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オランイェ、オーストリアに快勝し2011年も勝利でスタート

水曜にアイントホーフェンで行われた親善試合、オランイェは数人のスタメン選手の招集辞退にも関わらずオーストリア相手に良いプレーと美しいゴールを見せて3-1の勝利を収めた。

故リヌス・ミケルスの誕生日に行われた試合、オランダ代表はボンズコーチ ベルト・ファン・マルワイクのもとでの26試合目。このボンズコーチは歴史上最高のアベレージで勝ち点を積み重ねている。3-1で勝利したこのアイントホーフェンの夜ではウェズレイスナイデルの先制ゴールが最も美しいものだった。

序盤積極的にゴールを狙ったのは今シーズンのオランイェでゴールを量産しているクーラス・ヤン・フンテラール。10分にスナイデルの計ったようなパスを受けてGK Machoと1対1になり、その8分後にも先制のチャンスを得たがどちらも飛び出したGKに阻まれた。フンテラールは前半ドイツ人審判の判定に度々不満なアクションを見せ、未だ感情的な面を覗かせた。

このゲームのハイライトはスナイデルのゴール。インテルナティオナーレのスターはイブラヒム・アフェライからパスを受けるとワントラップで一人かわし、前線に上がっていたテオ・ヤンセンとのワンツーでさらに一人かわす。テオ・ヤンセンの右足での返しは浮いてしまうミスパスになったものの、スナイデルは体制を崩しながら強烈なダイレクトボレーであのWK後初ゴールを見事に決めて見せ、前半でお役ご免となった。

中盤のコントローラーとしてナイジェル・デ・ヨングとラファエル・ファン・デル・ファールトの穴を埋めたのはトゥエンテのスペルマーカー テオ・ヤンセン。その左足に素晴らしいテクニックを備えた守備的MFは何度も見事なフィードで観客を楽しませていた。同様に後半から入ったエルジェロ・エリアも積極的なアクションでスタンドを盛り上げた。

後半開始直後にはフンテラールのゴール。エリック・ピータースが途中出場のエルジェロ・エリアのトリッキーなヒールパスとのワンツーでゴールライン際まで上がると、そのクロスをファーポストで待ち受けたフンテラールが頭で軽々と決めて見せた。さらにオーストリアのDF Kleinのハンドで得たPKをディルク・カイトが決めて3点目。終盤途中出場のペーター・ヴィスヘルホフが不可解なPKを獲られ、元トゥエンテのマルコ・アルナウトビッチが決めて3-1となった。

7週間前までジュピラーリーグのスパルタでプレーしていたケヴィン・ストロートマンがテオ・ヤンセンとの交代でデビュー。数分後には兄弟のシームに約半年遅れてルーク・デ・ヨングもデビューした。

STATISTIEKEN:

Nederland – Oostenrijk 3-1 (1-0).

Scoreverloop: 28. Sneijder 1-0, 48. Huntelaar 2-0, 71. Kuyt 3-0 (strafschop), 84. Arnautovic 3-1 (strafschop).

Gele kaarten: Junuzovic (Oostenrijk).

Nederland: Stekelenburg, Van der Wiel, Heitinga, Mathijsen (46. Wisgerhof), Pieters, Van Bommel, Kuyt (74. Luuk de Jong), Janssen (72. Strootman), Huntelaar (72. Van Nistelrooy), Sneijder (46. Elia), Afellay.

Oostenrijk: Macho, Schiemer, Pogatetz, Fuchs, Junuzovic, Arnautovic, Baumgartlinger, Prödl, Klein (72. Pehlivan), Alaba (85. Kavlak), Maierhofer.

ベルト・ファン・マルワイク

「選手たちの気構えにはとてもポジティブな印象を持っている。実際2ヶ月ぶりの試合で決して集中できていた訳ではなかった。ボールを失う事が何度もあった。オーストリアのような非常に守備的なチーム相手に組み立ても苦労していた」

「集中力を欠く瞬間はあっても、我々はオーストリアに全くチャンスを与えなかったと言える。それは我々がしっかりやれた。あのWKのようにね。ベスト16でスロバキアと当たった時のように、みんなやれるならやってみろという気持ちがあった。プレッシャーをかけにいく点ではとても良かっただろう」

「多くの代表選手がオランダ代表のためにプレーしようという強い意志を見せてくれた。このチームに加わっていたいという意欲を見せてくれた。たとえ親善試合であってもね」

「PKを蹴る順位はカイトが1番でフンテラールが2番。フンテラールがいつも蹴りたがっているのは分かっている。スピッツというのはいつでも決めるだけゴールを決めたがっているもの」

「ケヴィン・ストロートマンもルーク・デ・ヨングも問題なくこのグループに溶け込んだ。それをこの試合でも見せてくれた。スムーズに試合に入れただろう」

マルク・ファン・ボメル

「このグループは本当に意欲に溢れている。それはハードワークと楽しそうなところに現れているだろう」

「我々はしっかり集中して試合に入った。15分が過ぎて若干落ち、ボールが短かったりミスする事が5回くらいあった。オーストリアに望みを与えてしまったが、そこをウェズレイのゴールが突き破ってくれた」

「我々は代表のためならいつでもアクセルを踏む。たとえCLやリーグ戦終盤のハードスケジュールでもね。私はここにいれるのが嬉しいんだ。みんなオランイェでプレーしたがっている。ラファエルやナイジェルとも電話したが、彼らも本当にここに来たがっていた」

「なるべく早くEK予選の準備を始めたい。3月末のハンガリーとの2連戦は非常に重要な試合。我々は4試合で12ptsを得たが、自惚れてはならない。次の2試合に勝てれば大きなステップになるからね。それに対する情熱はトレーニングでも見る事ができる」

「ケヴィン・ストロートマンもルーク・デ・ヨングもすぐに適応した。本当にハイレベルだし、それを試合でも同じように見せた」

ウェズレイスナイデル

「あのゴールを別にしても、僕はオランイェのためにみんなとプレーするのはいつでも楽しいんだ。特に満員のスタディオンでね。何よりも僕らはずっと勝ち続けているからね。それであんなゴールも決められれば最高だよ」

「しばらく怪我をしていたけど、もう全然大丈夫。100%だと思うよ。50日間も離れていたとは思えないんだ。インテルで同じフィーリングでプレーできたからね」

オーストリアは堅くてタフなチーム。彼らは上手くプレッシャーをかけていたし、ゴールも狙っていた。でも1-0の後はやりやすくなったし、僕らはまた後半最高のスタートを切れた」

「マルコ・アルナウトビッチはとにかく優秀な選手だよ。でも魔法使いみたいにやりたがるんだ。前に『おい、Circus Renzみたいなプレーは1度止めてみろ』と言った事がある。でもあまり助言にならなかったようだね」

クラース・ヤン・フンテラール

「オランイェではいつも楽しくフットボールができる。いつも攻撃的だしね。クラブではあまりチャンスが来ないからちょっと苦労しているよ。ゴールできないとイライラし始めちゃんうんだ」

ケヴィン・ストロートマン

「実際もうワンチャンス欲しかったけど、それは望みすぎかな。オランイェの選手たちはみんな普通の人間だった。みんな彼らをスター扱いしているけど、オランダ代表の中に入ってみたらみんな至ってノーマルだよ」

前半はそんな良くなかったですが、スナイデルのプラッハトなゴール。後半は久々エリアの活躍でリードを広げ、やや中盤ルーズになる時間帯もありましたが終盤デビュー組が積極的な動きで再び盛り上げて快勝。全般抑えめのテンポでしたが、まぁ特に問題は無いかと。

前半チーム全体が低調になる中でテオ・ヤンセンがもう少しゲームを創れれば良かったですが、なぜかあまりボールが集まらず。後半トップ下に入ったアフェライと途中出場でコントローラーに入ったストロートマンの関係が妙にスムーズすぎます。

ヨングとの兼ね合いもありますが、ストロートマンはすでにこのレベルでやれる逸材であることを証明。久しぶりのエリアがスーパーサブ健在ぶりをアピールしたのも収穫でしょう。