木曜日に行われたEL-PO2ndレグ。先週AAヘントにデ・カイプで1-0と勝利していたフェイエノールトだが、アウエーで2-0で敗れグループステージに到達することなく欧州戦敗退が決まってしまった。
シセがスタメンスピッツで今季初出場。怪我のエル・アーマディに替わりレールダムが中盤に。ワィナルドゥムは今日も左サイドから。
雨のヘントに2.000人近いフェイエノールトサポーターの声が響く。
3分にシセがスピードを活かして得たFKからフラールが反転シュートもGKがなんとかセーブ。ヘントがやや主導権を取りつつもフェイエノールトもチャンスを与えることなく前線のスピードを活かそうと一進一退の展開。
15分にはワィナルドゥムどのコンビでブラインスが狙ったがGKの守備範囲。直後右サイドからカウンターを許し、ゴール前まで持ち込まれるがデ・フライが詰めてシュートは大きく枠外。次第にポゼッションで圧倒される。27分にはゴール前でクロスのこぼれ球を拾われたがワィナルドゥムが詰め、シュートもムルデルがセーブ。30分にはマルティンス・インディのハンドで与えたFKが枠をかすめた。
31分FKの際の競り合いでフェルにイエローカード。エリア内だったがPKは取られず蹴り直しで一安心。
次第に必死に跳ね返すだけになるフェイエノールト。32分左サイドを切り崩され、クロスにムルデルが腕を伸ばして触るもそのまま流れたボールをヘディングで決められついに失点。
前半終盤ようやくフットボールを始めたフェイエノールト。何本もパスを回し攻撃の形を作るもなかなか決定的なフィニッシュには至らず。それでもゴール正面でワィナルドゥムがミドルシュートを狙ったがGK正面に。さらにシセのパスでワィナルドゥムがライン裏に抜け出したがGKとの1対1を決められず。
交代無しで後半へ。
スローイングからゴール前でスハーケンが落とし、フェルが狙ったが宇宙。
52分ヘントの選手のミスでブラインスがボールを拾い2対2のチャンスも、ドリブルを選んだブラインスがシュートまで持ち込めず。
シセを下げてスモロフを投入。
この時間帯やや集中力を欠いたフェイエノールトはヘントのクロスに対応できずピンチの連続。60分にはCKからフラールが背後に入られてあっさり2失点目。
アウエーゴールを1点でも奪えば優位に立てるフェイエノールトは残り15分になりスハーケンを下げてカスタイニョスを投入し2スピッツで勝負を賭ける。
中央でワィナルドゥムが潰れて流したボールにレールダムが詰めたが枠に飛ばず。カスタイニョスのクロスにワィナルドゥムがGKと接触し倒れたがノーファール。
残り10分を切ってデ・クレルを下げてカブラル投入してパワープレー。
ワィナルドゥムが素晴らしい切り込みを見せるがGKが弾いたこぼれ球をシュートまで持ち込めず。リスキーな攻撃に出ているフェイエノールトはヘントのカウンターで数回ピンチを招くも、マルティンス・インディが必死に追いすがりなんとか凌ぐ。
3分のロスタイム。デ・フライのミドルからフェルが決定的シュートも枠に打てず終戦・・・・・・
号泣のマルティンス・インディ。
AA Gent – Feyenoord 2-0
Scoreverloop:
34’ 1-0 Soumahoro
61’ 2-0 Coulibaly
Scheidsrechter: Eduardo Iturralde Gonzalez (Spanje)
Geel: Thompson, Soumahoro en Ljubijankic (allen AA Gent), Martins Indi en Fer (beiden Feyenoord)
Opstellingen:
AA Gent: Jorgacevic; Medrano (83’ Duarte), Wils, Hanstveit, Thompson; Thijs (66’ Ljubijankic), Azofeifa (69’ Smolders), Grondin; El Ghannassy, Coulibaly en Soumahoro.
Feyenoord: Mulder; De Vrij, Vlaar, Martins Indi, De Cler (82’ Cabral); Leerdam, Bruins, Fer; Schaken (76’ Castaignos), Cissé (60’ Smolov) en Wijnaldum.
チャンスは十分に創りました。でも結果は悲劇的な敗戦。
フェルが決めていれば。ブラインスがあそこでパスを通していれば。ムルデルがもう一歩前にポジションを取っていれば。トマソン、カリム、バイーアが怪我していなければ。そもそもロブ・ファン・ダイクがGKだったら・・・・
厳しい状況でよくやったとは思う。タレントが揃っているのは明らかだけれど、プレーの一つ一つのクオリティがあまりにも低く、ミドルレンジのパスが綺麗に通ることがほとんど無し。殊勝な言い方をすれば残念ながらまだ欧州で戦えるレベルでなかったということでしょうか。
今シーズンも欧州の扉は開かれず、赤字は決定的。クラブ財政はさらに危機的な状況に陥ることは避けられません。文字通りお先真っ暗。正直ちょっと泣きたい。