Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

今シーズンもデ・カイプでP$Vを撃破

日曜昼に行われたエールディヴィジ15節、フェイエノールトはひたむきなプレーでタイトル候補PSV相手に素晴らしい試合をし、2-0で勝利した。ロナルド・クーマンのチームはアイントホーフェナーレンに対して高い効率性を見せ、セク・シセとルーベン・スハーケンの得点でリーグ戦3連勝。前半12分にある重病のサポーターを励ますためにスタジアムに集まった全サポーターによる'You’ll never walk alon'が歌われたのは特に感動的なシーンだった。

 

前半のフェイエノールトの最大の功績はPSVフットボールを許さなかったことだった。クーマンのチームは堅固な組織で守備面のリスクをほとんど負うことなく、しっかりとした戦術でビジターチームを大いに苦しめ、エルヴィン・ムルデルの守るゴールになかなか近づけさせなかった。

 

前半唯一のPSVの大チャンスもこのGKによって防がれる。15分過ぎにドリース・メルテンスのパスからかつてのチームメイト ジョルジニオ・ワィナルドゥムがゴール前に飛び出したが、ムルデルが素晴らしいセーブで1対1を見事に制した。

 

ピッチの反対側ではフェイエノールトが奥行きを狙うタイミングを測り続け、この戦術は高額の移籍金で作られたPSVを一度ならず苦しめた。開始3分にはルーベン・スハーケンのシュートが僅かに外れ、5分後にはオトマン・バッカルのミドルシュートがサイドネットを揺らした。

 

前半特に守攻の切り替えにおいて危険なシーンを続けて作ったフェイエノールトはHT直前に相応しい方法でリードを奪う。相手のサイドチェンジのパスをインターセプトしたセク・シセがジョン・グイデッティとのワンツーからただ一人残ったアンドレアス・イサクソンに対して低い弾道で股を抜くと、デ・カイプに大歓声が爆発した。

 

その直前にも同じようなシーンがあり、センターラインでのミケル・ネロムのボールカットからそのまま攻め上がり、最後はシセがシュートを放ったがゴール前の密集地帯で足に当てられた。

 

後半出だしからPSVがテンポを上げ、フェイエノールトはプレッシャーをかけられる。ワィナルドゥム(ムルデルがセーブ)、トイヴォネン(横にそれる)、ストロートマン(遠目からバーの上に)がチャンスを得たが、フェイエノールトが後半のファーストチャンスで再び得点。そのゴールは完全にルーベン・スハーケンの力によるものだった。このFWは左バック イェトロ・ヴィレムスの背後からボールを奪うと、そのまま素早くゴールに向かい、見事なシュートでイサクソンニアポストを破った。

 

このゴールにより、後半はPSVがプレーを仕掛け、フェイエノールトがカウンターで危険なシーンを作るというさらに魅力的な展開に。ムルデルが何回も素晴らしいセーブでゴールを守り、フェイエノールトはさらにリードを広げるチャンスを作った。60分過ぎにはスハーケンが再びイサクソンを破ったが、今度はゴールライン上でヴィレムスにクリアされる。3分後にはバッカルの強烈なシュートがPSVキーパーによって見事にセーブされた。

 

フェイエノールトは残り時間もジェレマイン・レンス、ヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンクと二人のエクストラFWを投入してきたPSVにしっかりと対応。最後までゴールを許さず、長いホイッスルが吹かれるとビジターチームはピッチに崩れ落ち、デ・カイプは歓喜に包まれた。

 

Feyenoord – P$V 2-0

Scoreverloop:

41’ 1-0 Cissé

50’ 2-0 Schaken

 

Scheidsrechter: Kuipers

 

Geel: El Ahmadi, Leerdam, Vlaar (Feyenoord) Bouma (PSV)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Mulder; Leerdam, Vlaar, Martins Indi, Nelom; El Ahmadi (80’ Mokotjo), Bakkal, Clasie (88’ Van Haaren); Schaken, Guidetti (74’ Cabral) en Cissé.

P$V: Isaksson; Manolev, Derijck, Bouma, Willems (70’ Engelaar) ; Wijnaldum, Toivonen (57’ Lens), Strootman; Labyad (76’ Vennegoor of Hesselink), Matavz en Mertens.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20111204_feyenoord_psv_verslag

 

ロナルド・クーマン

「このチームを楽しんだよ。この結果は嬉しく、誇りに思う。選手たちは今日この日を祝って良い。でも明日からはまた地に足を着けてやっていかないといけない」

 

PSVのような相手に勝ちたいのならこういうプレーを見せなければならなかった。自分たちがボールを持った時だけ少し雑でPSVにスペースを与えすぎたが、チャンスをモノにされなかったのは幸運だった」

 

「2-0にした後に試合を決めるべきだったね。だが88分からはスタジアムの素晴らしい雰囲気を本当に楽しめた。そこで勝利を確信した」

 

「まだ時々調子が落ちることはあるだろうが、不安定さは徐々に無くなっていくだろう。我々はチームとしても個人としてもさらに成長していくからね」

 

「いまの順位はポジティヴな嬉しさ。このチームに相応しい順位だと思う。だが今日の試合を観れば、このチームにはさらに多くの伸びシロがあるのも分かるだろう」

 

ロン・フラール

「いまはこの結果を楽しもう。観ていてエキサイティングな試合だったと思う。ハイテンポな攻防だった。僕らはチャンスを決め、彼らはそれを逃した。彼らの二つのミスを僕らはしっかりと罰した。とても強い相手の3pts、2-0は素晴らしい勝利。観客の後押しで僕らは全力を尽くし、攻守の切り替えも上手くいった。僕らは勝利に相応しかったと思う。とても嬉しいし、誇りに思うよ」

 

ルーベン・スハーケン

「たくさんチャンスを逃したから、あのゴールだけは満喫しておかないと。フィニッシュはまた練習しなくちゃいけない」

 

「スタジアムにいた他の全ての人たち同様に僕も無理だと思ったけど、プレッシャーをかけてヴィレムスとボールの間に体を入れようとしたら、ボールが足にかかっちゃたんだ。彼が倒れて、僕が残れた。シュートは悪かったけど、上手く決まってくれたよ。しかも苦手な左足でね」

 

「相手に追撃を許さなかったのが大きかった。エルヴィン・ムルデルが何度も素晴らしいセーブをしてくれて、何とか1-0にできたから、あのゴールがかなり勢いになった」

 

PSV相手の3ptsだから満足しているよ。試合中はなかなか自分のプレーに夢中でなかなか楽しめなかったけど、いまはとてもいい気分。今夜この試合を心の中で何度も振りかえるだろうね」

 

エルヴィン・ムルデル

「僕らはチームとしてこの勝利に相応しかった。もちろん自分のパフォーマンスにも満足しているよ。今シーズンの僕のベストゲーム。これを続けたいね」

 

「ジニにはグッドセーブと言ってもらったよ。彼についてはたくさん言われてるけど、僕はいつも良い友人と思っている。どのクラブでプレーしていても関係ない」

 

「この試合で僕らはトップに手をかけることができるはずだった。上手くいって嬉しいよ。ウィンターストップまであとフィナーレが2試合いた。そこでも良いプレーをして6pts取りたい」

 

 

やってくれると信じてました。ガッツを持ってファイトしての素晴らしい勝利です。これこそフェイエノールト。まぁ予想通り相手がそんな強くなかったので、デ・カイプでは順当な勝利。

020戦に比べると相手のアタッカーを警戒してて、あえて相手DF陣にはあまりプレスをかけずに中盤勝負でした。たまーにルーズになりましたがほぼ90分間コンパクトさを保てて、特に前半は相手にフットボールをさせず。危ない場面も我らがエルヴィンが好セーブ連発。後半もレールダム、フラール、フィットできなかったステファンに代わってスタメンのブルーノとみんな頑張ってくれました。

 

ただプレスの位置が低いせいか、ボールを奪っても相手ゴールまでちょっと遠さを感じましたが、これはポゼッションの質を上げるしかないですね。エル・アマーディが相手を警戒してちょっと大人しめでしたが、まぁしょうがない。相手のミスをきっりち得点につなげて2得点など、なかなか大人の勝ち方ができるようになってきました・・・。

 

この数週間えらく批判されたエルヴィンはシャツをパンツに入れなくても何の問題も無いと証明。フラールはまだ多少ミスが目立ちますが、後半に奴のシュートチャンスをもの凄いタックルで防いだシーンがナイスカバーだったので好印象。ブルーノはやっぱりCB向きですね。サイドよりも落ち着いてやっている印象。経験を積んでいけばもっと良くなるでしょう。コンゴロ君がさりげなくベンチ入りしてましたが、当分デビューはないか。DF陣ではミケルが非常に目立ってました。期待以上によくやってくれてます。彼が入ってだいぶ安定感が出てた印象。

 

中盤は今日もクラーシクラーシによるクラーシのための試合。現時点でもうオランダ一のMFなのでは。パスの精度をもうちょっと上げたいですが、プレーを読む力が高く、ポジショニング、カバーリング共に素晴らしいものがあります。彼の支配力が効いてる限りは安心して試合を観てられます。見に来てたベルタスが招集してしまわないことを願おう。

 

FW陣はセクとスハーケンが揃ってゴール。スハーケンはさすがにヴィレムスでは相手になってなかったので、前半からもっと決定機を作るべきでしたが、シュート、ラストパスの精度を何とかして欲しい。まぁ契約延長おめでとうなゴール。セクも良いカットから見事なゴールですが、やっぱりもう1点取れたかな?グイデッティは自身の決定機はありませんでしたが、ポストプレーで大貢献。苦しい体勢からでも裏に良いボールを出せます。スハーケンが反応できてませんが。コンディションがどんどん上がってきてるので非常に頼もしい。カブラルはまたしてもスタメン落ちですが、スハーケンが完全にクーマンの信頼を勝ち取り、セクも「本当のセク・シセ」になってきてるので、ちょっと苦しいか。出れば良いプレーするんですが・・・・嬉しい悩みです。

 

金満チームを見事に破って5位をキープ。3位、4位も狙える位置ですが、あまり上は考えず、下から狙っているヘーレンフェーンあたりに追いつかれないように戦っていきたいところ。フィテッセはその内落ちるのであまり心配はしてません。フローニンゲンが思ったより上がって来れないですね。これで年内は残り2試合。ベーカー戦が無いのがちょっと寂しい。チームの成長を考えるとやっぱり欧州戦は出たい。週2試合は大変ですが、それを経験してもっと伸びていけるはず・・・。というわけで次節は日曜にハルヘンワールトで今シーズンも野戦病院状態のユトレヒト戦。2週間後のトゥエンテ戦へ思い切ってぶつかれるように流れをキープしたい試合です。