アルゼンチン戦でのオランイェの秘密兵器はナイジェル･デ･ヨングになるかもしれない。このベテランMFは1週間半前に負った股関節の怪我から予想を大きく上回るスピードで回復している。
デ･ヨングは火曜に行われた非公開練習でフルメニューこなしたとファン･ハール。「我々は彼をテストした。明日どういうリアクションがあるかを見なければいけない。早く復帰しようとすると常にぶり返しがあるもの。しかし上手く行けば彼はプレーできる。そうすれば奇蹟が実現するだろう」
火曜のトレーニングではロビン･ファン･ペルシとダリル･ヤンマートも全体練習に参加しなかった。「二人とも胃と腸に腹痛を抱えており、フルメニューをこなさない方が良かった。明日ロビンが100％の状態になるかどうか私には分からないが、しかしまだ幸いにも1日ある。とにかく水曜の具合を見なければいけない。ロビンはキャプテンであり普通の状態なら常にプレーするが、もちろんプレーできる状態でなければならない」
今大会初めて前日練習を非公開にし、11人対11人でトレーニングを行った。「我々はトレーニングできる日が1日少なかった。もちろんメキシコ戦もコスタリカ戦もハードな試合だった。だがトップスポーツの選手たちは中3日か中4日で再びフィットできなければいけない」
コスタリカ戦でペナルティキラーとして投入されたティム･クルルがスタメンに取って代わる可能性はファン･ハールは否定。「いや、私はヤスパール･シレセンに満足している。ただ私はPKを止めるには他のGKの方が良いと思っている。だからコスタリカ戦ではクルルを投入した」
アルゼンチン戦ではMessi対策に注目が集まっているが、ファン･ハールは敢えてコメントを避けた。「我々はアルゼンチンを相手にするのであって、Messiを相手にするわけではない。彼を抑えるプランは用意しているが、個々の選手について私は語る事はしない」
しかしファン･ハールはMessiを高く評価している。「彼は伊達に何度も世界最高の選手に選ばれていない。クラブでは何度も力を見せてきたし、今度は自分の国ともに最高の結果を得ようとに望んでいる。我々はそれを妨げようとするつもりだ」
アルゼンチンの戦術について：「彼らはこのWKでいくつかのシステムを用いてきている。だがどんなシステムに対しても我々は別の答えを出せるだろう」
「明日の試合には本命はいないと私は思う。50-50ゲームになるだろう。ハルフェ･フィナーレに進んだ国はどこも対等だ。それはベスト16でもベスト8でも同じだった。調子の良い方に転ぶはず」
