日曜昼に行われたエールディヴィジ第4節、フェイエノールトはフィテッセとのアウエーゲームでまたしても自分たちのプレーに相応しい結果を得ることに失敗した。Sparta Praag相手に欧州戦敗戦から3日後、フェイエノールトは特に後半ホームチームを圧倒したが、何度もあった大チャンスを決める事ができず。フィテッセにサドルを残させしてしまい、ロスタイムにヴィルフリード・ボニーのゴールで1-0という結果に。
2試合連続で2スピッツでスタメンを組んでいたフェイエノールトだったが、クーマンはアーネムで再び慣れ親しんだ3FWを採用。ヘルレドームで3ptsを取るために攻撃的にプレーし、2勝1分けの素晴らしいシーズンスタートを繋げていこうという狙いだった。
ほとんどチャンスの無かったSparta Praag相手の2-0負けから、フェイエノールトがアーネムでより攻撃的に出ることをクーマンは間違いなく願っていたはずだが、実際フィテッセ相手に攻撃はほとんど機能せず。前半のチャンスは片手で数えられる程度で、ホームチームのGK ピート・フェルトハイゼンが本当に試されたシーンはほとんど無かった。
主審 ケヴィン・ブロムも全く仕事をできていなかったと言わざるを得ない。ペナルティエリア内でケルヴィン・レールダムが引き倒された際にフェイエノールトにPKを与えず、その間もなく後のグラム・カシアのレクス・インマルスへのブロックにもただのイエローカードを出しただけ。
前半フェイエノールトが作れた危険なシーンは、金曜にオランダ代表に初招集されたダリル・ヤンマートが攻撃参加した際と、レクス・インマルスのシュートシーンだけ。まず前者のシュートはゴールを外れ、フェイエノールトが素晴らしい攻撃を見せた締めくくりのインマルスのシュートはフェルトハイゼンに楽々と止められた。
攻撃面で苦しんでいたフェイエノールトは、後半はよりスムーズにフェルトハイゼンのゴールに迫れるように。チームは前半よりもより勇敢なプレーを見せ、その結果いくつもの大きなチャンスを作り出した。後半開始数分でフェルナンデスのシュートがGKを遅うと、10分後にルーベン・スハーケンが右サイドで相手をかわしたところからインマルスのシュートがフェルトハイゼンにセーブされたのは幸運としか言えないもの。
これらのチャンスシーンは1ptで満足することなく、先制点を狙っていこうとするフェイエノールトの姿勢を象徴だった。一方フィテッセはカウンター狙いに傾いていき、フェイエノールトも継続的にその対応に追われる。15分過ぎにヨナタン・ライスとの1対1の際にはムルデルがシュートを素晴らしい反応で足に当てるセーブ。
60分から80分の時間帯に作った数多くの大チャンスを考えれば、フェイエノールトはそれに見合うだけの結果を得るべきだっただろう。最大のチャンスはスハーケンのシュートのリバウンドに足を出したインマルスのシュートが僅かに枠を逸れたシーンだった。
スコアレス・ドロー甘んじると思われたフェイエノールトだったが、フィテッセがロスタイムに全く割に合っていない先制点を決めたことでそうはならなかった。フェイエノールトの守備は90分間安定していたが、スピッツのボニーが最初のチャンスでムルデルを破る。左サイドからのクロスに対して背後へボールを流し、フェイエノールトは今シーズンリーグ戦初の敗戦となってしまった。
Vitesse – Feyenoord 1-0
Scoreverloop:
90’ 1-0 Bony
Scheidsrechter: Blom
Geel: Kashia (Vitesse)
Opstellingen:
Vitesse: Velthuizen; Kalas, Kashia, Van der Heijden, Van Aanholt; Van Ginkel, Janssen, Pröpper (58’ Hofs); Ibarra (81’ Havenaar), Bony en Reis (88’ Cziommer).
Feyenoord: Mulder; Janmaat, Martins Indi, Mathijsen, Nelom; Leerdam, Immers, Clasie; Schaken, Fernandez (83’ Achahbar) en Cissé (62’ Elabdellaoui).
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120902_vitesse_verslag
ロナルド・クーマン
「とても辛い。チャンスは作っているがあまりに得点できない。また相手のGKがマン・ファン・デ・ヴェーツトライト。我々は効率が悪すぎる。毎週同じ事の繰り返しだ。もっと遙かに多くのゴールを決めることができているはず」
「前半はフィテッセのプレーの仕方に苦しめられた。レールダムとインマルスを入れ替えてからは我々が優位に立ったし、後半はますます優勢になっていったが、チャンスを決める事だけができなかった。結局不運な一瞬で試合に負けてしまった」
「我々には少なくとも2度のPKがあったはずだと思う。我々のスピッツたちはペナルティエリア内で6回は引き倒された。ルールならPK。毎年KNVBも相手をつかむことについて素晴らしい話を繰り返している。今シーズン最初にも主審たちとのインストラクションで、ペナルティエリア内でのシャツを引っ張る行為について強調された。そうやって強調したのなら試合でも笛を吹いてもらわないと。私も第4審判に毎回言ったが、彼はぼんやりしてたんだろう」
「しかし負けたのが自分たち自身の責任というのはまだ良い。ペッレとフェルフークが入って良くなるのを願っているよ。少なくとも前線の選択肢は増える」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120902_reactie_koeman
ヨルディ・クラーシ
「とてもきつい。前半はちょっと退屈だったかもね。スローテンポでほとんどチャンスを作れなかった。これはフィテッセもだろう。後半は僕らが試合し、僕らはまたたくさんチャンスを作ったけどね・・・」
「本当にフラストレーションが溜まるよ。1点でも取れていれば間違いなく勝っていた。結局90分目に痛い失点。本当にきつい。あの時間帯に0-0ならそれを最後までキープしないと。あんなふうにゴールを許したことはなかったから、本当に辛い」
ヨリス・マタイセン
「最後に失点してしまったのはとても辛い。試合全体を通して守備はしっかりやれていたが、90分間それを維持しないと」
「勝ちたいのならチャンスを決めるしかない。しかし一方でチャンスを外すことで騒ぎ立ててはいけないし、ここで落胆すべきじゃない」
「僕らに一つはPKがあったと思うが、それでも少なくとも0-0で終えないと」
「自分はトップフィットしていると感じるよ。もちろん準備期間はちょっと少なかったし、移籍はいつも数日犠牲にする。でも今日は4日間で2試合目でも問題なくプレーできた。良い方向へ向かっている」
http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120902_mathijsen_reactie
オマール・エルアプダウィ
「失望感でいっぱい。デビューできて30分間プレーできたのは素晴らしい事だけど、この敗戦は辛い。監督からはスピードを活かしてハードワークするように言われた。まだチームに上手く馴染んでないし、お互いになれる必要がある。もっとリズムが出てくれば出場時間が増えるはず」
ケルヴィン・レールダム
「監督は僕にレクスと一緒に何度もペナルティエリア内に入っていくことを望んでいる。僕のポジションなら5~10ゴールは決めないと。もっと良くなるはず」
気が滅入る負け方です・・・。テオ・ヤンセンが入って明らかにフィテッセが良くなったといっても、どう見ても負ける相手ではなかったですが・・・。3トップに戻したもののギオンがあまり機能せず、逆にフィテッセが明確に2スピッツにしたことでCBコンビが常に1対1、という展開。ボニーが中盤に下がってのポストプレーはクラーシが対抗できずにかなりやかいでしたが、今日はマタイセンが普通に良かったのでほとんど危険なシーンは作らせず、ライスが抜けたシーン以外は安心して見てられました。
攻撃陣はちょ~っとどうしようもないですね。セクを外してスハーケンを左に回してフェルフーク右に入れて、真ん中にペッレが入ってどうなるか、再来週のズヴォレ戦を見てみましょう。う~ん。今のところ一番シュートが上手いのが依然としてダリルという。そろそろポジション上げて貰うか、これは。
失点シーンはレールダムがぼーっと後ろに残ってただけ。明らかに彼の責任。何をやってるんでしょう。