エールディヴィジ最終節でプレッシャーをはねのけたトゥエンテはNACをアウエーで0－2と下し、大方の予想通りアヤックスの追撃を振り切り首位でシーズン終了。クラブ創設以来初のランズカンピューンとなった。
序盤からゲームを支配したトゥエンテはストッホのクロスにヌクフォ、ペレス、ティエンダッリが狙うもゴールならず。
そのごもルイスが裏に抜けたがテン･ラウウェラールに止められチャンスを逃す。
試合が動いたのは22分。フェーエルがテオ･ヤンセンへの両足タックルで一発レッドを受けると、そのFKからルイスがゴール。ルイスの前でボールをトラップしたスノイルは体勢を崩してしまった。
直後にテオ･ヤンセンのミドルの跳ね返りをルイスが狙ったがバーの上。またヌクフォがゴール前フリーでボールを受けたがシュートはテン･ラウウェラールの正面に。
後半PO枠の9位を争うローダが同点に追いつかれたことを知ってNACサポーターが息を吹き返したが、ストッホが左サイド深くから右足を振り抜き決定的な2点目。
試合終了後はお祭り騒ぎに。ダグラスとヴィスヘルホフがマクラーレンを肩に担ぎ、ルイスはセレモニーの準備で出されたカンピューン･スハールで髪をセット。
そしてNACサポーターのブーイングの中、KNVBのディレクター ケスラーから選手全員にメダルが、キャプテンのヌクフォにカンピューン･スハールが手渡されてスタッフも含めて全員でお祝い。
ベテランのペレス、ヌクフォは表彰セレモニーの前から男泣き。特にAZでもアヤックスでもPSVでもカンピューンになれなかったペレスは号泣でライコビッチが抱きしめて、カメラから守る。ロッカールームに戻っても、"Helemaal niets in Amsterdam"を大声で歌って盛り上がるティエンダッらチームメイトの中、一人じっと座って感慨深そうに･･･。
ブラマ
「信じられないよ。エンスヘデは大騒ぎだろう。僕らは入れて貰えないんじゃないかなｗ」
「僕らはどのチームよりも勝ち点を獲った。このシーズンはとてもコンスタントだった。それが僕らの強さだ」
「信じられないね。NAC相手の試合の準備中から、選手たちは時々にリラックスしすぎていたんだが。だけどこの数日になってやっとまた集中しだしたんだ」
「これ以上の事は考えられないよ。このグループはとても経験がある。アウエーでフェネルバフチェに勝てたのだから、ブレダにカンピューンスハップを勝ち取ることもできるのは誰でも分かっただろう」
ペレス
「MVVでは無理だったからねｗ」
テオ･ヤンセン
「私は欧州でプレーするためにトゥエンテに来た。いまではカンピューンだ。私らは自分たちがファンタスティックなチームだと証明した。リーグの頂点に立つ以上の事など何もない」
「監督が私にとってもチームにとっても重要な役割を果たした。特に私にとっては難しいシーズンだったけれど、彼は私を信じ続けてくれた」
「カンピューン･スハールのタトゥーは必ず入れるよ。足に彫ると思う」
ムンステルマン
「また自分たちのやり方で勝ったねｗ アヤックスのようにすぐ3－0にせず、静かに静かに、とにかく2－0で勝った。だがその結果が何よりも大切なんだよ」
ルイス
「ファンタスティックなシーズンだった。トゥエンテにとっても僕にとっても、本当に夢のようなシーずんだよ」
ルーク･デ･ヨング
「シームにはNACへのレッドカードが正当なものだったとSMSを送ったよ。両足でのタックルだったからね。祝福のメールはまだ来ていないけれど、心配はしていない。アヤックスは後半戦凄く良くなったけれど、カンピューンはシーズン全体の成績で決まるものだと言っておいた」
ヴィスヘルホフ
「みんなアムステルダムの連中を見返してやろうと団結していた。その通りやれた」
「アムステルダムでコメントされていたことは我々のモチベーションを上げるだけだった。もちろん彼らだっていつもなら自分たちの事についてコメントするだけっただからね。我々にとっては、それは助けを求めて泣き叫んでいるように思えた。みんな混乱させようとしているんだと思っていた。我々はまったく気にかけなかったし、さらに集中しただけだった」
「信じられないね。シーズンの序盤から我々はずっと1位か2位だった。毎週勝たなければならないというプレッシャーがあったが、乗り越えた。選手たちがやり遂げてくれたことはファンタスティックだ。とても誇りに思うよ」
「今後についてはいまは話す時ではない。いまは喜びを味わう、パーティの時間だ。もう行くよ。その後でまた話そう。トゥエンテは素晴らしいクラブ。これらかもまたもっとそれを見せてくれるだろう」
「会長、スタッフ、選手たちには感謝しているが、このタイトルは家族のおかげでもある。人生において前に進むには失望も必要だ。私はやり続けた。これがそのご褒美だよ」
「トップの監督だってみんな時々失敗する。イングランドでEK予選を勝ち抜けなかったのは非常に大きな失望だったが、私はそれを乗り越えた。これから3日間はエンスヘデでお酒も飲めないだろうね」
「ボビー(･ロブソン)がここでの仕事を私に勧めてくれたのが本当に私にとって良かったと思う」
ケスラー
ブレダのサポーターから大ブーイングを受けるも
「ああ、もう慣れたよ。私には彼らを変えることはできない。だからトゥエンテのカンピューンスハップのことだけに集中する。もちろんエンスヘデ出身の私にとっても特別なことだからね。アヤックスがカンピューンになると私もずっと思っていたが、最後の6試合という時になって、トゥエンテのタイトルを信じ始めた。そしてその通りになった」
「最も素晴らしいのは、トゥエンテのヨープ･ムンステルマン会長がこのクラブをエンスヘデの人々にとって人気のあるものにしたことだ。その愛情はカンピューンスハップによってさらに大きくなるだろう。私もここでビールを飲むよ」
