nacompetitie 決勝ラウンド第1試合
FC Den Bosch - WillemII 0-0
アルフォンス・フルーネンダイク
「アウエーでもゴールを決められることはこれまで何度も証明してきた。だからティルブルフでの試合へ向けても我々は自信を持っている」
Helmond Sport - VVV 1-2 (0-0)
57' Youssef Koubali: 1-0 / 73' Ismo Vorstermans: 1-1 / 87' Danny Holla: 1-2
VVV入りが決まっているアルタールとヨッペンをセレクションから外したヘルモントが、出だしにクエーケルにいきなりの大チャンス。しかしこれを外すと前半はVVVのメーウウィス、ホラ、マグワイアの3センターが中盤を圧倒するも、3トップがボールを収められてない展開。HT直前になってヴィルツフットの突破からウチェボがシュートもGK センヒールが左手でスーパーセーブ。
後半に入ると、ヘルモントの右サイドで良い動きを見せれていたクバーリが左足一閃、スーパーゴールで先制。目に見えて焦るVVVに対し、ヘルモントのカウンターが次々に危険なシーンを作る展開。10分後にはVVVのミスからスタヒニクに大チャンスも、ヘンテナールとの1対1を決められない痛恨のミス。
ヘルモントの疲れもあってようやく攻撃の形が出てきたVVV。途中出場リンセンが何度も惜しいシュートを放って流れを引き戻すと、FKからファーのフォルステルマンスがあわせて同点。素晴らしいセーブを見せていたセンヒールだが一瞬飛び出しを躊躇してしまう痛恨のミス。
最後は力尽きたヘルモント、終了直前にVVVのカウンターから最後はこぼれたボールを走り込んだホラが美しいボレーで蹴り込んで逆転。
ハンス・デ・コーニング
「リードを手放してしまったのが残念だが、まだ決着がついたわけではない」
「POのような重要な試合を戦わなければならない選手が、来シーズンはその対戦相手のチームでプレーするのが分かっているのは奇妙な話」
ユセフ・クバーリ
「負けたのはもちろん悲しい。個人的には初ゴールで良い気分だけど、敗戦は残念。僕らの方が良かったと思う。前半はエールディヴィジのチーム相手に探り探りだったけど、75分までは良いプレーができていた」
トン・ロコフ
「奇妙なリーグ戦なのは今も変わっていない。日曜も安全圏になるまで全力でプレーしないと。今は2得点で勝てた嬉しさで一杯」
「苦戦したのは相手ではなく自分たちの責任。我々のプレーは最低限の良さだった。まぁ明日にはみんな忘れる。こういう試合ではモノを言うのは結果だけだ」
デニー・ホラ
「これはカンブール戦よりずっと良い結果。あの時は無得点だったけど、今回は2点取れた。でも僕らのプレーは本当に酷かったよ。ヘルモントの方があらゆる面で良かったと思う。彼らがこの試合に多くのエネルギーを費やして終盤疲れてスペースを与えてくれたことで僕らは少しそれを利用できた」
nacompetitie 決勝ラウンド第2試合
WillemII - FC Den Bosch 2-1 (1-0)
17' Marc Höcher: 1-0 / 81' Jens Podevijn: 2-0 / 90' Bart van Brakel: 2-1
Rood: 73' Ralf Seuntjens (FC Den Bosch 2xGee;)
序盤アウエーのデン・ボッシュが積極的な攻撃でサイドからチャンスを作ったが、左サイドでボールを持ったヘッシャーが一人かわすと綺麗に右足を振り抜いてスーパーゴールで先制。その後も鋭い攻撃で再三決定機を作り続けたヴィレムII。
後半デン・ボッシュが反撃に出るも、GKの好セーブ。さらに抗議ですでにリースフェルトからイエローカードを受けていたスピッツのスンチェスが自陣で相手と競り合った際にかなり厳しい判定での2枚目で退場。
アウエーボックスのデン・ボッシュサポーターが荒れ出して一時中断。騒然とした雰囲気の中で再開後CKからヴィレムIIが決定的な2点目を決めた。
ヴィレムIIは悲劇的降格からわずか1年で昇格に成功。しかしTDファン・ヒントゥムのもとでのクラブ再建はまだ始まったばかりであり、エールディヴィジで戦えるベースがあるかどうかは未知数だろう。
アルヤン・ズウィンケルス
「ヴィレムIIがエールディヴィジでやれないことがどうしてある?デン・ボッシュはデ・フラーフスハップを追い落としたし、RKCは昇格年に欧州戦を争ったじゃないか。僕らはこの4ヶ月とても良かったし、これを来シーズンも続けられればエールディヴィジで居場所を得られない理由は無いだろう?」
アルフォンス・フルーネンダイク
「我々は勝つために全てを出し尽くした。だが正直 今日はヴィレムIIの方が良いチームだった」
「我々は素晴らしいシーズンを送ったし、最後まで昇格のチャンスがあった。結局それに失敗したのは残念だが、私は今シーズンの選手たちのパフォーマンスを誇りに思う」
VVV - Helmond Sport 2-2 (1-2)
6' Danny Holla: 1-0 / 9' Sebastian Stachnik: 1-1 / 15' Zarko Grabovac: 1-2 / 68' Danny Holla: 2-2
今日もヴィルツフットの突破からホラが豪快に突き刺し、VVVが早々に先制。しかしヘルモントもFKとCKから立て続けに決めてあっという間に逆転、トータルスコアでも追いつく。
その後お互いをチャンスを逃し、ヴィルツフットがペナルティエリア内で倒されてフィンクがPK判定で勝負あり。苦しんだVVVだが無事に残留を決めた。
トン・ロコフ
「目標はただ一つ、残留だった。POはいまやエールディヴィジのチームにとって決して簡単では無いが、我々もミッションは成功した。そのためにウィンターストップから0からやってきたからね」
「冬に奥行きを出せる選手が加わったのがクラブにとって大きかった。VVVのような素晴らしいクラブはこれから新しいスタディオンと共にエールディヴィジでプレーを続けないと。それが選手たちを留め、獲得する上でも大きな役割を果たすことになる」
ハンス・デ・コーニング
「昇格できればプラスアルファの収入でクラブにとって大きなインパクトになるはずだった。残念だ」
「我々が2試合を通じてかなり良かったのは間違いないが、その内容に相応しい結果を出さないと。たぶんそれがヘルモント・スポルトにとって次のステップだろう。こういう試合では良いプレーをするだけでなく、勝たなければならない」
EL-PO 決勝ラウンド第1試合
RKC Waalwijk - Vitesse 1-3 (0-1)
22' Tomas Kalas: 0-1 / 55' Furkan Alakmak: 1-1 / 69' Wilfried Bony: 1-2 / 81' Wilfried Bony: 1-3
フットボールの質ではRKCが優るも、先制はフィテッセ。CKからチャンスを作り、ズートのセーブに防がれるも25mの距離からカラスが豪快にゴール隅に突き刺して先制。
その後はいつも通りフィテッセが守備を固めつつカウンタースタイルになり、RKCは何度か良い連携を見せるもセントルムスピッツのテン・フォールデにミスが多くなかなかシュートまで行けない展開。
HTにスタンスとスヘットを下げてアラクマクとニメトを投入。テン・フォールデを右サイドに移して3トップを入れ替えるとこれが大当たり。後半で出しからフィテッセを圧倒してセットプレーの流れからアラクマクの入れたボールをスヘットがあわせて同点。その後もフィテッセに全くプレーをさせずに次々とチャンスを作るRKC。このまま逆転と思われたが、途中出場プロッペルへの何でもない縦パスにDF陣が混乱、マークが偏る痛恨のミスで、ボールも奪えずにこぼれた先のボニーの前にはゴールまで大きなスペースが。そのままあっさり決められて痛い失点。終盤にもCKからボニーに叩き込まれて第2戦を待たずにフィテッセの10年ぶりの欧州戦行きが濃厚に。
ジョン・ファン・デン・ブロム
「まだ決まったわけではないが、我々が良い流れに乗っているのは確か。日曜は我々のファンの前に今シーズンを好結果で締めくくろう」
「率直に言えば今日の勝利は出来過ぎ。我々は低調なプレーだった。ここ数試合はやれていた試合のコントロールが今日は無かった。プレーに落ち着きがなかったのが残念」
ヴィルフリート・ボニー
「まだ気をつけないと。RKCは良いチーム。まだ決まってない」
「僕らのプレーは良くなかった。特に僕個人としてもね。最後の2得点で多少取り返せて良かったよ。今日は重要だったのは結果だし、それは良かったから不満に思うべきじゃない」
EL-PO 決勝ラウンド第2試合
Vitesse - RKC Waalwijk 2-1 (1-0)
3' Wilfried Bony: 1-0 / 75' Geoffrey Castillion: 1-1 / 84' Ranato Ibarra: 2-1
最初のFKであっさりボニーが先制ゴールを決め、一瞬で勝負あり。その後はもはや緊張感無く時間が経過。いつもどおりボールを回すRKCだけでなく、プレッシャーから解放されたフィテッセまで妙に美しい連携を見せつつ2-1で終了してフィテッセが10年ぶりの欧州戦を決めた。
ファン・デン・ブロムは2年連続EL-POを勝ち抜いた初の監督に。
ジョン・ファン・デン・ブロム
「7月1日に私がいるかどうか?フットボールの世界ではどんな事もあり得る。だが私は契約がまだ2年残っているし、それを続けるつもり。ボールは今ヨルダニアにある。これから彼と話をして、上手く行けば私は残る」
ルート・ブロート
「ファンタスティックなシーズンだったと我々は誇っていい。私にとっても辛い別れ。RKCで4年間を過ごし、クラブへの愛情が心に深く根付いている」
「開始3分で失点したのは我々の中での約束が守られていなかったから。今日も負けるべき試合では無かった。それが残念。だが今日も私は選手たちを賞讃するほかない。彼らは再び全力を尽くしてくれた」