フェイエノールトは今シーズンもsc ヘーレンフェーンとのホームゲームを1-1で引き分け。得点を決めたのは前半にスティーヴン・ベルフハイスとヘンク・フェールマン。
前半は終盤最後の5分間に2得点が生まれる展開。40分にソフィアン・アムラバトのクロスが足元に届いたベルフハイスが強烈なシュートをゴール上部に突き刺してフェイエノールトに先制点をもたらした。
18歳のタイレル・マラシアを再びスタメン起用したフェイエノールトはこれによって良い気分でロッカールームに戻れるかに思われたが、3分もせずに多少運良くボールを足元に得たヘーレンフェーンのスピッツが至近距離からブラッド・ジョーンスを破った。
フェイエノールトは試合に上手く入れいた分、この同点ゴールはキツい一撃に。開始1分でトニー・フィレーナは先制点を決めることができたが、不運にもシュートはGKにふれがレ、数分後にはレナート・ターピアのヘディングが元フェイエノールダー ワルネル・ハーンの守るゴールの枠を外れた。
前半残り時間両チーム共に数回チャンスがあったが、後半開始直後にカリム・エル・アマーディが得たチャンスほど大きなものは無かった。ラム・ラーソンの良いアクションとベルフハイスの正確なクロスからこのMFが放ったシュートは、どうやって防がれたか全く分からないほど、至近距離でハーンが足に当ててセーブ。
フェイエノールトは後半45分間とおして優勢だったものの、最後の15分間までブラウ・ヴィットの壁をなかなか崩すことができず。途中出場 イェンス・トールンストラが難しい角度からハーンの足に防がれ、アムラバトの強烈なシュートもヘーレンフェーンのGKを驚かすにはコースを突けなかった。終盤 ジェレマイア・シン・ジュステとエル・アマーディがさらにハーンを試したが、どちらのボールもフェイエノールトのために飛んでくれず、再びチームはホームで勝ち点を落としてしまった。
Feyenoord - SC Heerenveen 1-1
Scoreverloop:
41’ Steven Berghuis 1-0
43’ Henk Veerman 1-1
Scheidsrechter: Kevin Blom
Gele kaarten: Schmidt, Thorsby (Heerenveen)
Opstellingen:
Feyenoord: Brad Jones; Jerry St. Juste, Sven van Beek, Renato Tapia, Tyrell Malacia; Karim El Ahmadi, Sofyan Amrabat, Tonny Vilhena (69’ Jens Toornstra); Steven Berghuis, Nicolai Jørgensen, Sam Larsson (78’ Jean-Paul Boëtius).
SC Heerenveen: Warner Hahn; Denzel Dumfries, Daniel Høegh, Kik Pierie, Doke Schmidt (56’ Lucas Woudenberg); Stijn Schaars, Morten Thorsby, Michel Vlap, Yuki Kobayashi (82’ Marco Rojas), Pelle van Amersfoort; Henk Veerman (69’ Reza Ghoochannejhad).
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「今日は苦しかった。出だしに大チャンスはあったが、フットボール面では苦しい試合だった。ヘーレンフェーンのMFが多くて苦戦したし、彼らにもチャンスがあった。フェールマンのゴールが取り消されたのも我々には幸運だった。前半残り5分で先制したら、コンパクトさを維持し、全力でリードを守ってHTに入らなければいけないが、それができなかった」
「後半はマラシアを中盤に移してより安定させることができ、HT明けにトニーとカリムに大チャンスがあった。終盤にもまだ数回良いチャンスがあったが、とても良いプレーでは無かった。だが一方で何度もカウンターで危険なシーンを作っていたヘーレンフェーンへの警戒も必要だった。それでも後半は我々が優勢だったが、そこから自分たちに報いなければいけない」
「今日はチャンスの問題だけでは無く、フットボール面で今シーズン我々の低調な試合の一つだった。リズムが良くなく、フットボール面でベストでは無かったし、最後まで本来のレベルに到達できなかった。もちろんNapoli戦勝利で良いフィーリングを持って今日の試合に入りたかったし、我々は良いスタートで良いチャンスも作ったと思うが、最終的には今日の我々はあまりに本来の力を発揮できなかった。3ptsを取ることができず、ライバルたちに近づくチャンスを逃してしまったことにガッカリしている」
「交代枠を使い切らなかったのは選択。ヘーレンフェーンのカウンターがどれだけ危険かも見なければいけないし、あの時点で適切なシステムだったと思う」
「次のスパルタ戦は絶対に勝たなければならない。今の我々は毎試合一歩一歩勝っていくしかない。その上でシーズン最後にどれだけ高い位置にいるかを見よう」
https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-gemiste-kans
カリム・エル・アマーディ
「僕が決めなかったから引き分けになってしまった。チャンスを決めないと。僕がシュートを決めていれば2-1で勝っていた」
「HTにもっとスピーディにプレーしないとと言っていたんだ。後半は良くなったし、ヘーレンフェーンは後半ほとんど一つのチャンスも無かったと思う」
https://www.fr-fans.nl/nieuws/33855/el-ahmadi-dat-heb-ik-nagelaten-en-daardoor-speel-je-hier-gelijk
スティーヴン・ベルフハイス
「引き分けるのにちょっとウンザリしているよ。現時点で僕らは単純に不十分。それが辛い。もう何度も起きてるけど、相手が引いた時に答えを見つけられない。僕らはクリエイティヴィティを欠いている、特に中盤にね。でもみんなでやっていくしかない。今は見ていて良い状態じゃないし、だからこそ辛い」
「もちろんフェイエノールトで素晴らしい時期を過ごせたから僕は戻ってきた。今チームが上手く行っていないのはフラストレーションだ」
https://www.fr-fans.nl/nieuws/33861/berghuis-pissig-na-afloop-ik-ben-dat-gewoon-zat
ベルフハイスのコメントが率直で良いと思います。ジオもとうとうチャンスの数が問題ではないことを認めて根本的な問題をどう解決すべきか、という流れになるでしょうか・・・ まぁどうしようもない気はしますが。
今回はヘーレンフェーンがあまり前にプレッシャーをかけてこず、中盤の人数を増やしてきたことで、DF陣は楽にボールを持てたもののカリム、アムラバト、トニーの3人が終始劣勢。特にコバヤシとスハールスに良いようにやられ、ラーソンがあまり守備をしないことでドゥムフリースにも良いボールを蹴られて、ちょ~っとしんどい試合でした。まぁトニーとカリムが決定機をちゃんと決めてれば問題なかったんですが、正直それは高望みか。
ニコライがかなり消されてたのと、ラーソンはほぼ消えてたことでベルフハイスもなかなか波に乗れず、後半ようやくスピッツ陣の連携がいくらか良くなりましたが、引いた相手を崩すのは今後も苦労しそうな予感しかしません。せめてもう少し早めのプレッシャーを掛けて相手に守備組織を作らせる猶予を与えない切り替えの早さがあれば・・・ 冬の移籍市場で中盤の得点力とクリエイティヴィティの無さを解決しないなら、この戦力で後は監督替えるしか無い気がそろそろしてきます。
リーグ戦はだいぶ望みが消えたので、いよいよ後はベーカーウィナーを目指してやるしかないでしょうかね・・・