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ローダJCに完勝!カブラルがデ・カイプに歓喜の渦を巻き起こし、ダニがついにカムバック

土曜夜に行われたエールディヴィジ第2節、デ・カイプでの今シーズン初ゲームでフェイエノールトローダJCケルクラーデに文句なしの勝利。ジェルソン・カブラルが2ゴールを決めた上にリロイ・フェルのゴールもアシストする大活躍で3-0。深刻な膝の怪我で約2年間をピッチ外で過ごしたダニ・フェルナンデスが残り15分からカムバックを果たし、投入時には観衆とチームメイトから大きな拍手が送られた。

 

先週のエクセルシオール戦に続く勝利を、シーズン最初のホームゲームに集まった自分たちの観衆に見せることが義務づけられていたフェイエノールト。監督のロナルド・クーマンは1日前にもファンのサポートを期待するコメントを出していたが、それはデ・カイプで現実のものとなっていた。

 

素晴らしいレギオンのサポートでフェイエノールトローダJC相手に全力で襲いかかったが、ややミスが多いフットボール。しかし選手たちは常に非常に統率の取れたプレーで戻りも全力だった。リンブルフのビジターチームはコンスタントにプレスをかけ続けるも、前半は数本のミドルシュートのみで危険なシーンにはほとんど至らず。

 

フェイエノールトの危険なシーンは特にサイドからだった。最初の15分でリーダーシップを取ったのは先週からクーマンによって右サイドに置かれた左利き、ジェルソン・カブラル。このFWは直接の相手を再三素早い動きでかわしたが、前半はただクロスの正確性だけ欠いていた。

 

しかしそれも10分過ぎのカブラルの右サイドからのアクションには当てはまらず。このウィンガーはサイドライン際から中へ切れ込むと、相手二人をかわし、逆サイドネットへ見事なュートを突き刺して先制をもたらした。

 

後半もカブラルはローダJC相手の守備陣を悩ませる大きな武器であり続ける。フェイエノールトがHT明け15分で勝利への安全圏へ入ったのも、大部分がこのユース代表の力によるものだった。ビジターチームの守備陣の責任でもあるが、右サイドの大きなスペースを活かしてカブラルはさらに2得点に貢献。

 

後半3分にそのスペースからユース代表は中に走り込んだリロイ・フェルにお膳立て済みのボールを供給。フェルは低い弾道のコントロールされたシュートでフェイエノールトに2点のリードをもたらした。5分後にはカブラルが前半と同じように右サイドから中へ切れ込み、今度は3人をまるでそこにいないかのようにかわし、低い弾道のシュートを突き刺した。

 

最後の30分間はスタンドに熱狂的なお祝いムードが巻き起こり、何度も何度もウェーブが回った。そして残り15分にはスタンドのサポーターからもう一度大きな歓声が起きる。ダニ・フェルナンデスのカムバックだ。このDFは大きな拍手を受けながらカリム・エル・アマーディとの交代でピッチに入り、約2年ぶりにリーグ戦の舞台で15分間プレー。このスペイン人と共にチームは問題なく3-0での勝利を手にし、フェイエノールトはシーズン最初の2試合で最多勝ち点6ptsをあげた。

 

Feyenoord – Roda JC Kerkrade 3-0

Scoreverloop:

12’ 1-0 Cabral

48’ 2-0 Fer

54’ 3-0 Cabral

 

Scheidsrechter: Kuipers

 

Geel: Hempte (Roda JC)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Mulder; Leerdam, De Vrij, Vlaar, Ramsteijn; El Ahmadi (72’ D. Fernández), Clasie (83’ Van Haaren), Fer; Cabral, G. Fernandez (58’ Schaken) en Cissé.

Roda JC Kerkrade: Tyton; Monteyne, Wielaert, Vukovic, Hempte; Delorge (70’ Donald), Fledderus, De Beule (65’ Pluim), Sutchuin Djoum (40’ Malki); Junker en Ramzi.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail/S1/10010000038832-999-10010000000003.aspx

 

 

ジェルソン・カブラル

「間違いなく、僕のフェイエノールトでのベストゲーム。危険なシーンを作り、チームにとって重要な働きをするのはFWとして僕の仕事。2ゴール1アシストでそれが上手くいった」

 

「監督からは相手(ヘンプテ)の所を突いて、自分のスピードを活かすように言われていた。僕は彼よりも速かったし、上手くやれたよ。僕の夜だったという感じがするね」

 

「3点目は1点目とほとんど同じだけど、ちゃんと狙って低めに蹴った。あれはたくさん練習しているんだ。2-0のゴールはカリム・エル・アマーディから良いスルーパスが出て、フェルに渡せた。フェルがゴールする手助けができて嬉しいよ」

 

「今日はみんなとても調子が良かった。監督がチームにとても自信を与えてくれている。それが嬉しいし、僕らに良いフットボールができるのはみんな分かっているからね。今日はそれを見せられた」

 

ロナルド・クーマン

「完璧なプレーだった。90分間に渡ってコントロールし、決めるべき時にしっかりと得点した。この試合に関しては、私にはこれ以上は求められない」

 

「ダニが簡単にチームの中に入って行けたのはみんな見れただろう。フィットした彼はこのチームにとって間違いなく価値のある選手」

 

「今日は選手みんながダニのカムバックを喜んでいたし、観客もそれに応えてくれたんだ。全てが上手く行けば、チームを動かすのが簡単になるのは当然のこと。重要なのはそうでない時にチームスピリットを示せるかどうかだ」

 

「いつも相手に脅威を与えようとする選手を使えるのは監督としてはとても喜ぶべき事。ジェルソンは前半ファンタスティックなゴールを決め、右サイドから何度も危険なシーンを作っていた。まだ時々自信過剰な所もあったけどね。彼がその脚で相手のDFラインに対して何かしてやうとするのは素晴らしい事だが、それを我々のペナルティ・エリアでするべきではない」

 

「正直言えばこの2試合で4ptsを計算してたが、2pts多くなった。とても満足しているよ。だが同時にまだ改善すべき点があるのも分かっている。これからも全員でハードワークを続けるつもりだ」

 

ダニ・フェルナンデス

「この試合の事は決して忘れないだろう。とてもエモーショナルだった。カムバックするために2年間一生懸命やってきたんだ」

 

「試合前は出場時間を得られるとは予想してなかったよ。3-0になって監督からウォーミングアップするように言われた。これは出番が来たかもしれない、と思った。スタンドのみんなが注目してくれたのはとても嬉しかった」

 

「観客やチームメイトのあのリアクションも予想外だった。普通ではない、とても素晴らしかった。選手たちとサポーターに感謝したい。試合後の事もね。ああやってファンから支えられるのは本当に最高だった」

 

「不安はなかったよ。頭の中をポジティブにしないと。過去は振り返らずに、未来もそんな遠くは見ていない。フットボール選手として一日一日を生きていくだけ。毎日ハードワークして成長していきたい」

 

スタンドで観戦していたルク・カスタイニョス

「みんな1年歳を取ったしケンケンも多くなった。フェイエノールトは成長している」

 

 

ダニの復帰祝いにカブラルがやってくれました。まぁ調子よければこれくらいの事は十分やってくれるのは分かってたので、やっとの大ブレイクになりそうです。

チームとしては前半ローダの中盤に対してやや慎重な立ち上がりから、先制してしばらく良くなったと思いきやHT前に再び走り負けて主導権を奪われる展開。まぁ最後の所は完璧に抑えていたのでほとんどやられた、というシーンは無かったですが。後半はなぜか完全に圧倒。代表戦明けでどうかと思いましたが、ローダの方がお疲れだったかな?

 

今日はDF陣は万全。ムルデルも枠内シュートは全て危なげなくセーブ。キックも安定。

中盤は走り負けなければなかなかのもんな気がするんですが・・・うーん、どうなんだろうか。エル・アマーディはほんとクオリティは高いので、自分が試合を決めるという気合いをもっともって欲しいと思いつつもう何年。どうせ今シーズンも変わらないんでしょうね・・・。ダニがスタメンで出られるコンディションになればレールダムも中盤に戻り、ファン・ハーレン、モコチョと中盤の争いは激しくなります。一人くらいエクセルシオールに回してもいいような気がするような、でもやっぱりもったいないような・・・。今日のリッキーを見ても良い選手なのは間違いないですが、まだ余計なミスも多い。当分スタメンは変えずに、ちょこちょこと回していく感じですね。

 

カブラルは調子よければビセスワールが戻って来てもこのままスタメンに。果敢に1対1を仕掛けていくメンタリティはこのクラブには欠かせないです、はい。まぁ自陣でやられてボール獲られるのはちょっと勘弁して欲しいですが。ギオンは一人カウンターのチャンスを決められず。セクが最後の30分間スピッツに回り、しっかりとポストこなしていたので、正直こっちの方がフットボールになるのは間違いなく・・・。我慢しながら使って成長させていくか・・・。交代で出ているスハーケンもなんかそんな悪くない気がしますね。2年目の飛躍なるか。

 

終盤はダニのカムバックもあって久々に熱狂的な雰囲気のデ・カイプになり、美しい試合でした。2試合で6ptsと、まぁ数字的には文句なしのスタート。まだまだ道は長いですが、いろいろあったプレシーズンを乗り越えてクラブの雰囲気が明るくなってきたような。これでインマルスとか獲れれば最高なんですけどねぇ。どうやら無理そう。フェルにはトゥエンテから2回目のオファーが来るも、まだ金額の開きがあり再び拒否。ビセスワールにもスコットランドからお声がかかるとかかからないとか噂が出てますが、誰か売ってインマルス買えるのならなんとかしたい。

 

来週は日曜にアルメロヘラクレス戦。エバートン、オーフェルトーム等攻撃陣は相変わらずですが、両CB離脱で守備陣が大変みたいです。