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オランイェ、オーストラリアに勝利してベスト16へ進出

オランダ代表はブラジルでのWKでベスト16への敷居に立った。水曜のPorto Alegreでオランイェはオーストラリア相手に苦しみながら3-2で勝利。アルイェン・ロッベンとファン・ペルシが再びゴールを決めたが、決勝点を生んだのはメンフィス・デパイのシュートだった。

 

勝ち点6,得失点差8-3でオランイェは次のラウンドへの進出をほぼ確定。この後の夜に行われる試合でスペインがチリに敗れれば、オランダはその時点で世界タイトルへ向けて次のステップへの準備に入れる事になる。

 

ファン・ハールは予想通り、Salvadorの奇蹟を起こした11人のスタメンを信頼し、5人のDFでの同じシステムで試合を始める。ブラジルのWK開催都市の中で最も北にあるPorto AlegreのEstadio Beira-Rioで、しかしオランダは4日前のスペイン戦後半で見せたような印象的なフォームでは無かった。

 

オランイェはSocceroosにほぼ主導権を手渡し、ボールを持ってもチームにはクリエイティヴィティが無く、必然的にロングボール頼みが多かった。20分過ぎのアルイェン・ロッベンの先制ゴールは、それゆえ完全に空から降ってきたものだが、そのゴールはフロート・クラッセなもの。このフローニガーはピッチ中央でオーストラリアの組み立てミスを突くと、そこからシュートまで持ち込んで1-0。

 

しかしスタンドのオランイェ・ファンの歓声がまだ続いてる内に、Tim Cahillがピッチの反対でシュートを放つと、ボールはバーの下側を強烈に叩いてそのまま唖然とするヤスパール・シレセンを破った。今大会ここまでの最も美しいゴールが決まり、オランイェは再び振り出しに。

 

Cahillのファールによってブルーノ・マルティンス・インディが首から不運な落ち方をして担架でピッチ外に運ばれた事で、HT直前に選手交代を迫られたファン・ハール。彼はメンフィス・デパイの投入でシステムを変更し、オランイェは伝統的な両翼を得る。

 

しかしそれも当初慰めをもたらす事は無かった。後半もオーストラリア人たちの方がより良く、より輝き、よりリードを奪うのに相応しかった。そして彼らは実際にリードを奪ったが、これはダリル・ヤンマートの手に蹴られたボールが当たった際にPKを与えた主審 Haimoudiの助力によってのもの。Mile Jedinakのシュートはシレセンにはノーチャンスだった。

 

しおかし前半同様にスコアボードに刻まれた点差が消えたのはほとんどすぐの事だった。これはデパイのアシストを受けたファン・ペルシの容赦無いフィニッシュによるもの。そして10分後にはこの若きPSV’erは自ら主導権を取り、自身のトレードマークである遠目からのシュートでオランイェの3点目を決める。GK Ryanの対応も決して良くなかったが、オランイェにとってそれは全く問題無い。これによって勝利と3ptsを手にする事ができた。

 

オランイェのWK-キャンペーンの続きは月曜のSao PauloでChiliと。この試合は2枚目のイエローカードで自動的に出場停止となるロビン・ファン・ペルシで行われる。

 

Statistieken:

Australië-Nederland 2-3 (1-1).

 

Scoreverloop: 20. Robben 0-1; 21. Cahill 1-1; 54. Jedinak (pen) 2-1; 58. Van Persie 2-2; 68. Depay 2-3.

 

Scheidsrechter: Haimoudi (Algerije)

 

Opstelling Nederland: Cillessen, Janmaat, De Vrij, Vlaar, Martins Indi (45+3. Depay), Blind, De Jong, De Guzman (78. Wijnaldum), Sneijder, Van Persie (87. Lens), Robben.

Geel: Cahill, Van Persie.

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/18481/oranje-dendert-door-met-zege-op-australi%C3%AB

 

ルイ・ファン・ハール

「我々はオーストラリアがボールを持っている時は悪くは無かった。ほとんどチャンスは与えなかったからね。しかし我々がボールを持った際には大きな問題を抱え、DF陣は何度も何度もGKに戻していた。だが難しい試合になるのは私には前もって分かっていたこと。彼らは情熱と信念を持ってプレーするチームだ」

 

「4-3-3に変えたのはもっと前にプレッシャーをかけられるようにするため。毎回の事だが、4-3-3では我々は上手く前へプレッシャーをかけることができる。そのためにはボールを持った時も全ての選手が10~15mは余計に走らなければならない。5-3-2ではスペースは大きくなるが、我々はそれを上手く使えていなかった」

 

「私は選手たちにもっと自信を得ていて欲しかった。だからデパイを入れて我々が慣れている3FWにした。前半の悪い内容が新システムのせいかどうか、選手たちが自信を得たのが事実だったのかどうか、それは私には分からないが、3スピッツにした後半はかなり良くなった。これを維持すべきかどうか落ち着いて考えることにしよう」

 

「ボールを持った時にもっと選択肢を作らなければならないと、私はこの数週間言い続けている。ボールを持った時にもっと走り、それによってボールの回りも良くなる。スペイン戦の後半に鳴ってようやく私が見たかったものも見れたし、今日もそれは同様だった」

 

「メンフィス・デパイは自分でフィニッシュまで持ち込める選手。今日のフットボールではそうそういる選手では無い。あのシュートも簡単なものではないとミシェル・フォルムも私に言っていた。マン・ファン・デ・ヴェーツトライト?私は特定の誰かに光を当てる事はそうそうしないが、今回するのなら私なら他の選手を選ぶ。ナイジェル・デ・ヨングのプレーは素晴らしかった。彼はこの試合のファイトでチームを引っ張ってくれていた」

 

「アルイェン・ロッベンとロビン・ファン・ペルシはまだゴールを決めた。彼らはWK2試合ですでに3得点ずつ。チーム全体では2試合で8得点。しかし私の耳には私がチームをネーデルランセ・スホールでフットボールをさせていないという声が聞こえてくる。だが現時点で我々はこのWKで最もゴールを決めている」

 

ファン・ペルシの出場停止について

「ロビンに怒ってはいない。彼はボールを守ろうとしただけ。OK、ボールよりも相手にいっていたかもしれない、しかし全くイエローカードになるプレーではない」

 

マルティンス・インディの状況について

「ドクターは病院へ運ぶべきと私に行った。普通なら最低1週間は離脱。これは痛手だ。前戦には私は多くの選択肢があるが、守備陣にはそれは当てはまらない」

 

ロビン・ファン・ペルシ

「前半は確かに良くなかった。実際間違いなく悪かった。かなりのプレッシャーに晒されたし、オーストラリアは走り続けてかなり良いプレーをしていた。後半は僕らが本来の慣れたシステムに戻り、メンフィスの投入が素晴らしかった。まずはアシスト、そしてシュートとね」

 

「これは誰も予想してなかった。2-2の同点ゴールがとても大きかったし、これで勝てると感じたよ。限界までやって、リミッターを外せたのが僕らのプラスになった」

 

「僕は次の試合には出れない。だからこの試合に勝てて良かったよ。出場停止は本当に残念」

 

「ブルーノの状態は僕には分からない。HTも僕らとはいなかった。悪そうに見えたね」

 

「WKにようこそ、という試合だったね。世界最大の大会だし、どこと当たっても難しい。オーストラリア相手でもそれは変わらない。でもまずはこの結果を喜ぼう。僕らはグループステージを突破した。ほとんど誰も予想してなかっただろ。音楽がまた鳴り始めた」

 

ヴェスリー・スナイデル

「こういう試合は時にあるもの。でも僕らはこれで6ptsを得た。それが何よりも重要」

 

「僕らは昨日、この試合はスペイン戦よりも難しくなるかもと行っていたんだ。そしてそうなった。彼らは一か八かのプレーで、攻撃に全力を尽くし、僕らを雁字搦めにしてきた。そして僕らはそれに対処できなかった。だからゴツゴツとした骨を削り合う試合になったんだ。でもビハインドを取り返して、最終的に勝利を得られたのは見事」

 

「負けるとは僕は全く思わなかった。2-1のビハインドを負った後も、ガスを入れてプレッシャーを高められるかどうかだったし、僕らはそれをして、試合の中でフットボールも良くなっていった。まぁとにかくファンタスティックな午後だよ」

 

アルイェン・ロッベン

「単純にシャープさが無かった。Tim Cahillはヴェレルトゴールを決めたけど、ああいう形で起きるのは許されない。彼は完全にフリーだった。僕らは寝過ぎていたんだ。オーストラリアは僕ら相手に最後のチャンスを賭けて戦い、僕らはそれに全く対応できていなかった」

 

「5-3-2は正しい選択だった。ただ実践ができていなかっただけ。このシステムでは僕らはまず相手に主導権を手渡すけれど、ボールを持った時の僕らはありとあらゆる許されないミスを冒していた。それではプレーにならない。前半は間違いなくとても悪かった」

 

メンフィス・デパイ

「WK初出場はもちろんファンタスティック。夢が叶った。上手くやれたし、何度か良いアクションができた。緊張?僕はした事がないんだ。どうして良いパフォーマンスを出さなければと緊張する事がある?僕にはそれは無い。僕はピッチで自分のやるべき事をやるだけ」

 

「相手を研究していて、1対1はあまり強くないと思っていた。それにアルイェン・ロッベン、ロビン・ファン・ペルシ、ヴェスリー・スナイデルといった選手たちと一緒にプレーすればフリーマンを見つけるのはずっと簡単。みんなボールを要求するしね」

 

「今日は脅威を出そうとトライしたし、もっと出場時間を得られる事を期待している。もっと改善できることはたくさんある。僕はもう広場で遊んでる訳じゃないからね」

 

「僕のゴールはおばあちゃんともちろん神に捧げた。

今日は上手くいったけど、僕はそんなにすぐ自惚れる事はないよ」

 

ナイジェル・デ・ヨング

「こういう相手には時には接触で手を使ったり、歯を剥き出しに見せる事がなければいけない。特に前半の僕らは甘すぎた。オーストラリア人たちは優位に立って、セカンドボールを全て取っていた。若い選手たちはこの点で成長が必要。後半は立て直せた」

 

 

オーストラリア4試合目にしてようやく初勝利。崖っぷちの相手が予想通り前に出てきて、それを5-3-2でしっかり受け止めて自分たちのプレーをしようという狙いでしたが、予想以上のプレッシャーだったのか特にDF陣が競り合いで全く勝てず、ボールを持っても非常に雑なプレーで全くフットボールにならず。相手の情熱とファイティングスピリットに完全に圧倒されて後手後手に回る・・・まぁエールディヴィジで何度となく見てますね、こういう試合。

 

デパイが入って4-3-3になった後半はパスコースが増えたのと、オーストラリアが早めのプレッシャーをかけられなくなったおかげで自分たちのフットボールができるようになり、まぁ後半もフラールやデ・ヨングに致命的なミスがあったのでかなり危なっかしくはありましたが・・・ デパイの異様な好調さに助けられた感はあります。なんかこのまま一気に国外に出て行くような雰囲気が。

 

チリと共に3試合目を待たずにお互い第2ラウンド進出を決めての直接対決、ファン・ペルシの出場停止とブルーノの離脱を受けて、5-3-2で行くか4-3-3で行くかという話でこれから数日盛り上がりそうです。5-3-2だとコンゴロが出るんでしょうね、他に選択肢無いし・・・

 

さて、フェイエノールトにとっては残念な結果ですが、世の中なかなか期待通りに事は運ばないので、後はやはり頑張って移籍金を上げて貰いましょう・・・

 

まぁとにかく酷い主審でした。