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ホームゲームで再び失望の結果(第8節:PEC-thuis)

フェイエノールトはホームゲームで2試合連続で勝つことができず。3週間前にデ・カイプでNACブレダに0-2で敗れたのに続き、監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは土曜夜にPEC ズヴォレと失望の0-0の引き分けに終わった。

 

多くの人が事前に思い描いていた、PEC相手に楽勝というシナリオにはならず。最初の7試合でフレッシュで攻撃的なプレーを見せ、エールディヴィジ4位としてデ・カイプに来たズヴォレナーレンはロッテルダム・ザイトでも勇敢なスタート。開始2分でステフ・ナイラントに大チャンスが訪れたが、ブラッド・ジョーンスをかわしたことで大きく外に逸らされたこのFWのシュートはがら空きのゴールの外側に。

 

しかしフェイエノールトには前半チームが見せたプレーよりもっと多くが期待されて良いはずだ。フェイエノールトはやや優勢ながら、PECを壁際に押し込むことができず。AZ戦と比較してチームのプレーには驚きも、奥行きを作る動きも、テンポも欠けていたため、前半GK ディーデリク・ブールが試されることは無かった。サム・ラーソンが得点に近づいたが、巻いたシュートはポストの反対側へ。HT直前にはトニー・フィレーナがエールディヴィジ150試合目をゴールで祝えるはずだったが、このMFがシュートを放つには時間が足りなかった。

 

この時にはすでにレナート・ターピアがピッチにおらず、このペルー代表は20分過ぎに怪我で試合から退き、ファン・ブロンクホルストは早々に交代枠を使わなければならなかった。その結果、スフェン・ファン・ベークが2016年3月1日以来のエールディヴィジ出場の機会を得て、ヘット・レヒューンの大きな拍手で迎えられた。

 

全く同じ事がニコライ・ヨルゲンセンにも当てはまり、60分過ぎにハムストリングの怪我での5週間の離脱から復帰出場。ジャン・パウル・ボエチウスに代えて精力的な動きを見せたこのデンマーク人の投入は数分間でファンタスティックな結果をもたらしたに思われたが、シュートがポストに弾かれる不運。そのリバウンドもイェンス・トールンストラの足元には落ちなかった。

 

しかしこのチャンスを逃したことも、後半良くなっていたフェイエノールトをさらにゴールへと駆り立てる一方であり、終盤 トールンストラに大きなヘディングチャンスが生まれたが、至近距離でブールによってセーブされた。結局これが最後の大きな決定機となり、フェイエノールトはホームゲームで2試合続けて失望の結果に。この引き分けでアヤックスに並ばれ、両チームは来週勝ち点で並んだ状態でデ・カイプでのデ・クラシケルを迎える。

 

Feyenoord - PEC Zwolle 0-0

 

Scheidsrechter: Dennis Higler

Gele kaarten: Amrabat (Feyenoord), Ehizibue, Mokhtar, Nijland (PEC)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Brad Jones; Sofyan Amrabat, Jerry St. Juste, Renato Tapia (21’ Sven van Beek), Ridgeciano Haps; Jens Toornstra, Karim El Ahmadi, Tonny Vilhena; Steven Berghuis, Jean-Paul Boëtius (59’ Nicolai Jørgensen), Sam Larsson (85’ Bilal Basaçikoglu).

PEC Zwolle: Diederik Boer; Kingsley Ehizibue, Dirk Marcellis, Nicolás Freire, Bram van Polen;

Rick Dekker (72’ Erik Bakker), Mustafa Saymak, Ryan Thomas; Younes Namli (83’ Wouter Marinus),

Stefan Nijland, Youness Mokhtar (58’ Terell Ondaan).

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/feyenoord-pec-zwolle-netherlands-eredivisie-2017-2018/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「ガッカリな夜。難しい試合だった。前半は自分たちのプレーを出せず、私がこのチームに見たいプレーでは無かった。ボールを持った時に落ち着きが無く、ピッチの埋め方も上手くなかった。普通に考えて我々がやるべき、やれるはずのプレーとは言えない」

「後半は試合を自分たちの方に引き寄せ、上手くプレッシャーをかけて得点するチャンスは十分にあった。ゴール前10m以内から狙ったシュートも何度もあったし、そういうチャンスを決めなければいけなかったのに、それを決めなかった。結果として我々は不必要に2ptsを失った」

 

「ターピアは違和感が出て代えざるを得なかった。いまは良くなっているが、明日様子を見ないといけない。酷くないことを願っている。スフェンにはとても満足。途中出場で上手くやってくれた。特に長い怪我から戻ってきたばかりなのを考えればね」

 

「ガッカリな夜だが、この結果を受け入れるしか無い。火曜はまだCLで新しいチャレンジだし、そこに向けて準備しないといけない」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-teleurstellende-avond

 

カリム・エル・アマーディ

「前半はテンポが低すぎて、11人でボールの後ろに立つチーム相手を崩せなかった。これは単純に僕らが良くなかった。後半はもっとプレッシャーをかけて、チャンスも十分あった。ニコライが脅威になり、シュートをポストに当てたシーンもあった。昨シーズンの僕らはこういう試合に勝てていたし、2,3点取れていたけれど、いまは得点を決められない。

今後のプログラムに目を向けても今夜は勝たなければ試合だとお互いに言い合っていた。それができなかったのは十分では無いし、自分たちを責めるしか無い。あとはもう火曜日に向かう」

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/el-ahmadi-genoeg-kansen-gehad-om-te-scoren

 

スフェン・ファン・ベーク

「個人的にはまた試合に出れたのは素晴らしいことだけど、何も得られなかったという気分。ずっと離脱していたし、またピッチに立てたのは個人的にとても嬉しい。でも何も得られないのはとても悔しい。もちろんまたフットボールをするには慣れが必要だけど、僕は上手くやれたと思う。Shaktar戦でスタメン?監督が決めることで僕には分からないけど、そうなるのを願っている。感触は良いし、すでに数週間チームとトレーニングしている。火曜が待ち遠しいけど、そうする必要があるなら僕はやる」

https://www.fr-fans.nl/nieuws/32915/van-beek-het-is-afwachten-voor-dinsdag-maar-als-het-moet-dan-sta-ik-er

 

 

NAC戦とは比べものになりませんが、まぁ相手が普通に良ければこの出来だと難しいという分かりやすい結果。全体に出来が良くなく、アグレッシブさも欠け、スペースもフリーマンも見つけられない苦しい前半。良かったのはカリムとベルフハイスくらいでしょうか。ボエチウスが消えたのは仕方ないとして、トニーとイェンスの出来が揃って酷かったので、むしろここで打つ手が欲しかったところ。

 

今日の明るい材料は間違いなくスフェンとニコライの復帰。ニコライはまだスタメン出場まで日数がかかりそうですが、精力的な動きでさすがの存在感。スフェンも長く長くかかりましたが、元気なプレーを見せてくれてもうそれだけで今日は満足です・・・