フェイエノールトは再び勝利を知った。水曜夜に行われたローダJCケルクラーデとのアウエーゲームを延長のエリック・ボテギンのゴールによって勝利、さらに公式戦の連敗を5で終えることができた。フェイエノールトは木曜夜にドローが行われるKNVBベーカーハルフェ・フィナーレのドローに加わり、あと1勝でデ・カイプでのベーカーフィナーレに進むことができる。
この数週間の結果で自信を失っているチームの目を覚まさせるため、試合前日にファン・ブロンクホルストはケルクラーデで安定感をプラスするためにフォーメーションに手を加えることを示唆していた。水曜の夜に彼はその言葉を5人のDFのスタメン起用で実現、2013-2014シーズン終盤にロナルド・クーマンのもとで連勝に成功したシステムを採用した。
ケルクラーデでフェイエノールトが持ち込んだ戦術プランは前半で明らかに。チームは堅固な組織から度々オーバーラップしたバックによって攻撃を仕掛け、ディルク・カイトが起点となってエルジェロ・エリアが何度も裏を狙っていた。このやり方でフェイエノールトには序盤から大きなチャンスがあったが、カイトのプレーでフリーになったエリアのシュートはバーの上に。
両チームとも結果を何よりも最優先していることも前半から明だった。フェイエノールトは試合をコントロールしてほとんどチャンスを与えていなかったが、自分たちも危険なシーンはほとんど作れなかった。
後半も特にフェイエノールトのピッチプレーが次第に雑になっていたことでほとんど変化は起きず。チームは最終ラインをしっかり閉ざしていたが、ローダのGK ベンジャミン・ファン・レールの守るゴールに迫るにはテンポもクリエイティヴィティもほとんど無かった。
90分間終えてゴールは生まれず、ベーカー戦は延長に突入。そこで前半終了直前にボテギンが均衡を破った。CKからマルコ・ヴェイノヴィッチが見事なヘディングでボールを流し、ファーポストでDFが身を投げ出してネットを揺らした。フェイエノールトが待ち望んだゴールだったことは、祝福に集まる選手たちの溢れんばかりの喜びようにも表れていた。
フェイエノールトは延長後半はもうトラブルに陥ることなく、非常に重要な勝利を得るのにこのゴールだけで十分だった。この勝利によってチームは苦しみつつも欧州戦への最短コースを進んでおり、さらに来たる日曜のデ・クラシケルへ向けて自信を取り戻すこともできた。
Roda JC Kerkrade – Feyenoord 0-1 (na verlenging)
Scoreverloop:
105’ 0-1 Botteghin
Scheidsrechter: Janssen
Geel:** Nelom (Feyenoord), Poepon, Van Hyfte, Zhukov (Roda JC Kerkrade)
Opstellingen:
Feyenoord: Vermeer; Karsdorp, Van Beek, Botteghin, Kongolo, Nelom; Vejinovic (113’ Toornstra), Vilhena, El Ahmadi; Kuyt en Elia (91’ Basaçikoglu).
Roda JC Kerkrade: Van Leer; Milec, Swinkels, Buijs, Van Peppen (46’ Faik); Inceman, Gullon, Zhukov; Van Hyfte (102’ Noor), Poepon en Peterson (74’ Van Duinen).
https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/roda-jc-feyenoord-beker-1516/verslag
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「嬉しいしホッとしているよ。チームを誇りに思う。最初の20分間は非常に大人びたプレーだったし、ゴールを決めるのにも相応しかった。後半はややパワーが抜けてしまったが、選手たちは最後まで信じ続けた。一つのチームになっていた。この試合は負けたくなかったんだ。最終的には延長にゴールが決まってくれてもちろんとても嬉しい。あのゴールで自身も増し、終盤は2-0にすることもできたはずだった」
「この勝利でチームに自信が戻り、再び上に登り始められることを期待している。これが我々に必要な勝利だったのはここ最近のリーグ戦を見れば明らか。我々はようやく第一歩を踏み、これがこれからの数週間に続くことを期待も持てる。我々はこの結果を得るためにハードワークし、チームとして戦った。これでようやくまた笑顔になれるよ」
「個のシステムを続ける?可能性があるが、相手にも依る」
「ボテギンは優秀なDF. 我々にとって大きな補強だ。彼は父親になったばかりだったし、大きな喜びだろう。今日彼がゴールを決めたことはファンタスティック」
ディルク・カイト
「これこそベーカー・フットボール。負けないことが何より大事。勝ち進みたいからね」
「難しい試合になるのは分かっていた。だから僕らの目標はただ勝つことだけだった。それは僕らのプレーコンセプトにも表れていただろう。失点を多くしていたけど、今日は全くチャンスを与えなかった。これは自信を得るベースになる。守備は堅固だった。ここからもっとチャンスを作れるようになれば上手くいく。日曜もこのまま勝ち続ける、と言っておこう」
「アウエーボックスは今日もいっぱいだった。彼らは何があっても僕らを支えてくれる」
https://www.fr12.nl/nieuws/35693-kuyt-dat-zag-je-ook-wel-terug-in-onze-spelopv.html
エリック・ボテギン
「息子のために何とかしたかったし、1994年のBebetoのように決まったね。あのシーンのことは頭に合った。素晴らしいよ」
「僕らはこの数日間改善すべきことについてみんなでたくさん話し合った。この難しい局面から抜け出さないといけない。今日は上手くやれた。しっかり規律を守ってプレーし、お互いのためにファイトした。これが第一歩」
https://www.fr12.nl/nieuws/35697-ik-wilde-iets-voor-mijn-zoon-doen-en-deed-het.html
スフェン・ファン・ベーク
「今日勝ててホッとしている。この数週間の結果から多少一息つけた。でも落ち着いてやり続けないと」
「5DFは僕は予想していたよ。この数週間は組織が上手くいっていなかった。今日の僕らはチームとして組織的にやれた。これは収穫。組織が何より重要。しばらくこれを続けるのが賢明だろう。アヤックス戦も5DFだと思う」
https://www.fr12.nl/nieuws/35698-van-beek-met-vijf-achterin-tegen-ajax-denk-ik.html
なんとか勝ってベスト4!失われたシーズンを救うベーカーが見えてきました。大きな勝利です…
結局なんだかんだで5-3-2に。両バックの裏と2列目からの飛び出しでやられ続けていたので、CBを3枚にしてバックの裏をケアし、2コントローラーを前に走らせずにCBの前進守備とでスペースの穴をカバーする、非常に守備的ですが確実な安全策。自由を与えられたリックがほぼMFとして動いていたので前半は久しぶりに流動的に良いポジションプレーができていました。ゴールは遠かったですが、まずは一歩前進。
後半は雑になったのとローダがリックのサイドにファイクを入れてプレッシャーを掛けてきたのでなかなか苦戦しましたが、ボテギンが非常に力強いプレーで頼り甲斐があるところを存分に見せてくれました。ありがたい選手です。そのまま延長も耐え凌ぐ展開もセットプレーからようやく一つ、ここで重要なゴールが生まれたのも嬉しい…
トニーが終始gdgdだったのとエリアが相手をかわせなかったので攻撃面はまだまだ厳しいですが、デ・クラシケルもこのままでしょう。相手が3トップになってまたいろいろ変わってきますし、020相手に早めのプレッシャーを掛けずに後ろを固める戦略を採るのも久しぶりなのでどうなりますか。
とりあえずベーカーはいい加減楽をしたいのでここでアマチュアを引く運が欲しいところ。