ヨング･オランイェはEK予選での好スタートをさらに続けることができず。日曜にかなり席が埋まったデ･ホッフェルトで、フレッド･フリムのチームはスロヴァキアに1-3の敗戦を喫した。オランダ唯一のゴールは前半にフィンチェント･ヤンセンが記録。
フリムのチームはキプロス戦(4-0勝利)とトルコ戦(0-1)から多くのポジションんが変更。多くの選手が怪我で外れ、一方でカリム･レキクとリシェドリー･バズールでフロート･オランイェに引き上げられた。そのためにヴェスリー･フートがスタメンでデビュー。
セレクションの数人の選手にとってはスロヴァキアとの試合は楽しくない記憶を呼び起こさせるものだ。ちょうど1年前にヨング･オランイェはティルブルフで0-1で敗れ、チームはEK予選を突破するための首位の位置を失った。
リベンジの気持ちがあったにも関わらず、ヨング･オランイェは苦しい前半に。チームは組み立てが落ち着かず、定期的にスロヴァキアのコンビネーションに楽々と突破されていた。しかし最初のチャンスはオランダに。ミムーン･マヒーがブレ球のシュートを狙ったが、Adriàn Chovanがなんとかセーブ。その後 ハンス･ハーテブールがフィンチェント･ヤンセンを好パスで走らせ、AZのスピッツはスロヴァキアのDF二人とGKをかわし、がら空きのゴールにボールを流し込んで1-0.
先制点の後はスロヴァキアが徐々に主導権をつかみ、オランイェは後ろに下げられる展開に。FC フローニゲンのアルベルト･ルスナクが多くの攻撃の起点となり、その最後にいるのは大抵フィジカルの強い Adam Zrelakだった。このSlovan Bratislavaのスピッツはチャンスを決められずにいたが、それでもHT直前に相応しい同点ゴールが生まれる。フートのトラップが滑ったことでZrelakにフリーでのシュートチャンスを与え、ファン･デル･ハルトが一度はセーブしたが、そこからのCKをMartin Chrienが決めた。
後半の出だし、ヨング･オランイェは次第に低調に。チームは主導権を取っていたものの、不必要なボールロストでスロバキアがサドルを漕ぐのを助けてしまった。スロヴァキア人たちはその瞬間を狙って絶えずスピーディなカウンターに繋げる。60分過ぎにミスが生まれ、再びCKからDF Milan Skriniarが強烈なシュートで1-2. 5分後には駆け上がってきたZrelakがファン･デル･ハルトを破って2点差に。
ヨング･オランイェは後半残り時間で何とかしようとするも、長く、強く、危険な局面は訪れず。リカルド･キスナが遠目から狙ったがシュートは枠を外れ、ハーテブールとヤンセンに追い上げるゴールを決める大チャンスがあったが、どちらも至近距離からのシュートを枠に飛ばせなかった。終盤の攻勢も実現せず、途中出場でデビューしたジリアーノ･ファン･フェルゼンも何も変えられず。
敗れたもののヨング･オランイェは依然予選グループの首位におり、スロヴァキアが勝ち点で並んだ。11月17日火曜日にヨング･オランイェはスロヴァキアを訪れて直接差を付けるチャンスがあるが、まずは11月12日木曜のティルブルフでのべラルースとのホームゲームだ。
Statistieken:
Jong Oranje – Jong Slowakije 1-3 (1-1)
Scoreverloop: 16. Janssen 1-0, 43. Chrien 1-1, 64. Skriniar 1-2, 68. Bero 1-3. Scheidsrechter: Shmuelevitz (Israël) Gele kaart: Mahi (Nederland), Valjent, Zrelak (Slowakije)
Jong Oranje: Van der Hart, Hateboer, Luckassen, Hoedt, Aké, Hendrix, Mahi (73. Van Velzen), Vilhena, Janssen, Van Overeem (67. Sinkgraven), Kishna (86. Menig).
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/20264/eerste-nederlaag-voor-jong-oranje?type=actueel
フレッド･フリム
「トルコでエクストラ･ポイントを獲ったのに、今日でそれを失ってしまった。まだ何も問題はないし、パニックになることもない。だが我々はもう一度地に足を付ける」
「重要なのはチームが挫折にどうリアクションするかだと思う。今日はそれがなかなかできなかった。HT直前に1-1にされたのが悔やまれるシーン。あれが精神的に打撃だった。トニーのようなキャラクターを備えた選手がリーダーシップを取れたはずだが、実際そこから立ち上がれた者が誰一人としていなかった」
「スロヴァキアのことはしっかり研究していたし、セットプレーが上手いのも分かっていた。だからそういうシーンをなるべく避けなければいけなかったのに、それができなかった」
いろいろ人がいなくてこのメンバーでどれくらいやれるかな、と思いましたが、トライするにはちょっとスロヴァキアが強すぎた印象。テクニックは劣っていないものの、要所要所で雑さが出たのと、クリエイティヴィティとフィジカルの差はハッキリと出てました。まぁ良い時間帯はしっかりフットボールをして競り合いを避けれていたので、やはり雑だったのがこのレベルでは致命的。そしてよくあるセットプレーからの2失点。まともに崩すだけのシーンもほとんど無かったので普通に完敗です。
やはりこれだけ面子が落ちると良いチームと予選を戦うのはちょっと厳しい、ということろで、怪我人の問題はもちろん、上にどれだけ引き抜かれないかというのもポイントに。まぁ向こうがEK予選敗退で終われば人選はかなり楽になるはず…
あとはスタンドでバンド隊に演奏させたKNVBはさすがに常軌を逸しているとしか思えませんねぇ。
