ディルク・カイトはフェイエノールトから提示されたオファーを断ったとADの取材で明かした。「僕はまだ31歳。最高のレベルをもう一度やりたいという野望も、それだけのフィットネスもまだある。フェイエノールトとの交渉で、真剣に可能性を考えたいとは伝えたけれど、現時点で両者の見方の違いが大きすぎる」
カイトによると、二つの選択肢の間の契約面の開きはかなり大きいようだ。スポーツ面から見てもフットボール大国の欧州戦に参加するクラブから関心が届いており、フェイエノールトなら妥協しなければならない80%分のサラリーを受け取ることができる。さらにフェイエノールトは3年契約しか提示しなかったが、カイト自身は引退後のコーチとしての期間も含めた10年契約のオプションを希望。フェイエノールトにとってはあまりにリスクが大きかった。
「オランダに戻ればリバプールでのサラリーの80%を失う。ほとんどキャリアをやり終えたと35歳か36歳ならそれでも良いが、僕はまだ31歳、人生の盛り。2,3年外国のトップでやれるし、成功できるはず」