・ フェルはそれができるんだ」

「今日の勝利はオランダにもメンタルの強さがあるということ」

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/16087/pot-toont-goede-mentaliteit

ケヴィン・ストロートマン

「自分たちでこんなに首をしめることがあるのかと驚いているよ。後半のようなことはあってはならない。最後になんとかなって良かった。フェルが終了直前にヘディングで決めてくれた決勝ゴールはとても美しく、とても大きかった」

「前半は僕らにどれだけ大きなクオリティがあるかを見せられた。でもそこから2-0のリードを失うなんて、あってはならないことだ。HTにこのまま同じように続けようと言っていたのに、HT明けてすぐに個人のミスからPK。ドイツに希望を与えてしまい、僕らは20分間全てが悪かった」

「でも勝利で始められたし、僕らが良いフットボールをできるのは見せた。運が良かったかもしれないけど、この3ptsはとても大きい。次のロシアに勝てばその時点で準決勝を決められる」

リロイ・フェル

「終盤に一か八かのプレーで決められて良かったよ。EKで素晴らしいスタートを切れたし、見事な勝利。。こういう形でドイツに勝てたのが何より素晴らしいことだ。これが第一歩。後2試合あるし、それにも勝たないといけない」

「HTに監督にドイツは諦めないぞと警告されていたんだ。前半の僕らはかなり支配していたのに、後半は苦戦して彼らのペースになった。あそこまでやらせてはいけなかった」

「スタメンじゃないのはもちろん残念だけど、このセレクションの競争が凄い激しいのは誰でも分かる。チームスポーツだし、こうやって途中からでも構わない」

ステファン・デ・フライ

「もちろん勝ててとても喜んでいるよ。前半の僕らのプレーはとても良かった。2-0にして、3点目を決めるチャンスもあった。Ht明けに僕がミスをしてしまい、時間を掛けすぎてPKを与えてしまった。あれで難しくなり、追いつかれてしまったけど、僕らは粘りを見せた」

「前半の僕は力強いプレーだったと思う。それで自信過剰になったか集中力を失っていたのかもしれない。僕はまだまだ学べることは多い。初戦はいつもとても重要なもの。いまは流れに乗ってここから勢いをつけていかないと」

イェルーン・ズート

「レッドカードの心配?内心真っ先にしていたよ。でも今週のUEFAのミーティングであの状況ではイエローカードというのをすぐに思い出した」

一言で言えば無駄な苦戦、という試合。大国のタレント相手にどれだけ通用するかという今大会、蓋を開ければ素晴らしい内容の前半だったのに、ステファンのいつもの油断からPKを与えた後は今シーズンの悪い時のPSVのような駄目さ。結局2ゴールもズートが一発退場にならなかったのも非常にラッキーな勝利。いつもならワィナルドゥムのあのシュートは空に飛んでますからね。ブルーノもPK与えそうだったし・・・。

後半の苦戦は落ち着きを失ってフリーマンを見つけられなくなったことで競り合いでのフィジカル負けという分かりやすいもの。まぁそれを最後まで直せなかったのがかなり問題ですが・・・。ステファンといい、ストロートマンといい、リーダーシップとか修正力とか、もうちょっとなんとかならないものかと。

良かった点はクラーシに代わって入ったファン・ヒンケルが思ったよりかなり頑張って走力というストロングポイントも発揮。ただ前進守備能力に難があるので、チームが後半のようになると大きな問題に。まぁ結局決勝ゴールのCKも彼の走り込みで得たので、逆に言えばそこが良くなれば本当に良い選手になるかもしれない・・・。次のロシア戦は普通にクラーシに戻すでしょうが。むしろ今日の出来のストロートマンを残しておく必要はあまりない気がしないでもないです。

あとはヨーゼフゾーンがジョーカー役を任せて大丈夫そう、というのはなかなか大きいのでは。ジョンもワィナルドゥムも裏を取ってくれるタイプでは無いので、別にスタメンでも良いんですけど。

ポットにもうちょっと早く修正入れて欲しいとか、いろいろありますが、とにかくドイツに勝ってスタートできたのは大きい結果。全チーム初戦終わって、ヨング・オランイェがしっかりクオリティを出して行けばカンピューンは十分可能という手応え。