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フィレーナの2得点で2013年初勝利

日曜午後に行われたエールディヴィジ第21節、フェイエノールトはティルブルフでヴィレムII相手に1-3として2013年初勝利を飾った。勝利の大部分は1-1のHTから後半にトニー・フィレーナが決めた2つの見事なゴールのおかげ。グラツィアーノ・ペッレが序盤に先制ゴールを決めた後にフィルジル・ミシジャンのPKで同点。ジョン・ホーセンスが数ヶ月の怪我から途中出場でトップチームにカムバックを果たした。

 

ティルブルフでの試合へ向けて、ウィンターストップ明けからまだリーグ戦でのゴールがなかったフェイエノールトだったが、その数字は試合開始10分で破られる。ペナルティエリア内でヴェスリー・フェルフークからの受けたペッレがゴールを背にしながら上手くマーカーを外してゴール逆隅へシュートを決めた。

 

その後もフェイエノールトには全く問題ないように感じられた。クーマンも試合に入れていないホームチーム相手に自分のチームが的確にプレッシャーをかけていくのを良い気分で眺めていた。度々良いコンビネーションプレーからボエチウスやペッレに決定機が訪れ、得に前半半ば過ぎにペッレがGK ダヴィド・ムールと1対1になるというリードを広げる絶好の機会を得たが、シュートを決める事に失敗。

 

さらにゴールを決めて展開を楽にするのに失敗したことで、フェイエノールトは果敢なプレーを続けなければならず、30分過ぎにはミシジャンがヘディングでエルヴィン・ムルデルを破って警告を受ける。幸いにもハンス・ムルデルがその直前にファールを犯していたことで同点とはならなかったが、その後にこのミシジャンがPKを決めて1-1に。FKの際に主審リハルト・リースフェルトがブルーノ・マルティンス・インディのアウレリエン・ヨアヒムへのファールを取り、奇妙な事になぜかヨリス・マタイセンイエローカードを提示した。

 

展開を楽にすることもできず、リードを失ったことでフェイエノールトはHTに苦い顔でお茶をしなければならなかったが、その分後半出だしのチームのシュートの決めたかは素晴らしかった。HT明け15分間でフェイエノールトは素晴らしいパフォーマンスを見せたフィレーナの見事な2ゴールによって1-3と快適なリードを奪った。

 

どちらのゴールも見事な攻撃的プレーの結果だが、特に才能溢れるMFの最初のゴールは素晴らしく美しいモノだった。ルート・フォルメルとヨルディ・クラーシのお膳立てから、フィレーナがペッレとのコンビネーション。イタリア人からの浮き球のボールをフィレーナはペナルティエリア内で見事にコントロールし、落ちてくるボールを左足で強烈に叩いてGK ムールを破った。

 

ボエチウスのアシストでフィレーナがゴール隅に突き刺して1-3とした後、残り30分間フェイエノールトにもうトラブルは無かった。フェイエノールトの集中力を保った守備によってホームチームが危険なシーンを作ることは殆ど無く、クーマンはジョン・ホーセンスに長期離脱からカムバックのチャンスを与える。フェルフークに代わってホーセンスは残り10分間プレー。フェイエノールトは2013年初勝利を挙げた。

 

Willem II – Feyenoord 1-3

Scoreverloop:

10’ 0-1 Pellè

38’ 1-1 Misidjan

49’ 1-2 Vilhena

58’ 1-3 Vilhena

 

Scheidsrechter: Liesveld

 

Geel: Mathijsen

 

Opstellingen:

 

Willem II: Meul; Cornelisse, Haastrup, Peters, Jallo; Hofs (66’ Haemhouts), Vossebelt, Mulder; Misidjan (72’ Snijders), Joachim (75’ Guijt) en Podevijn.

Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Mathijsen, Martins Indi; Clasie, Vormer, Vilhena (90’ Singh); Verhoek (82’ Goossens), Pellè en Boëtius.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130203_verslag_w2

 

 

ロナルド・クーマン

「前半は自分たちで不必要に難しくしてしまったが、後半チームは良い反動を見せた。もっとゴールを決めるべきだったがね」

 

「前半は上手くプレッシャーをかけて何度も良い攻撃をしていた。あの時間帯のプレーはとても良かったと思う。支配し圧倒していた。あの時間帯で大差を付けて試合を決めなければならなかった。効率性をもっと上げる必要がある」

 

「トニーは観客の拍手を受けるために交代させるのに相応しいプレーをした。普段よりも前へ向けて攻撃的なプレーをし、10番のポジションをとても上手く埋めてくれた。ペッレとの連携も素晴らしかったし、得点能力もあることを見せた。彼がこれだけの効率性も備えているのはファンタスティック」

 

「シーズン中には絶対に勝たなければならない試合がいくつかある。今日はそういう試合だった。だからこの勝利は我々にとって嬉しく、重要な勝利」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130203_reactie_koeman

 

ステファン・デ・フライ

「今日は絶対に3ptsが必要だった。前半は良い形で試合に入れたのに2-0、3-0にできずに自分たちで不必要に苦しくしてしまった。30分が過ぎて雑になり、競り合いに負けてピッチを広くしてしまったんだ。それでヴィレムIIに自信を取り戻させてしまったけど、後半は修正してしっかりと勝利することができた」

 

「トニーはフロート・タレント。それは毎週見せてくれている。彼はあの歳でベテランのようにプレーする。本当に見事だ」

 

トニー・フィリェナ

「試合前に両親にゴールを決めると約束してあったんだよ。でも2ゴールは予想してなかったね」

 

「今日はとても楽しかったけど、何より重要なのは僕らが勝ったこと。今年に入ってまだ勝ててなかったから3ptsが絶対に必要だった」

 

「ちょっと慣れが必要だったけど、ペッレとの連携はとても上手くいった。初ゴールもそのおかげ。自分でも最高のゴールだと思うよ。今日の勝利はとても自信になる」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130203_reacties

 

 

無駄に苦戦した感が強いですが、何はともあれウィンターストップ明けようやく初勝利。ほっと一安心。今日はトニーの活躍に尽きます。トップ下のポジションでその才能を存分に見せてくれました。キック、トラップの基本性能に加えて裏に飛び出すスピード、そしてフィジカル負けしない体の強さと、素晴らしいタレントです。これで今後の問題はレクスを使い続けるかどうか。もちろん今まで通りレクスとトニーを並べてトニーにより攻撃的なプレーをさせられれば問題ないですが、今日の組み合わせでも中盤は機能するのでクーマンの判断が問われます。

 

フェルフークは久々のスタメンで1アシスト。ただそれ以外はあまり良いシーンを作れず、逆にボエチウスがスピードを活かして何度も脅威を与えていたものの、肝心なところで判断ミスでチャンスを逃すなどまだまだ課題が山積み。まぁ来週にはスハーケンが戻ってこれると思いますが、ホーセンスの復帰は大きいです。

 

そういえば失点はまたしてもセットプレー絡み。マルティンス・インディが後ろから手を掛けて倒してましたが、もうこれは直らない気もしてきた・・・・

 

代表戦を挟んで次節は来週日曜日にデ・カイプでAZ戦。