Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

フェイエノールトにとって苦いリーグ戦スタートに

フェイエノールトにとって新シーズンの第1節は大きな失望に終わってしまった。ロナルド・クーマンのチームはロスタイムに決勝ゴールを許してPEC ズヴォレ相手に2-1の敗戦。ルーベン・スハーケンが90分直前に同点ゴールでフェイエノールトを救ったかに思え荒れたが、追加タイムにギオン・フェルナンデスがホームチームの決勝点。

 

スペクタクルだった昨シーズンのアイセルデルタ・スタディオンの前半に対し、両チームにとって2013-2014シーズン初戦の今回の最初の45分間は盛り上がりのない平板な展開。HT 0-0でPEC ズヴォレフェイエノールトがロッカールームに下がる事になった結果だけでなく、危険なシーンの数においてもどちらもお互いのゴール前まで行けなかった。

 

PECはHT直前にゴールに近づいたが、20mの距離からのCB マイケル・ファン・デル・ヴェルフのゴール隅を狙ったFKをその瞬間まで厳しいアクションを迫られることがほとんど無かったGK エルヴィン・ムルデルが見事にセーブ。

 

ピッチの反対側でも前半の大きなハイライトシーンはあった。ルーベン・スハーケンのラストパスからレクス・インマルスに大きなチャンスが訪れるも、不運にもタイミングが合わず、フェイエノールトホームチームの守備に恥をかかすことはできなかった。クーマンのチームはやや優勢ながら、そのプレーはあまりにローテンポでクリエイティヴィティにも欠けていた。

 

後半の序盤はいくらか活気が出て両チームに大きなチャンス。力強い個人アクションで何人ものフェイエノールダーを圧倒したイェスペル・ドロストのシュートはキャプテン ステファン・デ・フライの足に当たって角度が変わり枠を逸れ、一方でミケル・ネロムの見事なクロスにインマルスがヘディングで狙ったが、GK ケヴィン・ベジュワの守るゴールの上に消えていった。

 

60分過ぎにレクス・インマルスとジョン・ホーセンスを下げてトニー・フィレーナとヴェスリー・フェルフークを投入するクーマンの2枚替えも、残念ながら後半のフェイエノールトのプレーもゴールを決めるまでに至るには正確さがなさ過ぎた。さらに悪いことに反対側のネットが揺れてしまう。ドロストのクロスからマテウス・クリシがホームチームにリードをもたらす先制点。

 

フェイエノールトは競り合いでの粘りを徐々に失っていたため、その時点で1-0は不当とは言えないスコア。エクストラ・アタッカーとしてピッチに入ったミチェル・テ・フレーデと共にチームは最後の10分間前掛かりに出ると、それが90分前残り数分で同点ゴールを生み出した。デ・フライのシュートをスハーケンが頭で当て、ボールはGK ベジュワの後ろに吸い込まれた。

 

この代表選手がフェイエノールトのための1ptを拾ってくれたと思われたが、ロスタイムにそれも失われる。同点にした後にまだ勝ってロッテルダムへ戻れるかもしれないというチームの希望は、ギオン・フェルナンデスが無情に打ち砕いた。彼がゴール隅へのシュートで試合を決定づけ、フェイエノールトにとってリーグ戦のスタートは大きな失望の結果に終わった。

 

PEC Zwolle – Feyenoord 2-1

Scoreverloop:

65’ 1-0 Klich

87’ 1-1 Schaken

90+2’ 2-1 Fernandez

 

Scheidsrechter: Gözübüyük

 

Geel: Saymak (PEC Zwolle), Vormer, Vilhena (Feyenoord)

 

Opstellingen:

PEC Zwolle: Boer (16’ Begois); Van Polen, Van der Werff, Broerse (80’ Van Hintum), Achenteh; Saymak (70’ Fernandez), Klich, Mokotjo, Mokhtar; Benson en Drost.

Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Martins Indi, Nelom; Clasie (80’ Te Vrede), Immers (62’ Vilhena), Vormer; Schaken, Pellè en Goossens (62’ Verhoek).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130804_verslag_pecfey

 

ロナルド・クーマン

「我々にとって難しい試合だった。ボールを持ってコントロールしていたが、チャンスを創れなかった。1ptが我々にとって最大限得られる結果だったが、同点の手放してしまったのは大きな失望」

 

「相手ガボールを失った瞬間の我々の対応が上手くやれていなかった。PECはそういう状況で組織的でなくなることが度々あったのに、我々は前ではなく後ろや横へのパスを選択していた」

 

「2枚替えとエクストラ・スピッツとしてのミチェル・テ・フレーデ投入でチームに迫力を与えたかった。それで運良く同点ゴールが決まった。あれが我々に得られる最高の結果だと思ったが、1ptで試合を終えることも失敗した。2-1のゴールの決まり方を見てみよう、ステファン・デ・フライはフェルナンデスとの空中戦の後、相手は立っていたのに彼は地面に倒れていた。私から見れば『何もしていなかった』ということ。彼はそういうシーンを目にする事が多すぎる。あり得ない。DFとしての無慈悲さが足りない。それはまた出てしまったのがとても残念。上手い組み立てと中盤へのカバーを見るのは楽しいが、彼はもっと無慈悲にならなければならない。まだ21歳といっても、ああいうのは残念な瞬間」

 

「我々が改善していきたいという点について話してきたが、リーグ戦が始まった途端に出鼻を挫かれた。アンラッキーだとしても、このチームが元に戻ってしまったのは誰の目にも明らか。ガッカリだが、我々は一歩も進んでいなかったということがいっそう残念」

 

「選手が他の選手のミスにガッカリすることはあるだろうが、ペッレのネロムに対する振る舞いは私は喜んでいない。我々はシーズンをみんなで始めてみんなで進んでいかなければならない。ピッチ上でどんな時もああいう振る舞いはすべきでないだろう。室内ではお互いに本音を言えるし、言わなければならないが、ピッチ上では常に一つのチームであることを見せなければならない。それは寛容さもその一つ。誰だってミスをする。誰かが上手く行かなくなったら、我々はチームとしても後退してしまう」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130804_reactie_koeman_pecfey

http://www.fr12.nl/nieuws/23174-koeman-de-vrij-ligt-terwijl-spitsen-blijven-s.html

http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/item/koeman-boos-over-gebrek-aan-acceptatie

 

ステファン・デ・フライ

「単純に自分たちの力をほとんど出せなかった。こういう試合でこそせめて多くのファイトをしなければいけないのに、彼らの方が競り合いでアグレッシブで尽くセカンドボールを拾われた。僕らは選択ミスも多すぎたし、しっかりフットボールができてなかった。あってはならないこと。自分たちを責めなければいけない。どうしてこうなったか?一言で言えば僕らにとって悪い午後だったということ。せっかく同点に追いついたのにロスタイムに勝ち越しゴールを許してしまったのがさらに辛い。来週はもう一度全力でやり直さないと。僕らはホームで強いし、観客の後押しもあるからね」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130804_reactie_devrij_pec

 

ルーベン・スハーケン

「また自分たちでチャンスを与えて自分たちで自滅してしまった。こういう始まり方になったのは悔しいし残念。PECは良かったけど、僕らは戦術的に上手くやれていなかったと思う。僕も含めてね。他の選手のカバーに行った中盤で何度も競り負けた。HTに考え直して、もっとサイドに広がるようにした。それで良くなって運良く得点もできた。でもその直後にトドメを刺されてしまった。ギオンが見事だったよ。あのゴールの決まり方を見ればね。とての残念」

「これからの2連戦にまたプレッシャーがかかってくる。僕らはトゥエンテに勝たなければいけないし、もっと良いプレーをしないと」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/23171-schaken-we-hebben-het-weer-weggegeven.html

 

ブルーノ・マルティンス・インディ

「僕のポジションについてはとても多くの事が言われていた。今日監督からセンターでのチャンスを貰えたのに、その信頼に十分に報いることが出来なかったのが残念。特に2失点目は僕のせい。ギオンのシュートをブロックしようとしたけど、タイミングがあわずに足の間を通されてしまった。あってはならない事だ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/23173-martins-indi-ik-reken-mezelf-dit-verlies-aan.html

 

 

不安もあったものの、そりゃ第1節は期待感の方が大きいもの。しかし残念ながら失望の山だけが残った週末。何が悲しいかって、ペッレへのロングボールに頼るのを辞めてもっと後方からフットボールをしようというプレシーズンの取り組みが何の役にも立っていなかったという・・・。PECに非常に上手くやられましたが、フォルメルとクラーシに終始プレッシャーをかけられて90分間を通して全くフットボールにならず。前半唯一ステファンが自ら持ち上がってスハーケンに通してレクスが合わなかったシーンだけが可能性を感じさせましたが、それならステファンがもっとリスクを冒さないと。今日のステファンは2失点目のかっこ悪いシーン以外はまぁ本来のレベルに近いプレーをしている数少ない選手の一人でしたが、それだけにキャプテンとしてもっと周りを引っ張るキャラクターに未だになれていないのが残念。

 

クラーシがほとんど前にパスを出せないのが非常に苦しいポイントでしたが、もちろん彼だけでなく受け手の責任もあるでしょう。ペッレは終始消え、ホーセンスも何の役にも立っていなかったので、せめて右ハーフにフォルメルで左ハーフにクラーシではなく、クラーシとトニーの組み合わせだったらもうちょっとマシだったような・・・。クーマンは説明回避しましたが、やはりフォルメルとクラーシを並べてもほぼ1回も機能したことがないという事実はそろそろ受け入れるべきでしょう。

 

ブルーノはまぁほっとくとして、せっかくチャンスを得たネロムもかなり苦しい内容。裏のスペースを狙われまくってきっちり失点に繋がり、ボールを持っても良いところはほとんど見せられず。来週はまたベンチか。別にルーカスでも良い気が。

 

今日は全体に出来が酷すぎたので来週デ・カイプに戻っていくら何でも多少マシにはなるとは思いますが、交代策を見てもプランBがミチェルの投入くらいしか無いという状況なのでマヌの出場停止明けまでは茨の道。このセレクションではコールシンゲルは夢のまた夢かどうか、2週間後にははっきり分かるでしょう。多分無理かな・・・