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ファン・ハール、WKチリ戦前会見

ボンズコーチ ルイ・ファン・ハールはWKグループステージ最後のチリ戦でいくつかのポジションを入れ替える考えだと試合前日のSão Pauloでの会見で明かした「プレーさせるべき選手もいるし、出場停止の選手もいるからね。いくつかのポジションを入れ替えるつもりだ」

 

具体的にどの選手を起用するかはファン・ハールは語らず。「しかし個々の選手の名前をここで挙げるつもりはない。相手を賢くする必要は私には無い。オランダ・メディアはいつも非公開練習をのぞき見しているが、我々のためにはならない」。土曜の非公開練ではファン・ハールは4-3-3システムを試しており、ジェレマイン・レンスの両脇にアルイェン・ロッベンとディルク・カイトが置かれていた。中盤にヴェスリー・スナイデル、ジョルジニオ・ワィナルドゥム、ナイジェル・デ・ヨング/リロイ・フェルで組まれると予想されている。

 

出場停止のロビン・ファン・ペルシと脳震盪のダメージが残るブルーノ・マルティンス・インディは欠場が確定。この数日オーストラリア戦での軽い怪我で別メニューだったナイジェル・デ・ヨングはチリ戦には間に合うと見られているが、「しかし彼の代わりにも私は良い選手を持っている」とファン・ハール。

 

ファン・ペルシの出場停止はチームにとって大きな痛手だとファン・ハール。「彼は我々にとって非常に重要な存在。我々のトップスコアラーというだけでなく、我々のキャプテンでもある。それは常に重要だ」

 

しかしファン・ハールはファン・ペルシの出場停止自体は正当なものとは考えていない。「スペイン戦での1枚目は愚かだったが、オーストラリア戦での2枚目は不当なカード。主審の判定が彼にとってはアンラッキーだった」

 

チリ戦での主審を務めるガンビアのBakary Gassamaについては国際試合での記録がほとんど無いが、ファン・ハールは彼がWKでポジティブなサプライズを提供してくれるのを期待している。「私はこの主審の笛を見た事がないから意見は言えない。しかしFIFAは優秀な主審を選んでいるはず」

 

WKでのここまでの2試合はオランイェにとって良い笛では無かったとファン・ハール。「我々は2回PKを与えたが、どちらも正当な判定ではなかった。少なくとも私の意見はそうだ。しかし選手たちが不当なPKによるビハインドを2回とも跳ね返してくれたのは信じられないほど素晴らしい事。このWKでこういう事が起きている国は他に無い。こんどの主審はもっとマシだろう」

 

オランイェは当然チリ戦でも勝利を目指すが、ベスト16でどの国と対戦するかはその後に行われるグループAの結果を待つしかない。「これはナンセンスであり、フェア・プレーでは無い」とファン・ハールはホスト国にアドバンテージを与えるFIFAの日程の組み方を批判。「FIFAは全ての試合の前にフェア・プレーとかなんとかを売り込んでいるが、そのFIFAがこういうふざけた真似をする。これは良くない」

 

「しかし我々は勝ちに行く。ブラジルが我々の後に戦う事が影響するとは私は思わない。次のラウンドでどこと当たりたいか?いま私がそれを言えば、相手を刺激して怒らせることになるかもしれない。結果を待とう」

 

「我々はグループの首位になりたい。そっちの方が見込みがあるからね。ブラジル云々ではなく、トーナメントの日程の進み方の問題。ブラジルがどうするかは見てみるしかない」

 

ブラジル人もオランダを避けたいと考えているとのブラジル人記者の意見にファン・ハール。「君の言いたい事は理解できる。我々はここまで多くのゴールを決めているからね。ファンタスティックなゴールもあった。しかし我々は普段やっているような攻撃的なフットボールはまだしていない。我々がとても攻撃的だと君が思うのは面白い。私も我々は攻撃的なフットボールをしていると思っているが、私はまだこれからオランダ・メディアを納得させなければいけないんだ」

 

また、ファン・ハール会見が試合前最後のトレーニングの前に組まれていることについても明らかに不満を見せた。「FIFAはいろいろ考えた末にトレーニング前に会見を行うと決めたんだろうが、これは決してスマートでは無い。選手たちはトレーニングに集中すべきだと私は考える。ブルーノは一番深刻な怪我をしているから、グループのために会見に出席してくれた求めた。彼がここにいるのは彼自身のためという以上に、グループのためだ」