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終盤の決着でADOに勝利(ベーカー戦:ADO-thuis)

フェイエノールトは水曜夜に苦しみながらKNVBベーカー第2ラウンド進出を決めた。監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームはADOデン・ハーグ相手に長時間苦戦したが、最後の20分間にリードを奪い、スティーヴン・ベルフハイスとミヒル・クラーメルのゴールで2-0勝利。

 

完売のデ・カイプに集まった45.000人以上の観客が自分の席から飛び上がることができたのはようやく前半最後になった時。HT前の2分間でクラーメルがソフィアン・アムラバトとサム・ラーソンのクロスから2回のヘディングチャンスを得たが、どちらもロベルト・スヴィンケルスを抜くことはできず。

 

クラーメルのヘディングまでヘット・レヒューンが自分たちのチームに不満を持っていたのは、ADOにではなくむしろ自分たちで苦しんでいたことだ。ハーヘナールスは序盤こそフェイエノールトに早めのプレッシャーをかけてきたことでチームは後方から良い連携を組み立てることができなかったが、テンポが低すぎ、プレーに想像力が無く、パスミスもあまりに多かった。そうした雑なミスの一つからビヨルン・ジョンセンに前半半ば あわや得点のチャンスを与え、序盤にもエルソン・ホーイに先制の大チャンスがあった。

 

チーム内に連携とオートマティズムを欠いたのはファン・ブロンクホルストが入れ替えたせいだったかもしれない。例えばサム・ラーソンは軽い怪我のジャン・パウル・ボエチウスに代わり初のスタメンに入り、ソフィアン・アムラバトはトニー・フィレーナの代わりに中盤に。『新人』2人の内、アムラバトは中盤のボール追いかけ役として目立っていたが、ラーソンは60分間あまり控え目で目立たないプレーだった。

 

このスウェーデン人に代えてビラル・バサチコグルを投入することで、ファン・ブロンクホルストは最後の30分間で試合の打開を期待。するとバサチコグルは1点目の起点となってこれが黄金の交代策だったことを示した。72分にこの左バイテンが対面の相手をかわして低いクロスを入れると、走り込んだベルフハイスが強烈なシュートを決めた。

 

このゴールでヘット・レヒューンに多くの安堵感をもたらしたが、その直後にもアプデナセル・エル・カヤティのFKがバーを叩いて再び安堵のため息。緊張感がようやく消えたのは83分にクラーメルが2-0のPKを決めた時だった。CKからのヘディングをゴールライン上のドニー・ホルテルが手で防いでレッドカーを受け、このスピッツが相応しいゴールを決めた。こうしてフェイエノールトはやるべき事をやり、次の土曜のNACブレダとのリーグ戦に向かうことができる。そこでチームは間違いなくもっと良くなっているはずだ。

 

Feyenoord - ADO Den Haag 2-0

Scorverloop:

73’ Steven Berghuis 1-0

83’ Michiel Kramer (strafschop) 2-0

 

Scheidsrechter: Pol van Boekel

Rote kaart: 81’ Gorter

Gele kaarten: Botteghin, Berghuis (Feyenoord), Gorter, Hooi, Beugelsdijk, Kanon.

 

Opstellingen:

Feyenoord: Brad Jones; Kevin Diks Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden, Ridgeciano Haps; Jens Toornstra, Karim El Ahmadi, Sofyan Amrabat; Steven Berghuis, Michiel Kramer, Sam Larsson (64’ Bilal Basaçikoglu).

ADO Den Haag: Robert Zwinkels; Tyronne Ebuehi (86’ Trevor David), Tom Beugelsdijk, Wilfried Kanon, Aaron Meijers; Lex Immers, Abdenasser El Khayati, Donny Gorter; Elson Hooi (57’ Erik Falkenburg), Bjørn Maars Johnsen, Édouard Duplan (74’ Melvyn Lorenzen).

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/feyenoord-ado-den-haag-netherlands-knvb-beker-cup-2017-2018/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「ホッとした?まぁ苦戦したのは明らかだし、2-0勝利で喜んでいる。特に前半は大苦戦だったと言える。ADOのプレーにはそれほど驚きは無かったが、我々は序盤 雑でナーヴァスで自信に欠けていた。始まってすぐジョーンスに酷いボールを出していた。そういうシーンのせいで試合に上手く入っていけなかった。そうなれば相手は結果を得られるという気になってしまう」

「ADOは時々かなりプレッシャーをかけてきていた。そういう時にMFがテンポを上げでフリーになるうごきをしなければいけないのに、それがほとんど無かった。HT直前になってミヒルのヘディングで危険なシーンを作れるようになり、後半はカリムがよりCBデュオの間でプレーして組み立てからもっとフットボールができるようになり、ADOはその対応に苦しんでいた。最終的にはビラルの良いアクションからスティーヴンのゴールで試合を打開できた」

「ミヒルには多くの批判があったし、彼が得点したのは嬉しい。その前もヘディングチャンスで何度もゴールに迫っていたし、後半は起点としてボールを持った時に力強かった。ミヒルがこういうプレーをしたのは嬉しい。批判について彼とは話をした。みんなから多くの批判を受ければ人間誰でも影響は出る。我々も人間だ。たくさん批判を受けるのは誰にとっても楽しくも簡単でも無い。だから私はミヒルをサポートしている」

「ラーソンは出場時間が必要。リズムを欠いているのは見ていて分かるし、時間が必要だ。アムラバトはトニーの代わりとしてまずまず良くやってくれた」

「最も重要なのは勝ったこと。2敗したあとで我々はもう一度勝ちたかったからね。それは成功したし、勝てるかどうか不安に思ったことも無かったよ。我々はベーカーで勝ち進んだ。それが大事。ここからは土曜のNAC戦へ向かう。フットボールをもっと良くしなければいけないのは明らかだ」

「次のドロー?またホームゲームになるのを願っている。ホームでプレーするのはいつでも楽しいもの。近年我々は厳しいドローが続いている。今日も第1ラウンドでADO相手は難しい試合だった。だからまずホームゲームなのを願うよ」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-het-voetbal-moet-beter%E2%80%99

https://www.fr12.nl/nieuws/44224-gio-hoop-volgende-ronde-vooral-op-een-thuiswedstrijd.html

https://www.fr12.nl/nieuws/44225-gio-over-kritiek-op-kramer-we-blijven-ook-gewoon-mensen.html

 

カリム・エル・アマーディ

「ベストでは無かった。特に前半だ。愚かなボールロストを多くしてしまい、組み立てでドタバタしていた。後半は良い攻撃をして得点を決めたけど、ピッチプレーの面では今日はベストでは無かった。後半は多少良くなったけど、かなりではない」

「前半はボールを持ちたくない選手が多すぎたと思う。それはあってはならないこと。ホームゲームだったし、僕らはカンピューンなんだ。プレーしないと。最も重要なのは勝ち進んだこと。フィテッセが敗退したのは聞いたよ。ベーカー戦では何が起きてもおかしくないという証拠」

https://www.fr12.nl/nieuws/44223-el-ahmadi-kritisch-het-was-niet-best-vandaag.html

 

スティーヴン・ベルフハイス

「説得力に欠けていた試合だったのは確か。出だしちょっと雑でチーム内に不安定感が浸透してしまった。その点は僕らはチームとしてまだまだ。もっと楽にやれるはず。昨年も僕らは良くない時期があったけれど、いざという時にはまた良くなっていた。そこが今との違い。ちょっとお互いや自分自身への信頼が少ない。そこをもっと良くしないといけないし、フットボールももっと良くしないと」

https://www.fr12.nl/nieuws/44226-berghuis-daarin-zijn-we-als-team-nog-niet-ver-genoeg.html

 

 

PSV戦後半で自信を掴んだと思いきや、今シーズンここまで最低のgdgdゲームでした。なぜこうなったのかちょっとよく分からないところ。出だしにプレッシャーをかけられて慌ててしまい、その後も立ち直れない選手が多すぎたでしょうか。パスミスの多さは見ていて悲劇的でした。

 

トニーに代えてアムラバトというのは妥当なローテーションですが、前半はそもそも組み立てでカリムにボールが入らず、左ハーフ気味のアムラバトも前に出すぎてほとんどフットボールにならない展開。アムラバトはボールを持った時の冷静さはトニーより遙かに上ですが、ボールを持たない時の運動量が賢く動いているようで実はまだそれほどでも無いかもしれません。まぁもう少し見てみないと微妙なところ。まずそもそも両バック、特にディクスが組み立てで役になってないのがそもそも辛いところではあります・・・ 後半はカリムが組み立てでCBデュオの間に入り、アムラバトが代わりに下がってボールを受ける回数が増えたことでだいぶマシに。アムラバトは確かにスタメンに相応しいところは見せていますが、今日は凄く良かったというほどでもないという印象。むしろ右ハーフ気味な時の方が良い動きをするので、やはり左利きのトニーはあまり外したくないというのが難しいところ。

 

前線はクラーメルが今日は割と走って頑張ってました。ラーソンは明らかにフィットしておらず、スタメンで使うべきという声はこれでしばらく消えるでしょう。ベルフハイスは一人で孤軍奮闘していた感。

 

現状大きな問題点はクラーメルがかけるプレッシャーが甘くてチーム全体での前進守備が機能しておらず、CBデュオも下がってしまってスペースを広げてしまっていることですが、果たして解決可能なのかがかなり疑問。できればシン・ジュステをもう少し使って欲しいですが。