Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

エクセルシオール戦反省会。スキャンダラスとしか言いようがない

日曜日にヴァウデスタインでエクセルシオールとのダービーに臨んだフェイエノールトだが、ロスタイムの失点で3-2と今シーズン2戦目で初の敗戦を喫した。ルーベン・スハーケンとマイケル・ルンブが公式デビュー。

予想通りスモロフのスピッツに右スハーケン、左ワィナルドゥムでスタート。

序盤からボールを回すフェイエノールトと、引いてカウンターのエクセルシオール。ロングパス一本でフェルナンデスがシュートまで持って行くがムルデルがセーブ。後ろでボールは回るがなかなかエクセルシオールの壁を破れないフェイエノールトはスモロフとのコンビネーションからブラインスが狙うも枠の左。

次第に自信を付けて積極的にフットボールを始めるエクセルシオール。ティム・フィンケンにヒヤリとさせられるも、フェイエノールトもスハーケンの突破からファーでフリーで受けたブラインスがシュートもDFに防がれる。

その後フェイエノールトは前線でボールを回す事ができず、膠着状態に。29分カウンターからフェルナンデスが美しいシュートを決めてエクセルシオール先制。

明らかに攻め手がないフェイエノールト。36分に再び縦パス一本でフェルナンデスに危険な場面を作られかけるもフラールがなんとか止める。39分デ・レルのクロスからスハーケンの蹴ったボールがゴール前ワィナルドゥムの顔面に当たって高く上がりゴールに向かうもクリアされる。その直後CKからフラールのヘディングで同点。

デ・クレルが起点となり、ブラインスとワィナルドゥムのポジションチェンジで流れを取り戻したフェイエノールト。そのまま押し気味にゲームを進めて1-1でHTへ。

HTにマリオ・ベーンと衝突したデ・クレルを下げてルンブ投入で後半開始。49分またしてもフェルナンデスのカウンターを喰らうもバイーアがしぶとく守って止める。53分やはりフェルナンデスに今度はシュートまで持ち込まれたがムルデルがなんとかセーブ。その1分後にはバイーアフィンケンに奪われてピンチを招くなど、慣れない人工芝と明らかに上手く行かないゲームに集中力を欠いたプレーの多いフェイエノールト

左サイドで存在感を出せないワィナルドゥムを58分に下げてカブラルを投入。両サイドに起点のできたフェイエノールトはようやくテンポが上がりゴールに迫れるようになる。65分フラールからカブラルに長いスルーパスが通るがシュートまでコントロールできず。

69' Lagouirehがフェイントでルンブをかわしてシュートもムルデルがセーブ。

70分にマリオ・ベーンはスモロフを下げてカスタイニョスを投入し勝負を賭ける。73分カブラルのCKから密集したエクセルシオール守備陣のボーフェンベルフの背中に当たってそのままOGでようやく逆転。しかし76分エクセルシオールがFKからボーフェンベルフがヘディングで決めて再び同点。

82分カブラルがワタマレオに倒されるもリースフェルトはスルー。終盤必死の攻撃に出たフェイエノールトだが決勝点をあげることはできず、ロスタイムにゴールキックからまたしてもフェルナンデスにバイーアかわされ、一度はポストに当たるもリバウンドに詰められて3-2で悲劇的敗戦・・・。

Excelsior – Feyenoord 3-2

Scoreverloop:

29’ 1-0 Fernandez

41’ 1-1 Vlaar

74’ 1-2 Bovenberg (eigen doelpunt)

77’ 2-2 Bovenberg

90’ 3-2 Fernandez

Scheidsrechter: Liesveld

Geel: Bahia, Vlaar, Clasie, Lagouireh

Opstellingen:

Excelsior: Paauwe; Bovenberg, Van Steensel. Nieveld, Nelom; Vincken (66’ Lagouireh), Clasie (75’ Ribeiro), Koolwijk, Wattamaleo, Alisic (79’ Bergkamp); Fernandez.

Feyenoord: Mulder; De Vrij, Vlaar, Bahia, De Cler (46’ Lumb); El Ahmadi, Bruins, Fer; Schaken, Smolov (71’ Castaignos) en Wijnaldum (59’ Cabral).

マリオ・ベーン

試合後フェイエノールトサポーターと言い合いに。

「これはスキャンダルな見せ物ではあったが、それによって首脳陣の交代を要求するのはナンセンス。だがファンは自分たちの事のようにチームに対して怒りを感じているのだから、我々は自分たちの責任を果たせなかった事を恥ずかしく思わなければならない」

「あらゆる点を考慮しても、エクセルシオールの選手たちの方がハートを持ってプレーしていた。本来はフェイエノールトの選手の方がそうできることをやらなければならないのだが、先週のユトレヒト戦前半と同じだった。クレイジーな現象だ。そこから抜け出せなかった。だが選手たちは自分たちでいまの状況を脱しなければならない。エクセルシオールの選手にできるのだから、我々にもできるはずじゃないか?我々には多くのタレントがおり、志もある。しかしピッチ上でそれを見せなければならない。今日は勝とうとする意志が一瞬も見えなかった」

「良いところは一つもなかった。組み立てはスローで、たくさんボールを持ってもほとんど何もできなかった。人工芝も相手も関係ない。あまりに簡単にゴールを許してしまった。我々の側からするとスキャンダラスな見せ物だ。エクセルシオールのパフォーマンスにケチをつけることはできない。彼らは勝利に相応しかった。

我々は自分たちのことだけを考えなければならない。来週木曜のAAヘント戦ではしっかり立て直し、特に観客の信頼を取り戻さなければならない。それにはただベストを尽くす事だ」

HTに衝突したデ・クレルは欧州戦にも出場しない。

フェイエノールトエクセルシオール相手にHTに1-1だったら、選手たちは口を閉ざして監督の話を聞かなければならないと私は思う。そういう状況でチームよりも自分のエゴを主張する選手だったら、私はフェイエノールトにもう必要としない。だがクラブとの関係もあるし、来週話し合うつもりだ」

マイケル・ルンブ

「理想を言えば、この試合の事はなるべく早く忘れたい。期待していたようなデビューではないよ」

「すべてが僕らにとって悪い方へ転がった。今日はバラバラになって失敗したと思う。次の試合でまた良いプレーでをして、この悔しさを消せる事を願っているよ」

「木曜日はみんな響の反省を活かさなければならない。でもチーム内の自信が突然完全に消える事など無い。木曜日はリベンジのチャンス。それをしっかりモノにしないと」

試合前に「負けたら選手入れ替えないと」とマリオが言ってましたが、まったく洒落にならない結果に。まぁフェルナンデスはフェイエノールトの選手ではありませんが。

代表疲れがあったのかどうかは謎。確かにピッチは微妙なバウンドなど非常にやりにくそうではあったけれど、試合前にマリオが言っていたとおり言い訳にはならず。フィジカルとテクニックよりもよりもメンタルの問題がやはり決定的だったような。終盤までまったく情熱の感じられないプレーに終始し、良かった選手が一人もいなかったです・・・ 特に中盤のカリムとフェルは猛省して欲しいですね。代表でちょっと活躍して何か勘違いしてるんじゃないかと。

フラールがボールを持っても前線がスペースへ動かないのは困ったモノです。スハーケンもそれほど1対1になれず、スモロフは今回もディープ・スピッツではないことを露呈。左サイドのワィナルドゥムが機能しないのは想定内なので、あれなら中でブラインスと競わせて、左サイドはビセスワール戻るまでカブラルで良いんじゃないかと。

デ・クレルはHTに交代を命じられて、「じゃ、移籍する」という流れとか。確かにそんなに悪いプレーはしてなかったですが、あの状況でそんなこと言い出されても困ります。

木曜日にはいよいよEL-PO。クラブの財政健全化のためにもこの2試合は必ず勝ち抜かなくてはならないので、もうこの試合が「苦すぎる薬」だったことを祈るのみ・・・