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デ・カイプでトゥエンテに容易に勝利 (第2節:トゥエンテ-thuis結果)

フェイエノールトは先週の見事なリーグ戦スタートをトゥエンテ相手にも上手く継続。ロッテルダマースは日曜午後のデ・カイプでトゥッカースに2-0で勝利。前半半ばにイェンス・トールンストラが先制ゴールを決め、残り10分にニコライ・ヨルゲンセンが勝負を決めた。

 

先週フローニゲンンでの華麗なパフォーマンスを出だしから期待したサポーターは失望していただろう。FC トゥエンテは序盤簡単に戦いに出てこず、そのせいもあってフェイエノールトのボールテンポはあまりに低く、最初の45分間は散発的なチャンスを作るに留まった。

 

ファン・ブロンクホルストはトゥッカースとの試合に向けて‘never change a winning team’の原則を適用。これによりエルジェロ・エリアもスタメンに。このFWは今週肩の痛みに苦しんでいたが、スタメンに入れるだけ十分フィットした。しかしながら先週の素晴らしかったエリアはデ・カイプの舞台には現れず。これは前半の多くのフェイエノールダーに当てはまることで、先週のフローニゲンの試合に比べて連携が遙かに不十分に映った。

 

ホームチームが良い連携でトゥエンテのペナルティーエリアに迫った最初の数回の内の一つが即ゴールに。ニコライ・ヨルゲンセンがボールをキープし、パスを受けたカリム・エル・アマーディのシュートがブロックされるとボールはイェンス・トールンストラの足下に。この右アタッカーは一瞬も迷うこと無く、23分にゴール上部に強烈なシュートを決めた。

 

その他にはHTまでデ・カイプで楽しめるシーンは、ルーカス・ヴァウデンベルフの綺麗なボレー以外あまり無し。しかしHT明けにフェイエノールトはスペクタクルの欠如を急速にカバーし、即座にニック・マルスマンの守るゴールに何度も襲いかかった。10分間でディルク・カイト、リック・カルスドルプ、ヨルゲンセン、トールンストラ、エリアがシュートを試みたが、しかし一つもゴールに結びつかず。

 

良い連携にファン・ブロンクホルストは満足していたとはいえ、監督は残り30分あまりで交代を決断。カイトがピッチを去り、スティーヴン・ベルフハイスを投入。これによりGK ブレッド・ジョーンス同様に彼もフェイエノールダーとしてデ・カイプでの初出場を果たした。ベルフハイスは右のFWとしてプレーし、トールンストラはスピッツ ヨルゲンセンの背後に。 さらに15分後にはエリアもビラル・バサチコグルに交代。その直前にトゥエンテはヨー・イェボアーがあわや同点のシュート(枠外へ)を放ったが、全く同点に相応しくは無かっただろう。

 

ベルフハイスは残り10分あまりに試合を決める良いチャンスがあったが、シュートはブロックされる。そしてそれから間もなくようやく2点目のゴールが決まった。ヨルゲンセンペナルティーエリア際で見事な反転でマークを外し、強烈なシュートを放つとボールはポスト内側を叩いてゴール。これによってフェイエノールトを勝利を確かなものとし、首位を確保した。

 

Feyenoord – FC Twente 2-0

Scoreverloop:

23’ Jens Toornstra 1-0

80’ Nicolai Jørgensen 2-0

 

Scheidsrechter: Danny Makkelie

Gele Kaarten: Dejan Trajkovski, Stefan Thesker, Hakim Ziyech (FC Twente)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Jones; Karsdorp, Botteghin, Kongolo, Woudenberg; El Ahmadi, Kuyt (63’ Berghuis), Vilhena; Toornstra, Jørgensen en Elia (77’ Basaçikoglu).

FC Twente: Marsman; Ter Avest (73’ van der Lely), Andersen, Bijen, Trajkovski; Thesker (46’ van der Heyden), Mokotjo, Ede, Ziyech; Yeboah, Oosterwijk (57’ Ünal).

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/feyenoord-fc-twente-netherlands-eredivisie-2016-2017/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「今日は先週の素晴らしいスタートに続きたかったが、最初の20分間で苦しんだ。トゥエンテがコンパクトで、我々はピッチを上手くカバーできず、そしてプレーテンポも低すぎた。ライン間を動き、奥行きを作らなければいけないが、我々は最初それをほとんどやっていなかった」

 

「HTに我慢強さが必要だが、テンポを上げてもっと上手くスペースを使わなければいけないと伝えた。それが上手くいき、最初の10分間で多くのチャンスを得た。なかなか決められなかったが、相応しい勝利。今後いろいろなチームと対戦する中で、トゥエンテのようにコンパクトにプレーするチームも度々あるだろう。その時に後半のようなプレーをしなければいけない」

 

「特に結果には喜んでいるよ。プレー面では今日は先週ほどでは無かったが、結果は文句なし。6ptsを得て、7得点無失点。これは大きな自信になる。ブレッド・ジョーンスは特にFKで安定感を印象づけてくれている。それがチームの守備、それだけでなく実際チーム全体に自信を与えているんだ」

 

「私が交代をする理由は常にその交代によって試合に勝てると思うから。カリム・エル・アマーディ、ディルク・カイト、トニー・フィレーナの中盤は見事に機能しているが、試合展開によってやや低調になることもある。だから私はチームに入れ替えを行っている。誰も私と不仲にはなっていないし、こうでなければいけない。今回はディルクが外に出た。トゥエンテ相手に苦しんでいたし、スティーヴン・ベルフハイスをサイドに入れ、イェンス・トールンストラを中盤に入れてよりクリエイティブな形を選んだんだ。我々は幅広いセレクションを持っており、監督にとってこれは嬉しいことでしかない」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-%E2%80%98vooral-blij-met-het-resultaat%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/38264-gio-over-wissel-kuyt-je-kiest-dan-voor-meer-creativiteit.html

 

イェンス・トールンストラ

「前半の僕らはちょっと怠惰で静的だった。前半苦しんだ理由は僕にも分からない。あってはならないことだし、今日は結果に影響しなかったけど、これを罰してくるチームもあるからね。なくしていかないといけない。後半は上手く試合に入れたけど、そこで点差を広げることができなかった。1-0のまま長く続いてしまったけど、ニコが2-0にしてくれて良かったよ」

 

「最終的に重要なのは結果。僕らは望んでいたスタートを切れた。でもまだこれだけでは何の意味もない。昨シーズンもスタートは良かったけど、その後シーズンの中で台無しにしてしまった。今年はそれを避けないと」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/38262-toornstra-zag-gemakzucht-in-tweede-competitieduel.html

 

ニコライ・ヨルゲンセン

「ニコライというのはオランダではあまりない響きだから、ニコと呼んで欲しい」

「ホッとしてるよ。ちょっとナーバスになっていた。美しいゴールだったね。でも僕も含めて僕らみんなもっと決められたはず」

「自分の特徴?それはみんなこの数週間で判断してくれ」

「得点シーンはGKは見えなかった。中に切れ込んでニアサイドが空いているのが見えたんだ。狙い通りのコース。本能のゴール」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/38263-jorgensen-belangrijk-op-intu%EFtie-torinstinct.html

 

スティーヴン・ベルフハイス

「トールンストラはいま間違いなくとても良い。でも僕もプレーしたい。途中出場で自分がプラスαをもたらせることは見せていると思う。なるべく早く90分間プレーできることを願っているよ」

 

「今日は2点目をもっと早く決めなければいけなかった。サポーターの失望は理解できるよ。僕らがトゥエンテより遙かに強いのは明らかだし、みんな知っていること。長く掛かりすぎてしまった」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/38268-berghuis-toornstra-doet-het-gewoon-hartstikke-goed.html

 

 

期待を大きく下回る内容でしたが、お付き合いの悪癖は出ずに無事に2連勝スタート。まぁ相手が弱くて良かったです。

今日は出だしから前にプレッシャーをかけられずに度々ツィエクをフリーにしてどうなるかと思いましたが、ツィエクのプレーも不安定で事故には至らず。それでもとにかく前半はなかなか酷い出来で、組み立ての時に全員が足を止めるかなり悪い状況も。あの時間帯はニコライが下がるかカリムが奥行きを出すくらいしか手が無い感じで、HTに解説のマリオが不機嫌になるのも仕方無し。

 

後半はテンポが上がって、シンプルに縦パスを入れて周りの選手が奥に走るという単純かつ有効なやり方でかなりチャンスは作ってましたが、もうひと味クリエイティヴィティが足らず。今日のエリアはテル・アーヴェストにほぼ完封されて中に入っても良いところ無し。せめてディルクが本調子ならというところですが、現状完璧にフォームを失ってるので、そろそろ思い切ってベンチに置く手も考えて欲しいところですが、ジオはやらないでしょうねぇ。せっかくイェンスが好調なので10番で起用してベルフハイスをスタメンで使った方が確実に上手くいきそうなのと、このままずるずるディルクの調子が崩れていくのを見るのはちぃっと悲しいので思い切って調整する時間を与えて欲しいところ。特にキャプテンが試合後のメディア対応をせずに帰るくらいなら…

 

ニコは得点を量産するタイプでは無さそうですが、かなりフットボールに加わってくれるのがかなり大きく、すでにカリムと並んで欠かせない存在。今日のような重要なゴールを要所で決めてくれればさらに良いですねぇ。