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ビデオ・アシスタント・レフェリー制度のルールと手引き (保存用)

(Wikipediaにこつこつ書いていたものが記事移動によって大幅に簡略され、新しい記事には間違いもあるので自分が書いていたものを加筆修正して保存)

 

2018年3月3日のIFAB年次総会によって可決されたVARハンドブック version 8(プロコトル、原則、運用法、必要要件などを記したガイドライン。少なくとも2018年8月に最新version 9が出ているが公開されていない)、競技規則(2019-2020)による。

(一部VARハンドブック2018-2019の内容を踏まえて記述)

(下線部分は実情など踏まえての補足・注釈)

 

最低限知っておくべき最重要ルール

・ピッチ上で行われた判定はそれが明らかな間違いと映像がはっきり示していない限り修正されない。

・VARは得点、PK、レッドカードの判定が行われた、もしくはそれらの事象の可能性がある、または選手誤認の可能性があるそれぞれ全ての場合に様々なカメラアングル、リプレイスピードを用いてTVカメラが捉えた映像素材を自動的にチェックする。

・ピッチ上の審判員はプレー中はVARの存在を忘れて常に判定を行わなければならない。

 

プロトコルと原則

・VAR制度の目的は全ての判定に100%の精確性を実現する事では無い。それは試合の流れとフットボールの感情を破壊することであり、最小限の介入で最大限の効果がVAR制度の哲学である。

 

VARの立場

最終判定は常に主審が行う (VARが最終判定を行うことは無く、主審に助言を行うのが役割)。

 

・VARsは試合映像に自主的にアクセスできる審判員であり、審判団(match officials)に含まれ、その助言はピッチ上の副審と同じように扱われる。リアルタイムでのビデオ・アシスタント・レフェリーの円滑な状況確認を助けるためにアシスタント・ビデオ・アシスタント・レフェリー(AVAR)を置くことができる。 (VARsはVARとAVARの「ビデオ審判員」全体を指す。VARを複数人置くことも可能だが、その場合も実際はVAR2がAVARの役割を負うのが一般的)

 

・VARsは専用施設の整ったビデオ・オペレーション・ルーム(VOR)から審判団のヘッドセット・コミュニケーション・システムに加わる。主審からのチェックとレビューの要請に即座に応じることができ、VARからもオン・オフ・ボタンによって主審へ連絡することができる。VORはスタディオンの中か側、またはマッチセンターに置くことができる。

 

VARの使用

・ビデオ・テクノロジーを判定に用いることは得点かどうか、PKかどうか、直接レッドカードかどうか、選手誤認の『試合を変える4つのケース』においてのみ許される (得点、PK、レッドカードに関してはそれに至る直接的流れでのファールやオフサイドなどの誤審が無かったかも含む)。 この4つのケースにおいて主審とVARの間でコンタクトが取られること(VARが試合に参加すること)は競技規則において『VARの使用』(use VAR)と表現される。この記事では誤解を招かないように、この意味の場合は「VAR」ではなく「VAR制度」と表記する。

 

VARが試合に介入(主審に対して判定の修正、OFRの実施を進言)できる条件

・VARが試合に介入できるのは上記の4つのケースの判定での明確で一目瞭然の誤審(clear and obvious errors)の修正、または4つのケースに関してピッチ上の審判団が状況を把握できなかった見逃された重大な事象の確認の場合のみである。

 

-審判団が見て判定を行っていた場合

・ピッチ上の審判団が状況を見た上で行った判定に対し、VARが介入できるのは上記4つのケースで『明確で一目瞭然の誤審』があったと判断できる場合にのみ。明確で一目瞭然の誤審とは、『中立なほぼ全員が判定が間違っていると同意する、かつ判定の間違いの可能性が直ちに認識される状況』(「明確な」(clear)とは主観に拠る判定での審判員によって判断基準の違いがあるグレーゾーンでは無いことを意味し、「一目瞭然な」(obvious)とは誤審の可能性を見つけるためにスローモーションでのリプレイを必要としないことを意味する。VARが明確で一目瞭然の誤審では無いと判断した場合はそのまま主審の判定が保持される)。

 

テスト開始当初の条件は「明確な」(clear)だけだったが、各国のテストでVARが不必要に細かくミスを探す作業を行っていたために2017年11月のIFABの会議で「一目瞭然な」(obvious)が追加された。つまりVARはスローモーションを駆使して「明確な誤審が無いかどうかを探す」作業をすることは許されない。

(「ほぼ全員」がどれくらいの割合かは審判組織によって多少意見が異なっており、100%間違いない場合だけ介入するという考え方も存在する)

 

主審、副審のピッチ上の審判員はVARの存在を前提とせず、常に(プレーを継続させることも含めて)判定を行わなければいけない。VARの存在を前提として意図的に判定を遅らせたり、敢えてプレーを流した後でVARに状況を確認するやり方は認められない。ただし、審判員は疑いを持って重大な判定を行うべきでは無いため、数秒で得点の大きな可能性があるなど重大なシーンで「本当の疑い」を持つなら、審判員はプレーを流して最終的に判定を行った後にVARのチェック・レビューに任せることが推奨される(ピッチ上の審判団が見ていた事象については、明確な誤審以外は修正できないため、一旦流した後に必ず判定を行わなければならい)。

 

・非常に例外的ケースを除き、主審はイエローカードかレッドカードかを提示する前にVARと相談することはできない。レビューによって明確な場合に判定をイエローカードに修正することは認められるが、イエローカードの有無の確認のためにレビューを行うことは認められない。

 

-審判団が見逃して判定を行えなかった場合

重大な事象が見逃された場合は判定行為自体が行われていないため、判定の修正に『明確で一目瞭然』かどうかの条件は存在しない。VARから『誤審の可能性』があると助言を受けた主審はハンドリングかどうか、ファールかどうかなど主観に拠る判定の場合、自らの映像確認(オン・フィールド・レビュー)を行うことで見逃された事象を自身の解釈によって改めて判定することができる。

 

・重大な事象の見逃しは大きな事象の中の部分的なもの、例えば競り合いの中で上半身の押し引きは見えていたが、足がかかったのが見えなかったなども含むことができる。

 

技術的運用

・VARテクノロジーの不調や、VARを含む誤審、対象ケースを映像で見返さないとの判断があったとしても、試合には影響されない。

 

・オペレーション・ルームとの音声通信にトラブルがあった場合、ピッチ上の審判団はその他の審判員(主に第4審判)が別の回線(携帯電話など)を用いてVARとコンタクトを取ることで、VARテクノロジーを用いることができる。

(映像通信にトラブルがあった場合の対処方法は分かれており、その場合はVARは試合に加わらないとするやり方と、VARが明確と判断するならその助言だけで主審が主観に基づく判定でも修正できるとするやり方がある)

 

・VAR制度を用いることにより、従来の競技規則が影響を受けることは一切無い

 

・VAR制度を用いる各コンペティションはIFABのプロトコル全てを満たして実施しなければならない。

 

・レビュー映像をスタジアムのスクリーンに映すことは各コンペティションの判断に委ねられる。

 

ビデオ・レビューのプロセス

・VAR制度でのビデオ判定は対象となるシーンで自動的に行われるチェック、VARによって『明確で一目瞭然の誤審』または『重大な見逃し』があったと判断された(VARが介入した)シーンで行われるレビュー(VARオンリー・レビュー & オン・フィールド・レビュー)に分かれる。但しチェックとVARオンリー・レビューは実際同じであり、ここではチェック&VARオンリーとオン・フィールド・レビューに分けて説明する。

 

 

チェック&VARオンリー・レビュー

・VARは得点、PK、レッドカードの判定が行われた、もしくはその可能性がある状況、または警告と退場処分が行われた状況での選手誤認の可能性について、各カメラの映像を異なるリプレイスピードを用いて自動的にチェックを行う。

 

・多くの場合でチェックはバックグラウンドで試合に影響を与えること無く短時間で行われ、『明確で一目瞭然の誤審』の疑いは持たれずに終わる。こうしたケースでは主審がプレーを止めてVARとコンタクトを取る必要は無く、外部からチェックを行っていることは気づかれないため、『サイレント・チェック』と呼ばれる (ほとんどのケースでチェックがプレーに影響を与えない短時間で済むことはKNVBの初期テストで証明されており、これがVAR制度のリスクを最小限に抑えるための大前提となっている)

 

・主審からVARにチェックを求めることもでき、必要があれば主審はリスタートを遅らせてチェックを要求することもできる。リスタートを遅らせる場合は主審は耳に指を当て、もう片方の手を伸ばしてチェックを行っていることを明確にする (現在VARに慣れたコンペティションでは主審によるこのポーズはほとんど行われておらず、厳格な規定では無い)

 

・VARがチェックによって『明確で一目瞭然の誤審』や『重大な見逃し』があったと判断した場合、主審はその助言を受けて最終判定を行う。この最終手順をレビューと呼ぶ。この際、事実に基づく判定の場合はVARの音声による助言だけで判定を修正することが推奨され、この手法をVARオンリー・レビューと呼ぶ。

 

・VARは試合中 必要に応じてチェックを行い、その中で『明確で一目瞭然の誤審』や『重大な事象の見逃し』を見つけてレビューの段階に移るべきと判断した際には即座に主審に連絡しなければならない。また、主審は重大な判定ミスを行った、重大な見逃しがあったとの疑いを持った時はVARにチェックを要求でき、ピッチ上の副審もチェックの実施を勧めることは許される。

 

・レビューは主審だけが開始することができる。実際は「VARの進言を受けた主審は無条件でレビューを認めなければならないし、OFRを行わなければならない」というのが各審判組織の認識である。

 

オン・フィールド・レビュー

・主審はVARからレビューによる助言を受けた後、判定を保持するか修正するかの判断を下す前に、ピッチサイドのモニターで映像を自分で確認することができる(オン・フィールド・レビュー)。最終判定を行うのは主審であるため、ファールかどうか、ハンドリングかどうかなど主観に拠る判定では主審のOFRを行う権利は常に守られなければならないオフサイド・ポジションかどうか、ファール位置、ボールがラインを割ったかどうかなどは事実に基づく判定であるため、OFRを行う必要は無い。

 

・VARが明確な誤審を確信しなくても主審がOFRを行うことはルール上可能だが、主審が自信の無い状況で積極的にOFRの選択肢に頼ることは望ましい状況では無い。そのため、実際は「主観に拠る判定でVARが明確で一目瞭然の誤審と判断した時のみOFRを行える」、または「主観に拠る判定について主審とVARの意見が異なった時に主審はOFRを行うことができる」などと各組織の審判団によって原則的な条件付けが行われている。

 

・一方で審判団が状況を見逃していた場合は「重大な見逃し」を避けるため、VARは明確な誤審と判断されないグレーゾーンの判定であっても主審にOFRでの再判定を勧めることができる。また、VARが明確な誤審と判断しない状況や事実に基づく判定でも、試合展開によっては選手を納得させるために敢えてOFRを行うことも容認されている。状況を明確にするためにOFRを行うかどうかは主審にのみ決定権があるが、VARは行う必要性があるかを助言できる。

(ルール上は見逃しがあった際、僅かでも罰することができる可能性があればVARはOFRを勧められることになるが、その度合いに対してVARがOFRを勧めるハードルをどう置くかかは審判組織の考え方や主審とVARが事前に同じ基準を持てているかによって異なっている)

 

・ルール上『重大な事象の見逃し』はピッチ上の審判団によるものだが、主審が見逃した事象を副審の助言によって行った判定についてVARが「誤審の可能性」があると判断した場合は、明確でなくてもOFRを勧め、主審は自分の自由裁量で判定を修正することができると認めている組織もある。

 

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レビュー・プロセスの基本的な流れの例

 

・インプレー中の判定に明確な誤審があった判断された場合は「プレーが止まって再開するまでは、1つ前のプレーでの判定を修正できる」という競技規則(5:2 主審の決定)に従ってその状況までのプレー差し戻しを行う。罰せられるべきチームにPKや得点が生まれていた場合は取り消し。その間の両チームへのカード判定は得点機会阻止に対する懲罰を除いて保持される。

 

・プレーが止められない時に主審がレビューの実施を決定した場合、両チームとも攻撃面で良い可能性を持たない『ニュートラルな状況』になった時点でプレーを止めなければならない。インプレー中にVARが明確で一目瞭然の誤審があったとの判断をすでに下していても、判定を行うのは主審であるとの原則により (主審がOFRによってVARの助言を却下する選択肢があるため)、この段階で良い可能性があるプレーを止めることは認められない。プレーのリスタートはレビューが終わるまで遅らせられなければならず、主審は攻撃を行っているチーム、選手がレビューを防ごうとリスタートさせるのを防止しなければならない。

 

・ビデオ・レビューを行う際、主審は両手でTVスクリーンの輪郭を示して(レビュー・サイン/スクリーン・ジェスチャー)それを告げ、レビュー・プロセスの最後にもう一度同じジェスチャーを行って判定を行う。(つまりVARオンリー・レビューの場合は1回のジェスチャー後最終判定を行い、オン・フィールド・レビューの場合はOFRを開始する時点と、最終判定を行う時点で2回ジェスチャーを行う)

(レビューによって判定が保持される場合はレビュー・サインは示されない場合があるなど、多少現状と異なっている。また選手誤認の修正の際もレビュー・サインは示されていない)

 

・ピッチ上のその他の審判員(通常は副審の一人)がその間の時間を計測し、レビューのために使われた時間はハーフ毎の失われた時間に加算される。

 

・チェック (VARオンリー・レビュー)&オン・フィールド・レビューの実施において時間的プレッシャーは存在せず、スピードよりも精確性が重要視される

 

・OFRにおいて主審が見るビデオ素材はVARが提供するが、主審は別アングルからなど自分から他のビデオ素材を要求できる。

 

・透明性を確保するため、OFRは可能な限り周囲から見える位置で行わなければならない。

 

・映像判定の際、スローモーション映像は接触があったかどうか、ボールが手に当たったか、接触した位置やボールの位置の確認にのみ使うことができ、接触の程度、ボールに当たった手が意図的かどうかの判定にはノーマルスピードの映像を用いなければならない。

 

・選手やチームスタッフはOFRを行う判断、主審を取り囲んでレビューの過程、最終判定に影響を与えようとしてはならない。レビュー・サインを過度に使用した選手は警告処分(イエローカード)を受ける。チームオフィシャルも同様の行為に対して警告を受ける。

 

・ハーフ終了の笛が吹かれた後は、主審はピッチを出るまでは最後のプレーでの判定を修正できる。ただし、RRAにモニターを見に行くためか、すでにピッチを去った選手たちを呼び戻すためであるなら、主審がピッチを去った後も判定を修正できる(2019-2020シーズン競技規則で改訂)。

 

オフサイド判定の手順

・ピッチ上の審判団はVARの存在を前提とせずに判定行為を行うことが原則であり、オフサイド判定も同様ではあるが、重大な誤審を防ぐために「選手がペナルティエリア内にいて得点しようとしている、またはゴールに向かって前がオープンな状態でペナルティエリア内に入ろうとしている状況」において副審がオフサイドかどうかの判断に本当の疑いを持つなら、旗を遅らせることが認められている

 

実際は各審判組織が上記ルールを拡大活用し、「攻撃側の選手がゴールに向けてオープンな位置にいて得点の大きな可能性がある状況」においては、積極的にオフサイドの旗を遅らせるという運用がされている

 

・レビューにおいてVARやオペレーターが画面上にオフサイド・ラインを引くことは認められず、映像素材そのままで判断しなければならない。しかしIFABが認めた(ヴァーチャル・)オフサイドライン・テクノロジーを判断に用いることは許されている。

 

どこまで遡れるか

・得点、PK、得点機会阻止によるレッドカードの各判定をの際、その事象に至るまでの流れをどこまで遡ってレビューすべきかは「攻撃側のチームがボールを保持した時点」、または「最終的にゴール、PKシーンに向かう攻撃が始まった時点」、または「守備側のチームのハーフにボールが入った時点」、または「事象が起きるまで最大限の遡れる時間」の4つによって考慮される。

 

特に「攻撃側のチームがボールを保持した時点」の判断については、アタッキング・ポゼッション・フェイズ(APP)とゲイニング・ポゼッション、アタッキング・ポゼッションの2つの概念が同時に考慮されなければならず、「最終的にゴール、PKシーンに向かう攻撃が始まった時点」の判断については、アタッキング・フェイズの概念が考慮されなければならない。

 

‘Attacking Possession Phase (APP)’

アタッキング・ポゼッション・フェイズは攻撃側のチームが最後に相手からボールを得た時点を示し、大きな原則は攻撃側のチームがボールを保持するまで、相手チームが『自由に』ボールを扱えていたこと、相手チームがボールを失うミスを犯すまで、ボールロストを避けられる状況であったことである。

 

そのためAPPの判断において、主審は「攻撃側のチームが事象まで続くポゼッションを得た時点」、「ゴール、PKに至るプレーが始まった時点」の判断を行わなければならない。

 

‘attacking phase’

ゴールまたはPKなどの事象に至るまで攻撃側のチームの長くボールを持っていた場合、彼らがハーフウェイラインを越えた、または相手陣内でボールをキープした時点や、『明確な攻撃フェイズがスタートした時点がどこか』の判断が必要になる。

 

APPは「攻撃側チームのペナルティエリア内、もしくはその周辺で前への動きが止まる」、もしくは「守備側チームがコントロールされたポゼッションを得る(gaining possession)」、または「守備側選手がプレッシャーのかかっていない状況でボールをクリアするか、明らかにボールをコントロールし、前に出るかパスを出す」時点で終了する。

 

‘gaining possession’

攻撃側のチームは「リスタートを行う」、または「どちらのチームもボールを保持していなかった状況のオープンプレーからボールを保持する」、または「相手チームがボールを失った時点(パスミス、コントロールしている状況からのクリアボールなど)でボールを保持する」、または「相手ボールへのチャレンジの結果としてボールを保持する」の時点でボールを保持したと認められる。

 

攻撃側のチームの「守備側のチームのボールをコントロールできないセーブ、ディフレクション、リバウンド」から、「味方に届かない、味方によってコントロールされていないクリアボール」からのボール保持は「コントロールされない意図的なボールタッチ」として、明確な『ポゼッションを得た時点』とは見なされない。

 

その他

ペナルティキック(PK戦を含む)においてもVARは『得点に関わる明確な競技規則の違反』(キックの不正、GKの両足が早くゴールラインから離れた)があったかを例外なくチェックし、違反があった場合には主審に連絡しなければならない。選手のペナルティエリア内への侵入に関しては、プレーが継続された場合に侵入した攻撃側の選手がゴールを決めたか、侵入した守備側の選手がゴール可能な状況を防いだかなど、直接的関与があった場合にレビューを行うことができる。

 

・通常リスタートされた場合にその前のプレーでの判定を修正することはできないが、選手誤認の修正、『乱暴な行為、非常に攻撃的な、侮辱的なまたは下品な発言や身振り』のケースに対しての直接レッドカードは、レビューで明らかな場合にリスタート後も修正することができる(競技規則2018-2019からの改訂)。

 

・主審がニュートラルの状況でプレーを止めてレビュー後に誤審では無かったと判断された場合、またはPK判定がレビューによって取り消された場合などは、競技規則に従ってプレーが止めれた位置からのドロップボールで再開される。

 

必要要件

・VAR制度を使用するコンペティションはオフラインテストやトレーニングによってピッチ上の審判団、VAR、AVAR、リプレイ・オペレーターが十分に教育されたとIFABに認められなければならない。VAR制度を機能させるために「レビューを行う判断の正確さ」、「レビューの数とそれにかかる時間を最小限に抑えること」、「レビューが試合の流れと感情に与える影響を最小限に抑えること」の3つが特に重要視される。

 

VARは数ヶ月間の必要な訓練を受けたトップレベルの(元)主審が務めなければならない。VARに対するそれ以上の条件要求は各コンペティションの判断。

 

・VARテクノロジーはIFABが認めたプロバイダーのものを使用しなければならない。

 

参照

mijnfeyenoord.hateblo.jp

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