日曜午後に行われたエールディヴィジ第3節、フェイエノールトは今シーズン リーグ戦初の敗戦を喫した。フレッド･ルテンのチームは非常に力強い前半のプレーで、ミチェル･テ･フレーデのゴールで正当なリードを奪うも、デ･カイプでFC ユトレヒト相手に1-2で敗れた。
フェイエノールトがFC ユトレヒトにリードしてHTを迎えなかったのはちょっとした奇蹟と言える。前半 晴天のデ･カイプをたった1チームが牛耳っていた。フェイエノールトはハイテンポなプレーでサイドを探り、数え切れないほどの良いチャンスを生み出したが、たった1ゴールしか決められなかったことは自分たちを責めるべきだろう。
そのゴールは30分過ぎにテ･フレーデによって。このスピッツは中盤からのヨルディ･クラーシのFKを見事なヘディングでGK ロビン･ライテルの上を抜いてゴールへ。彼はこれでリーグ戦3試合で3得点となった。
これによってようやくピッチ上の力関係がスコアにも反映された。その反映度はHTまでにもっと高くなるべきだったが、フェイエノールトは勝負を決めてしまう事ができず。先制から10分後にはテ･フレーデがチャンス･ポジションでヘディングもライテルの体に当ててしまい、リバウンドを狙ったインマルスのシュートはポストを直撃した。この時までにトニー･フィレーナのシュートはライン上でマルク･ファン･デル･マーレルにかき出され、エルヴィス･マヌのペナルティエリア内での素晴らしいアクションからのシュートは決まるには弱すぎた。
フェイエノールトは数々のチャンスを逃した事でHT直前に高い大小を支払う事になる。FC ユトレヒトがこの試合最初のチャンスの内の一つから同点に。ルーベン･スハーケンが自陣バックライン際でトミー･オールにかわされ、そこから上げられたボールをナセル･バラジテが決めた。
フェイエノールトはこの同点ゴールに動揺したのか、後半のデ･カイプはかなり楽しめないものに。ルテンのチームはローテンポなプレーでボールを持った時に雑になり、後半最初のシュートは残り20分になってからだった。それは途中出場 ジャン･パウル･ボエチウスの足からだったが、完全に枠を逸れた。
それから間もなくしてピッチの反対側でネットが揺れてしまう。トミー･オールのスルーパスがフェイエノールトのDF陣を驚かせ、途中出場 ロドニー･アントヴィがムルデルと1対1になって冷静にGKを破った。
これによってフェイエノールトにとて終末のシナリオが現実になってしまい、チームは前半の内容からはあり得ない、残り20分でビハインドを背負う事に。だが少なくとも試合終盤の内容からは、この途中経過のスコアにそれほどケチは付けられない。フェイエノールトはもはやドームスタットからのビジターチームをトラブルに陥らせるほど競り合う事はできず、全く不必要に貴重な勝ち点を落としてしまった。
Feyenoord – FC Utrecht 1-2
Scoreverloop:
33’ 1-0 Te Vrede
45+1’ 1-1 Barazite
72’ 1-2 Antwi
Scheidsrechter: Blom
Geel: Clasie, Schaken (Feyenoord), Janssen, Ruiter (FC Utrecht)
Opstellingen
Feyenoord: Mulder; Wilkshire, Van Beek, Mathijsen (80’ Karsdorp), Nelom; Clasie, Immers, Vilhena; Schaken (65’ Basaçikoglu), Te Vrede en Manu (64’ Boëtius).
FC Utrecht: Ruiter; Van der Maarel, Markiet, Leeuwin, Kum; Janssen, Ayoub, Kali; Kallon (58’ Antwi), Barazite (80’ Diemers) en Oar.
http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-fc-utrecht-eredivisie-20142015/verslag
フレッド･ルテン
「前半はとても良かった。我々がやりやいプレーができていた。しかし後半の失点後の失点後の落ち込みがあまりにも大きすぎる。我々は良いプレーを90分間維持する事が明らかにできていない。あの失点で信じる気持ちが消えてしまった。後半の我々は前半にできれいたことをやれなかった。特にポジションプレーの面で改善が必要」
「後半のチームに思慮が消えてしまったことには少し心配している。ピッチのスペースが広がりすぎてしまい、簡単に失点してしまった。だが良い前半だったのに何も得られない、というのは起こり得る事」
「我々はもっとオーラを見せなければいけない。我々はフェイエノールトなんだ。選手たちが全員それを分かっているのか私には分からない」
「後半はまったくチームとしてやれていなかた。良い結果を得られるという自信が試合の中で見えなかった。バッテリーが空になったのは前半で決めようと多くのエネルギーをついやしたから。あってはならない事だが、こういう事は起きてしまう」
「同点ゴールがとてつもなく痛い一撃だったということは無い。我々は普通に後半に入っていた。とてつもなく痛い一撃は1-2のゴールであり、我々はそこから立ち直れなかった」
「前半のマヌは良かった。そこにはとても満足している」
「危機？私は男だ。ヘット･レヒューン同様にガッカリしている。この敗戦で24時間は機嫌が悪いだろう。しかし現時点で我々は昨シーズンより良いスタートを切っている」
「鏡を見つめる。私はまず最初に自分を責める。もっと上手くできたはずだ。我々は全員で勝つし、負ける時も全員で。その後に個人個人に目を向けるが、批判は外には出さない」
「私は9月1日が本当のスタートと感じている。そこでどういうグループになるかが分かる。それまで生き残らなければならない」
「もちろんプラスαをもたらせる新しい選手が来るのは願っている。選手層という点では十分。エル･アマーディ？問い合わせはした。後はディレクターに聞いてくれ。チームに落ち着きをもたらすという意味ではとても彼のようなタイプはとても良いと思う」
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/rutten-%E2%80%98verval-was-veel-te-groot%E2%80%99
http://www.fr12.nl/nieuws/27596-rutten-twijfelt-aan-spelers-ik-weet-niet-of-i.html
ヨルディ･クラーシ
「スタートは良かったし、前半は僕らが試合し、先制もした。力強く、良いプレーで支配し、で。カイプでどういうプレーをしなければならないかを見せていた。でもフットボールでは得点しなければ自分たちを難しくしてしまう。僕らはあまりに多くのチャンスを逃し、スペースが広がってユトレヒトが危険になっていった。実際彼らがゴールを決め、後半の僕らは勢いもパワーも無くなり、いつも出遅れていた。この敗戦は痛い。デ･カイプではいつだって勝たなければならない。今回は自分たちで不必要に難しくしてしまった。自分たちを責めるしかない」
「これがフェイエノールトでの最後の試合？誰にそれが分かるんだ。僕はまだフェイエノールトのことしか頭に無い。人々が状況を知りたがるのは理解できるけど、フットボールの世界ではハッキリしていることは何も無い。何が起きているかはクラブだけが知っている。FC Portoは素晴らしいクラブだけど、僕には何も言えない」
http://www.fr12.nl/nieuws/27595-clasie-dit-komt-voor-iedereen-hier-in-de-kuip.html
ミチェル･テ･フレーデ
「前半を見れば僕らは良いプレーをしていた。両サイドがシャープでポジションプレーも良かった。でもああいう形で失点してしまい、後半も僕らは自分たちを信じ続けなければいけなかったのに、それができず、結果こうして負けた」
「僕はまたゴールを決めたけど、2点目も決めなければいけなかった。2-0にすべきワンチャンスがあったし、その直後にはレクスのシュートがポストに当たった。とにかく悲しい試合」
「ゴールはクラーシのボールがパーフェクトだったし、僕の頭でボールをバウンドさせた。ファン･ペルシのゴールはもちろん別のレベルだけど、上手く行ったよ」
「6試合5得点には驚いていない。僕は自分を信じている。ニュー･スピッツは探し続けられるだろうけど、そのスピッツも自分の力を見せなければならない。それにスピッツはまだ来てないし、僕にとっては得点を決める事が大事。自分の成長のためにプレーする事が重要。どんどん良くなってるのは自分で分かる。得点を決めるのは僕に出せる唯一の答えだ」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/te-vrede-scoren-is-het-enige-antwoord-dat-ik-kan-geven-13045/
ヨリス･マタイセン
「前半の僕らのプレーレベルはかなり高かったし、多くのチャンスを作った。唯一自分たちを責められるのはもっとゴールを決めなかった事だけ。HTまでに点差を付けておかなければいけなかった」
「中二日だったことは大きな問題にすべきじゃない。欧州で戦っているチームはみんなそれに対応しなければいけない。僕らはフィットしていたし、今日の試合に準備ができていた事はHTまでに見せていた。HT直前の同点ゴールが痛かった。ロッカールームで前半のレベルを保たなければいけないとみんなで言い合っていたのに、残念ながらそれがしっかりできなかった」
「僕らが前半に見せたプレーは伊達じゃないけれど、1試合フルにあのレベルとあのテンポを維持するのは難しい。フレッシュなFWを二人入れて勝負を決められると期待したけど、その代わりに彼らが1－2にした。あの時点まで彼らには2回しかチャンスはなかったんだ。あの逆転ゴールはメンタル面でかなり痛かった。僕らは最後の攻撃に出る力をもう絞り出せなかった」
「この試合の後で難しくても、木曜のZorya Luhansk戦では前半の良いプレーを45分間保とうとしないといけない。それができれば欧州で良い結果を出せるし、僕らは木曜のホームで全力を尽くす。僕はかなり自信があるよ。僕らは本当にもう一度グループステージに到達したい。それは僕らの義務だ」
レクス･インマルス
「この試合についてしっかり考えるべきだろう。特にHT直前の失点。ああいうボールを決められる事は許されない。1-0のままHTに入っていれば前半と同じプレーができて余裕で試合に勝てた。あれが全く違う試合にしてしまった」
「昨シーズンの僕らは3試合を終えて0ptsだったけど、最終的に2位になった。来週僕らがカンピューンになれる訳じゃない。それが決まるのは来年になってからだ」
http://www.fr-fans.nl/nieuws/immers-zon-bal-mag-er-nooit-in-13046/
なんで負けたのかよく分からない試合でしたが、負けた理由はよく分かってます。キエフ帰りで後半体力が尽きるのははっきり分かってましたが、いつも通り出だしからハイペースで前に出た戦術も間違いではなく、まぁ基本的にこれしかできないんですが、誤算はやはり1点しか取れなかったことと、HT直前の失点。マヌもスハーケンもかなりフレッシュに違いを作っていただけに、やはりミチェルがチャンスを潰しまくったのが痛いです･･･ そしてHT直前にスハーケンがコロッと競り負けて痛恨の失点。
後半はさすがにペースが落ち、まぁその状態でポジションプレーでなんとかできるくらいのクオリティがあればまだなんとかなりますが、現状それもちょっと無理。チームがバラバラになってスペースが広がった事でクラーシができることもかなり無くなり、両サイドの交代策もほとんど意味無しに。結局中盤で出遅れた事でオールに突破されてスルーパスにスフェンが競り負けて逆転された後はもう何もできず。
非常に痛い敗戦ですが、木曜に何とかなれば欧州戦の後はこういう試合がそれなりにある、と思うしかないですねぇ、これは。
