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オランイェ、壮行試合で2-0勝利

オランダ代表は水曜にWK前最後の練習試合を行い、ウェールズに2-0で勝利。低調な試合でアルイェン・ロッベンと途中出場のジェレマイン・レンスがゴールを決めた。試合終了後、完売のアムステルダム・アレナではオランイェを送り出すウェーブ。

 

先週土曜のガーナ戦(1-0勝利)と比較し、怪我のジョナタン・デ・グズマンの位置でリロイ・フェルがプレー。それ以外にボンズコーチ ファン・ハールは自分のチームに手を付けず、スタメンの選択はもう頭の中で固まったようだ。

 

但しファン・ハールはシステムを5-3-2から4-4-2に変更、ブルーノ・マルティンス・インディを左バックに置き、デーリー・ブリントを中盤に移した。これはウェールズが、ブラジルでのWKで2試合目に対戦するオーストラリアと同じタイプのプレーをするとファン・ハールが予想しているためだ。

 

前半は説得力のある内容では無かった。前に出ようとするオランダはその途中で難儀し、グローバルなフットボールの世界で決して高い位置を飛んでいないウェールズに対して数回不安定になる瞬間が。さらにGareth BaleとAaron Ramseytぽいスタープレイヤー抜きのゲストたちは何度か危険なシーンも作っていた。

 

ガーナ戦同様にオランイェの側で最も危険だった選手はアルイェン・ロッベン。Bayern MünchenのFWは前半2回の大チャンスを得る。最初のシュートは枠を外れ、2回目は枠を捕らえていたがウェールズのDFがゴール直前でボールを弾き出した。しかし32分過ぎにロッベンにようやく運が。ウェールズのGKはファン・ペルシのシュートを防いだものの、ロッベンが素早く反応して1-0。

 

その数分後に続いた攻撃がハイライトだっただろう。フェルからのボールを受けたダリル・ヤンマートが今度はファン・ペルシを見つける。しかしキャプテンはボールをボールを枠内に飛ばす事ができず、両チーム1-0でHTに。

 

HTアケにファン・ペルシとフェルに代わってジェレマイン・レンスとジョルジニオ・ワィナルドゥムがチームに入り、ロッベンがキャプテンマークを巻いた。しかしフレッシュな血の投入されたオランイェもウェールズの守備を突破するのに苦労。試合は退屈な内容で、ほとんど興奮させるものが無かった。それがようやく出てきたのは、しかしウェールズの側。ロン・フラールが途中出場 Jermaine Easterを見逃してしまったが、ヤスパール・シレセンが注意を払っていたために安堵する事ができた。

 

終了15分前にオランダが2点目を決めて完売のアムステルダム・アレナの観客は突然元気を取り戻す。ロッベンがフリーで飛び出し、横パスを受けたレンスがシンプルに押し込んで2-0.

 

こうして観客はまだそれなりに満足して家に帰ることができた。プレーにはまだ煌めくモノがいつもあるわけではないが、いずれにせよ最後の2試合は勝利で終わった。チームは木曜夜にブラジルへ向けて出発。オランイェがWKへ向けて準備ができているかどうかは、6月13日のスペイン戦を見てみよう。

 

Statistieken

 

Nederland-Wales 2-0 (1-0)

 

Scoreverloop: 32. Robben 1-0, 76. Lens 2-0.

 

Opstelling Nederland: Cillessen, Vlaar, De Vrij, Martins Indi, Blind, De Jong (76. Huntelaar), Janmaat, Fer (46. Wijnaldum), Sneijder, Van Persie (46. Lens), Robben.

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/18384/oranje-wint-uitzwaaiduel-2-0?type=actueel

 

ルイ・ファン・ハール

「今回も多すぎるボールロストに苦しんだ。その理由は二つある。ウェールズ常にボールの後ろに10人を置いていたことと、芝が良くなかったため。何事も限度はあるが、もっと上手くやれたはず。相手がボールを持っていた時にボールにプレッシャーがかかっていなかった。退屈な試合になったのはそのせい。美しいゴールを二つ見れたが、何もかももっと良くしなければいけない。選手たちは新システムにまだ慣れが必要」

 

「しかし我々はこの1週間でかなり前進した。エクアドル戦ではチャンスを1回与え、ガーナ戦では0回、そしてウェールズ戦では2回。それはスローインからのミスと、DFが40mドリブルしてきた時。ここは改善しないといけない。だが我々は毎試合良いチャンスをいくつも作っている」

 

「ただこういう試合は予想していた。ウェールズが引いてくるのは分かっていたし、そうなれば相手を破壊するようなプレーが必要だが、このシステムでそれを実践するのはとても難しい。バイテンスペーラーがいないからね。オーストラリア戦はまた3スピッツでやるかもしれない。今日2スピッツでプレーさせたのは新システムに慣れが必要だったから。終盤はフンテラールを投入して3スピッツでプレーさせた。それに選手たちが慣れていたのは見ての通り。これまで4-3-3でプレーできていたし、おそらくより魅力的なプレーをしていただろうが、私は別のシステムでアクセントを見たかった。私の選手たちはいくつものシステムをこなすことができるんだ。だから彼らを選んだんだ」

 

「普段ならウェールズ相手には私は3スピッツで始めていただろう。しかしこの試合はプロセスの一つ。我々は2スピッツに慣れなければいけない。だから我々はその形で始めた。私はいまスペイン戦へ向けてチームを準備しているところだからね。だから2スピッツでプレーしたんだ。我々はプロセスの過程にいる。格上の相手に対しては我々は挑発的なプレッシングで良いプレーができるはず。このシステムは相手にするのはとても難しいもの。スペインとチリは常に攻撃的だし、このシステムはかなり機能する。今日もカウンターでゴールが決まったのは私の狙い通り。我々は間違いなくスペインをかなり苦しめられるはず」

 

スピッツ陣の選択について

「ピンチヒッター役はその日のフォーム次第。私は意識して多くのFWを選んだ。様々なタイプで多くの選択肢が取れるように。それに過去のデータからDFよりもFWの方が怪我が多い」

 

アルイェン・ロッベン

「ファンにスペクタクルはほとんど提供できなかった。実際繰り返しになってしまったね。ガーナ戦同様にチャンスは一つも与えずに勝てたのはポジティヴなこと。でもやはりボールを持った時をもっと良くしないといけない。何度も選択ミスを犯したし、前戦でフリーマンを見つけるのに苦しんでいる。FWとしてはそうなるとちょっと我慢できずにボールを受けたくて下がりすぎてします。そこをボンズコーチにHT指摘された。まぁ、みんなで一生懸命やり続けていくしかない。大きなポイントは後方からしっかり組み立てられるかどうか。それがいつもスムーズに言っている訳じゃない。そこが難しい所。特にウェールズのようにコンパクトにプレーされると、チャンスを作るには速いボールが必要になる」

 

 

システムを云々する以前に驚くほど出来が悪かったです。良かったのはステファンとスナイデルくらい?特にフェルとブリントが技術的にも労力的にも大きく水準を下回ったので、まぁこれで4-4-2が上手く行くはずもなく、そもそもフットボールにさえならない試合に。ボールを持った時も尽く出足が遅れて競り合えず、競り合いに持ち込めてもそもそも競り合えてなかったので話になりませんが・・・

 

それでも前半半ば過ぎから前進守備が多少出来るようになってマシになり、相手を押し込んでダリルの推進力をいかしたシーンがあったものの、後半はフェルに代わって入ったワィナルドゥムもほとんど試合に入れずまたgdgdに。

 

問題の2スピッツ・システムは前の二人がキープして全体を押し上げる、というシーンになかなかならないので残念ながらホーランセ・スホールの欠片も見えず。まぁボールを受けるスペースを与えてくれる相手なら、という現状ですね。

 

ウェールズが高めのプレッシャーをかけてこなかったので組み立ての練習にはあまりなりませんでしたが、なぜか左CBに入ったステファンは力強いプレーをしていたので本番も頑張って貰いましょう。