今シーズンのフェイエノールトのKNVB bekerはわずか1試合で終わってしまった。昨シーズン決勝まで進んだフェイエノールトだが、水曜日に行われた第三回戦、デ・カイプに迎えたローダJC相手にPK戦で敗れた。90分を終えて1-1、延長戦はお互いゴール無く、PK戦は4-3でローダJCが勝利。カモヘロ・モコチョがトップチームデビューを果たした。リロイ・フェルが延長戦でPKを失敗。
エールディヴィジでのNAC戦、アヤックス戦の2連敗により、ここで良い結果を出して流れを変えたいフェイエノールト。ロン・フラールの負傷により空いた中盤の枠にモコチョがスタメン出場すると開始1分でいきなりジョルジニオ・ワィナルドゥムのビッグチャンスを創る。ワィナルドゥムのシュートはGK ティトンにセーブされるも、その後も前線へのパスで攻撃を牽引。フェイエノールトはここ数試合で見られなかった積極的なフットボールを見せたが、ワィナルドゥムに続いてモコチョから素晴らしいパスを受けたルク・カスタイニョスも裏に抜け出しながらシュートミスで絶好機を逃してしまう。
前半ほとんどローダにチャンスを与えなかったフェイエノールト。CBに入ったステファン・デ・フライがクリアしようとしたボールをボドゥルに拾われポスト直撃のシュートを喰らってヒヤリとするが、危ない場面はここだけ。
前半終盤からやや攻め手を欠いたフェイエノールトはHTにカスタイニョスを下げてセク・シセを投入。しかし後半出だしからローダJCに主導権を奪われ何度かチャンスを創られると、フォルメルの縦パスからデロージュがマークについていたティム・デ・クレルをかわして先制。
なんとか同点に追いつくためにマリオ・ベーンはDFデ・クレルとデ・フライを下げてルーベン・スハーケンとフェドル・スモロフを次々と投入し2バックで勝負を賭ける。後半半ばからほとんど一方的に攻め続けたフェイエノールト。スハーケンが完璧なクロスを上げたがファーサイドにいたルイジ・ブラインスはわずかに届かず。
しかし残り10分を切ってスモロフのパスがシセに通り、ついにティトンの壁を破る。ロスタイムにはフェルから再びシセにパスが通ったが今度はシュートミスで延長へ。
延長後半1分にスハーケンのクロスがヘンプテのハンドを誘いPK。しかしキャプテンのリロイ・フェルがティトンに止められ失敗。
PK戦はフェイエノールトが後攻。お互い二人ずつ決めてローダJCのスチュインをロブ・ファン・ダイクが右手一本でストップ。しかしブラインスもティトンに止められる。ローダJCの4人目デロージュがバー直撃、しかしレールダムも枠を外してしまう。フェイエノールトの5人目で再び蹴ったフェルが今度は成功させるも、6人目のスハーケンが大きく外して終了。
Feyenoord – Roda JC Kerkrade 1-1 ( Roda JC w.n.s.)
Scoreverloop:
63’ 0-1 Delorge
83’ 1-1 Cissé
Scheidsrechter: Nijhuis
Geel: De Cler (Feyenoord)
Bijzonderheden: Fer mist strafschop (107’)
Opstellingen:
Feyenoord: Van Dijk; Leerdam, De Vrij (74’ Smolov), Bahia, De Cler (66’ Schaken); Mokotjo, Bruins, Fer; Wijnaldum, Castaignos (46’ Cissé) en Cabral.
Roda JC Kerkrade: Tyton; De Fauw, Kah, Wielaert, Hempte; Delorge, Vormer, Janssen, Bodor (85’ Sutchuin); Hadouir (85’ Huysegems) en Junker.
Strafschoppenserie:
Vormer○Wijnaldum○、Janssen○Smolov○、Sutchuin×Bruins×、Delorge×Leerdam×、Junker○Fer○、Huysegems○Schaken×
マリオ・ベーン
「私にとってもフェイエノールトにとってもとてつもなく痛い敗戦」
「前半は早くゴールしようとチーム全体が動いていた。開始1分でチャンスがあったが決められなかった。前半見せたフットボールはとても良かったが、最後のところで決定力が問われた」
「リロイはPKを蹴る勇気を出したんだ。確かに決められなかったのは良くないが、それもあり得ること」
「日曜には私の古巣のNEC戦。また別の重要な試合がある。 選手たちにはロッカールームで、この失望から切り替えてやっていかなければならないと言った。我々にはまだシーズンがあるし、何かを成し遂げたいと望んでいる。NECでも苦しい時期はあったと言ったが、すべて上手くいったし今回もそうなる」
「我々はフェイエノールトとして一つでなければならない。ファンが今の状況を理解してくれることを願う。過去についてクドクド言うことはできるが、そこからは何も得られない」
リロイ・フェル
「あのPKで僕が試合を決めなければならなかった。外してしまってとてつもなく後悔している。この敗退は選手にとってもファンにとっても非常に悲しいこと」
「前半決められなかったのが悔しい。今日の僕らのフットボールは決して悪くなかったけれど、シュートを決められなかった。僕らのプレーを見たら、今日は少し足りないところがあっただけ。でも僕らはbekerから敗退したんだ」
「PK失敗はキャプテンとして責任を取らなければならない。僕らにはまだリーグ戦が残っている。やれるだけのことをしなければ」
前半3回の決定機を決めていれば勝てた試合だし、フェルのPKもあったし、PK戦では先攻のローダJCが2回も外したのに・・・ 非常に残念な形で今季は残りエールディヴィジのみとなってしまいました。
モコチョは公式戦初出場(だったっけ・・・)で十二分に期待に応えてくれました。それでも現時点ではやっぱりカリムを使いたいところですが、早くコンディションあげてマリオを納得させて欲しい。
ステファンは多少のミスはありつつも、何とかフラールが戻るまで頑張ってくださいと。レールダムは2バックになってからも頑張ってたけれど、右バックとしてはロングフィードの精度に若干問題があるような。でも代わりがいませんからね。カブラルはローダに上手く対応されて違いを創れず。最後はへとへとに。
フェルはPKを外した以外は素晴らしかった・・・なんで蹴ったの?
ジニとルクはもっとシュート練習すること。特にルクは左足でシュートしてれば決められたでしょ・・・
スハーケンはPK戦大げさな助走で外す気満々でしたね。
今日もデ・クレルが途中交代でマリオとやや不穏な空気。唯一の30代なので大人になってください。
トマソンさんがもしかしたらウィンターストップ前に戻れないかも、という不穏な状況になってきたので今後もまだまだ苦しい戦いが続きそうです。一人大人のクオリティのあるのが前線にいればかなり違うんですが。
それでも今日の前半は久しぶりにまともにフットボールしていたような気がするので勝って自信を付けたかったところなんだけれど・・・ローダJCもさすがに良かったですが、やっぱりとてもとてももったいない敗戦。
次はマリオの古巣NECとのアウエーゲーム。