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10人のフェイエノールト、フローニンゲンで引き分ける

日曜午後に行われたエールディヴィジ第8節、フェイエノールトはFC フローニンゲンとのアウエーゲームで1ptを獲得した。ロナルド・クーマンのチームはユーロボルフでセク・シセのゴールによって早々にリードを得たが、レアンドロ・バクーナに同点ゴールを許し、さらにテレンセ・コンゴロがレッドカードを受けたことで10人でのプレーを強いられる。マイケル・キーフテンベルトに2-1の勝ち越しゴールを決められて敗戦は避けられないものに思われたが、終了直前にブルーノ・マルティンス・インディがゴールを決め、チームを火中からすくい上げて引き分けに持ち込んだ。

 

FC フローニンゲンとのアウエーゲームへ向けて、何度となく昨シーズンの試合を思い出させられたフェイエノールト。過去ユーロボルフで成功した経験があまり無いフェイエノールトだが、特に前回の対戦では序盤15分あまりでホームチームに3-0の差を付けられた。

 

その再現を防ぐためにフェイエノールトは北部のチームに対してシャープなスタートを見せ、積極的な競り合いと両サイドから攻撃で素早い先制点を狙った。そしてそのプレーは10分過ぎに左サイドから持ち上がったセク・シセによって報われる。そのままDFの足を抜くシュートはファーポストに当たってゴールの中に吸い込まれて0-1。

 

しかしフェイエノールトにとってこの先制ゴールは勢いにはならず、むしろここから始まる逆風の始まりだった。ますシセがゴールの際に足に深刻な怪我を負ってプレーを続けられず、急遽ヴェスリー・フェルフークと交代。そしてFKからレアンドロ・バクーナがコスタス・ランプルーを破って同点ゴール。

 

シセの離脱から立ち直る暇もなく、フェイエノールトは再び期待に反する事件に襲われる。テレンセ・コンゴロが30分直前に2枚目のイエローカードを受けてレッドカードで退場に。このDFはゼーファイクをつかんでしまったが、主審はその際にFC フローニンゲンスピッツオフサイドポジションだったのを見逃していた。

 

クーマンはピッチサイドからチームに対してコンパクトにプレーするように指示。その通りにフェイエノールトホームチームに多くのボールを持たれた状況でも落ち着いてHTに入れるかと思われたが、再び不運な形で失点、ビハインドを負ってしまう。マイケル・キーフテンベルトの遠目からのシュートを目の前で方向を変えられてしまい、ランプルーにはノーチャンスだった。

 

HTでなんとか傷を舐め癒す時間を得られたフェイエノールトは後半10人で2-1のビハインドを取り戻そうとする。後半もFC フローニンゲンが最も危険なチームではあたが、ミハエル・デ・レーウ、マイケル・キーフテンベルトが数回逢った大きなチャンスを逃し、フェイエノールトも勇敢に抵抗を続けた。

 

実際ホームチームのゴールへ向けてほとんど危険なシーンを作れていなかったが、それでもたった1点決めれば同点の望みがあることがチームの支えだった。

 

そしてそれは試合の最後の1分で報われる。ブルーノ・マルティンス・インディがこぼれたボールをペナルティエリア外から右隅へダイレクトで叩き込み、走り出した彼は他のチームメイトに追いかけられながらクーマンの腕の中へ。もうほとんど期待していなかった引き分けにロッテルダマースの安堵感の大きさを象徴するシーンだった。

 

FC Groningen – Feyenoord 2-2

Scoreverloop:

10’ 0-1 Cissé

14’ 1-1 Bacuna

45+2’ 2-1 Kieftenbeld

90’ 2-2 Martins Indi

 

Scheidsrechter: Gözübüyük

 

Geel: Kieftenbeld (FC Groningen), Kongolo, Immers, Janmaat (Feyenoord)

 

Rood: Kongolo (Feyenoord)

 

Opstellingen:

FC Groningen: Da Silva; Bacuna, Van Dijk, Kwakman, Kappelhof; Sparv, De Leeuw, Kieftenbeld; Schet (88’ Van Moorsel), Zeefuik (61’ Texeira) en Kirm.

Feyenoord: Lamprou; Janmaat, Kongolo, Martins Indi, Nelom; Leerdam, Immers, Clasie (70’ Vilhena); Schaken (89’ Achahbar), Pellè en Cissé (13’ Verhoek).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121007_verslag_groningen

 

ロナルド・クーマン

「60分間以上10人でプレーし、不運な失点をしてもこうして引き分けられたことは賞讃に値する」

 

「FC フローニンゲンは試合を決められるチャンスがあったが、1点差のままにしたことで我々は引き分けを信じ続けることができた」

 

「ハードな上にハードな午後だった。いくつかの状況では我々自身の問題だが、主審のせいでもある。テレンセに対して責めることは何一つ無いよ。彼にとってはこれもいい経験。それにテレンセもあの時オフサイドだと分かっていたと言っていた。TV映像を見てもジェネーロ・ゼーファイクははっきりオフサイドポジション。主審は責められない。線審が彼のベストな日ではなかったということ」

 

「前半はアグレッシブさが十分では無かったと思う。HTに選手たちにはなるべく長く試合を決めさせないでいるようにとメッセージを送った。FC フローニンゲンがチャンスを決められなければ、我々が同点にできる可能性も出てくる。我々は良い姿勢でプレーし続けてそれが報われた。これはチームを讃えるべきだろう」

 

「私はファン・ハールよりもちょっと若い。だからブルーノのようなビーストが飛び込んできてもしっかり抱えられたよ」

 

「セクは怪我の深刻さを考えれば、5~6週間の離脱になると思う」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121007_reactie_koeman_groningen

 

ブルーノ・マルティンス・インディ

「最後は時間が無かったから、アシスタント・コーチのジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストに前に行っても良いか聞いたんだ。相手にはヘディングの強いDFがいるから、僕はこぼれ球を狙った。足に上手くヒットしてくれたよ。迷わずにダイレクトで隅に決まった」

 

「ゴール後はたまたまクーマンのところに近づいたから、彼の腕の中に飛び込んだんだ。彼はとても大きかったよ」

 

「FC フローニンゲンが3-1にするチャンスを決めなかったお陰で僕らは試合に生き残れた。僕らもほとんどチャンスを作れなかったけど、1人少なかったからね。それでも同点にできたのはこのチームのメンタルにとってとても大きい。ームはキャラクターを示したんだ」

 

「上手く守れて、彼らもチャンスを決められずに済んでラッキーだった。もテレンセへのレッドカードは正当なものじゃないと思う。ゼーファイクはオフサイドポジションだったからね 」

 

「でもテレンセへのレッドカードとHT直前の失点は自分たちの責任でもある。前半僕らはたくさんボールを失ったし、競り合いでも勝てていなかった。そのせいでFC フローニンゲンの方が優勢だったけど、後半で判断すればこのドローは正当だと思う」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121007_reactie_koeman_groningen

 

 

ふ~~~、やれやれという試合です。HT時点で勝てる気はまったくしなかったので、せめて1pt欲しい試合になってましたが、危ないシーンをいくつも凌いでノーチャンスだった攻撃が最後の実るという・・・ ホッとしました。また勝てませんでしたけど、もうユーロボルフは巡り合わせが悪いと思うしかないか。

 

コンゴロの退場がターニングポイントですが、ゼーファイクの動き出しにほとんど対応できてなかったのでしょうがない部分はあります。2枚目はオフサイドでしたけどね・・・。まぁこれを糧に勉強してくれれば。

 

試合の流れとしてはいい感じで入ってセクのクオリティで先制、負傷交代でなんか落ち込んでいる間に追いつかれて主導権取られて、退場になって後はもう防戦一方。何が悪かったやら。フローニンゲンが前節の勝利で自信付けてて普通に良くなっていたのも大きかったですが、やはりスハーケン左サイド、まだ納得いくパフォーマンスを見せられないフェルフークの右サイドはちょっと辛いものがあります。セクが怪我したことでギオンがゲームセレクション入りするのは間違いないですが、デ・クラシケルへ向けて前線の組み合わせは考えて欲しいですね~。

 

というわけでお疲れやいろいろ痛んでる気はしますがそれぞれ代表へ。何はともあれ元気に戻って来てくれると良いですが。