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オランイェ、アケーのゴールで敗戦を免れる (練習試合: イタリア-uit)

オランダ代表は終盤のアケーのゴールによってイタリアに敗れずに済んだ。このBournemouthの選手のヘディングでオランイェはTurijnにおいてイタリアと1-1で引き分け。先週木曜のスロヴァキアとの練習試合と同じスコアで終わった。

 

イタリア-オランダ。普通なら本大会の終盤のカードでもおかしくない。世界のフットボールの2つの大国間により究極の対戦だ。しかし2018年の状況は全く違う。WKの前夜にこの2カ国の対戦は、まだ大イベントを逃した喪失感の悲しみが大きい者同士の練習試合でしか無かった。オランダにWKは無く、イタリアにWKは無い。

 

月曜夜のこの試合は両ボンズコーチ ロナルド・クーマンとRoberto Manciniの対戦でもあった。両者は1992年のヨーロッパ・カップ1のフィナーレでFC BarcelonaとSampdoriaの選手として相対した。当時の勝負はWembleyで唯一のゴールを決めたクーマンの輝かしい勝利に。

 

26年後のTurijnではクーマンによってあまり楽しめない内容となった。「遙かに劣る」と言って良いだろう。オランダ代表は先週木曜のスロヴァキア戦での前半も酷いプレーだったが、月曜夜はさらに低調に。チームはボールロストを大売り出しし、雑なDF陣から危険なシーンを作れるだけのまともな攻撃はほとんど起きなかった。

 

前半イタリアが計4つのベストチャンスを作ったのも驚きでは無い。3分ですでにBelottiのゴールが取り消され、その後もこのスピッツとVerdiに大きなチャンスがあった。HT5分前にはスタメンデビューのルート・フォルメルがゴールラインでのクリアを強いられ、0-0のままHTに入ったのは小さな奇蹟だった。

 

しかしスロヴァキア戦同様、オランダ代表は後半に入って多少流れに乗った。手を負傷したハンス・ハーテブールに代わってヤンマートがピッチに入る。60分過ぎにフォルメルがフィレーナを見つけて最初のチャンスが生まれたが、彼のシュートは高く飛びすぎた。

 

その数分後にSimone Zazaが直前に交代した相手のBelottiより遙かに冷静なところを見せ、自身最初のチャンスで即ネットを揺らす。さらにその直後にDomenico Criscitoが抜け出そうとしたライアン・バベルを倒してレッドカード。

 

フィレーナのシュートとスティーヴン・ベルフハイスの投入でオランダは勝利を諦めていないことを見せ、終了直前にナータン・アケーが自身の代表初ゴールで同点としたのも正当な結果だった。最終盤にオランイェは勝利にもあと一歩と迫っていた。

 

これでロナルド・クーマンボンズコーチとして4試合を消化。イングランドポルトガル、スロヴァキア、イタリアとの試合を彼は『自分の』オランダ代表を作り上げる4回の機会と見ていたが、これでその段階が終わったことになる。

 

オランイェはここからEK 2020に向けてのルートに入り、9月6日にペルーとホームゲーム。その3日後にフランスとのアウエーゲームでNations Leagueがスタートする。

 

Italië - Nederland 1-1
67' Simone Zaza 1-0
88' Nathan Aké 1-1

 

Gele kaart: Chiesa, Zaza (Italië), De Roon, Vormer, Janmaat (Nederland)
Rode kaart: 69' Criscito

 

Opstelling Nederland:
Cillessen; Hateboer (46' Janmaat), De Ligt (70' Aké), Van Dijk, Blind (77' Weghorst), Vilhena; Vormer (70' Berghuis), De Roon (77' Promes), Wijnaldum; Babel (82' Elia), Depay.

 

https://www.onsoranje.nl/nieuws/nederlands-elftal/72935/ak%C3%A9-voorkomt-nederlaag-oranje-tegen-itali%C3%AB

 

ロナルド・クーマン
「前半はまた良くなかった。主導権をほとんど取れず、ボールを持った時に雑だった・これだけボールを失うことがどうすればあり得るのか私自身疑問。我々は間違いなくもっと上手くやれるはず。それをもっと頻繁に、もっと長い時間見せなければいけない。今回は後半だけ良かった」

「まだまだ長い道のりだが、この4つの練習試合を終えて我々が2020年のEKに進めると断言できるとは私も予想はしていなかった。我々は理由無く本大会を2つ連続で逃した訳では無い」

「後半はヤンマートの投入がポジティヴに作用し、他の交代策も全て攻撃的に行ったことで、より伸び伸びとプレーできていた。1-1は相応しい結果」

「実際ここまでで本当に満足できたのはポルトガル戦の前半だけ。スロヴァキア戦とイタリア戦はしっかり振り返る必要がある。しかし練習試合4つを終えて私はオランイェにそれほどネガティヴでは無いよ。良いモノは間違いなく見えている。ただ仮にすぐに『本番』なら、もっと良くしなければいけないのは明らか。少なくとももっとチームを固定したい。NLでは良い相手とやれるし、しっかりとその仕事に取りかかれるだろう」

 

フィルジル・ファン・ダイク
「前半はイタリアにスペースを与えすぎた。特にJorginhoで終始プレーを継続されてしまい、前半の僕らは何度も危ないシーンを何とか凌いでいた。HTに話し合ったけれど、こういうのも僕らにとっては勉強の機会。前半の内容でパニックになる必要は無い」
「後半は何度も良いプレーができたし、相応しい同点ゴールも決められた。その後試合を決められなかったのが残念。ここで勝つこともできた」

 

中盤と両バックを総取っ替えでNLに向けてスタメン争いがどうなるか、という感じでしたが、ビックリするほど雑で全くパスが繋がらない前半で話にならず。特にデ・ローンとハーテブールのイタリア・コンビがなかなか悲劇的な出来でした。この2人に次のチャンスが回ってくるかはちょっと微妙。

 

ベストプレーヤーは明らかにシレセンで、失点シーンで多少迷ったものの決定的なミスでは無く、第1GKの座をどうやら取り戻した感。

 

両バックの選考がなかなか落ち着きませんが、今回はダリルが後半から好プレー。トニーは悪くは無い程度で、むしろ終盤中盤に移ってから本来のレベルに。5-3-2で両バックの出来は重要なので、現状はなかなか厳しいものがあるような気はします。

 

デパイの隣に誰を置くかも答えが出ませんが、現状3スピッツ時に投入されるベルフハイスとエリアが今後そのチャンスを与えられるかどうか。

 

NLは普通に4試合ノーチャンスで全敗しそうな雰囲気が濃いですが、真剣勝負をしながら予選に向けてさらにチームのベース作りに使えれば、という感じですかねぇ。