フェイエノールトは今シーズン リーグ戦2試合目も勝利。同じ街のエクセルシオールとのアウエーゲームで監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは得に後半は良いプレーでは無かったが、0-1の結果で3ptsを手にした。この試合唯一のゴールは18分過ぎにトニー・フィレーナの見事なアクションからジャン・パウル・ボエチウスが記録。
フェイエノールトが前回クラーリンゲンを訪れた5月7日との違いは大きかった。リーグ戦残り2試合でフェイエノールトがカンピューンになれるはずだった当時とは得るものや周囲の環境だけではなく、プレー面でも対照的に。ファン・ブロンクホルストのチームは特に前半 試合をコントロールし、エクセルシオールにカンピューンスヴェーツトライトの時のようなサプライズを起こせるとはほぼ一瞬も思わせなかった。
先週のFC トゥエンテ戦のように最初の大チャンスで即ゴール。トニー・フィレーナがボエチウスに適切なタイミングと適切なスピードでのパスを出すと、このウィンガーが難しい角度から左足で正確なシュートを決めて見事なアシストに報いた。
ユース時代からの友人2人の連携はクラーリンゲンの人工芝で感嘆を生んだ数少ない攻撃の一つだった。HTまでにまだ点差を広げるチャンスも偶然とセットプレーからあったが、ニコライ・ヨルゲンセン、ケヴィン・ディクス、エリック・ボテギンがそれを決められず。
3ヵ月以上前と比べ、背中の怪我から快復したブラッド・ジョーンスがエクセルシオールの選手に近づかれる回数は遙かに少なかった。これはフェイエノールトの守備組織が特に前半 良く機能し、エクセルシオールのスピードあるFW陣にほとんど前に飛び出す余裕を与えなかったおかげ。前半に一度だけそのシーンが生まれたものの、ステンリー・エルベルスのつま先が届かなかったためにジョーンスがセーブを強いられることも無かった。
ジョーンスが価値を証明する機会を得たのは残り20分。間接FKからミラン・マソップの至近距離でのシュートを弾き、これがエクセルシオールが後半本当に危険になった最初のシーンだったが、このチャンスは決して空から降ってきたものでもなかった。後半のフェイエノールトは前半より遙かにコントロールを失い、その結果 エクセルシオールが次第にフェイエノールト陣内に度々侵入してくるように。残り15分でのユルヘン・マタイの危険なヘディングもその結果だった。
ホームチームがDF陣の背後によりスペースを与えてくれたのもまたその別の結果であり、ファン・ブロンクホルストはスティーヴン・ベルフハイスに代えてビラル・バサチコグルを投入してそれを突こうとしたが、後半を通して攻撃面で無力なところを見せていたフェイエノールトはそれにも全く成功できず。おかげで一緒に移動してきたヘット・レヒューンに取って最後まで手に汗握る展開となったが、最終的にはフェイエノールトが『普通に』2試合6ptsという十分な結果を手にして安堵しつつ歓声を上げることができた。
Excelsior - Feyenoord 0-1
Scorverloop:
18’ Jean-Paul Boëtius 0-1
Scheidsrechter: Björn Kuipers
Gele kaarten: Faes (Excelsior), Berghuis, Van der Heijden (Feyenoord)
Opstellingen:
Excelsior: Alessandro Damen; Jeffry Fortes, Jurgen Mattheij, Wout Faes, Milan Massop; Hicham Faik, Ryan Koolwijk (80’ Anouar Hadouir), Luigi Bruins; Kevin Vermeulen (67’ Jinty Caenepeel), Zakaria El Azzouzi (80’ Ali Messaoud), Stanley Elbers.
Feyenoord: Brad Jones; Kevin Diks, Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden, Ridgeciano Haps; Jens Toornstra (85’ Sofyan Amrabat), Karim El Ahmadi, Tonny Vilhena; Steven Berghuis (83’ Bilal Basaçikoglu), Nicolai Jørgensen, Jean-Paul Boëtius.
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「3ptsが常に最も重要なこと。勝ったのは嬉しいし、私から見て相応しい勝利でもあった。ただあまりに長く緊張を残してしまったがね。最初の30分間はかなり良いプレーをしていた。コンパクトさを保ち、ボールをキープし、何度も良い連携を見せていた。その時間帯で勝負を決めてしまわなければいけなかっただろう。ファンタスティックなゴールで先制し、その後もニコライに大きなチャンスがあった。そういう決めなければいけないところで決められなかった」
「後半はかなり悪くなったと思う。そうなれば何が求められることを理解してビジネスライクにプレーしなければいけない。エクセルシオールは何度も奥を狙ってプレーしていたし、我々はもっと賢くなって終盤は相手の背後のスペースをもっと使わなければいけなかったが、それが上手くできなかった。余計なファールがあまりに多く、相手を危険にさせてしまた」
「我々がCLに参加するのはファンタスティックなことだし、どんなグループに入るかドローを楽しみに待っているよ」
カリム・エル・アマーディ
「最初の30分はまずまず良かったけど、特に後半を見るとエクセルシオールがより放り込みをしてきて僕らはボールを持った時に雑になってしまった。でもこの人工芝でまた勝てたからね。今日一番大事だったのは昨年の話を繰り返さないことだった。やるべき事は分かっていたし、それはコンパクトにプレーすること。最も重要なのは勝つことだったし、それがしっかりできた」
「後半の僕らはボールを持った時に何度も間違った選択をしていた。後半のチャンスらしいのはJPのだけ。後半は普通に雑だった。まぁこういう試合は時にあるもの。昨年はここで負けたしね」
「明日のガラでハウデン・スヒューンを受賞できるのはとても誇りに思う。カンピューンになってハウデン・スヒューンを受賞するのは僕の夢だったし、それが1年間で起きた。とても光栄だ」
「ハウデン・スヒューンを獲った選手たちは素晴らしい移籍をしている?僕が24,25歳なら違ったかもしれないけど、僕はここに残ってフェイエノールトでもっとタイトルを獲るつもり。一度味わえばもっと欲しくなるからね」
https://www.fr-fans.nl/nieuws/31945/el-ahmadi-dat-ik-het-ben-geworden-daar-ben-ik-enorm-vereerd-mee
ジャン・パウル・ボエチウス
「美しい試合では無かったけれど、多くのファイトとエネルギーがある試合だった。最初の30分間僕らは良いプレーで何度か危険にもなっていたし、その後も支配していた」
「得点シーンはトニーに叫んで、彼が‘’no look’で僕に出してくれた。それを上手くシュートできたよ」
「勝利には喜んでいるけど、改善点がまだまだあるのは間違いない。もっと速く試合を決められたはすだし、そうすればそこでもっと楽な午後になっていた。後半は僕もベストなシュートでは無かったし、そこが僕の改善点」
「サム・ラーソンは来ると思うけど、競争は大切。彼は良いフットボーラーだし大歓迎だよ。彼が来た時に誰がプレーするかは監督が決めること。僕はチームメイトにとって常に重要な存在でありたい」
https://www.fr12.nl/nieuws/43745-boetius-beetje-bij-beetje-begint-het-beter-te-lopen.html
エリック・ボテギン
「前半の僕らは良かったと思う。コンパクトでボールを持った時は良い解決策を見つけていた。後半は低調になったけれど、FK以外はほとんどチャンスを与えなかった」
「僕にとって重要なのは無失点に抑えたこと。もちろん僕らはまだまだ前進が必要だけど、これを続けていくよ」
「後半僕が倒された2回のシーンがPKだったかどうか、僕には分からない。1回目は押し倒されて、2回目もそうだったと思う。2回目は主審は見ていたなら笛を吹くべきだった。DFはあれを毎試合やってるけど、今回は笛を吹くべきだっただろう」
「明日のガラに参加できるのは嬉しいよ。フェイエノールトの選手がたくさん受賞するからみんなで行けるのも楽しいこと。カンピューンスハップはファンタスティックだったし、今回も個人個人の賞でそれが報われる。僕らは今年もまたこれを続けたいし、また再現できると僕は思っている」
ブラッド・ジョーンス
「背中の怪我で何かするのも後ろを向くのも辛かったよ。先週はほぼフィットしていたけど、シーズンは長いから怪我がさらに長引くリスクは冒さなかったんだ」
「今日はそれほどやることがあったとは思わないけど、一つ重要なセーブがあったのは思い出せる。シーズンの序盤にこれだけコンパクトでカウンターを狙うチームと対戦するのは特に難しいもの」
「散水をしても今日のような天気ではまたすぐ乾いてしまう。人工芝についてたくさん話されているけど、リーグ戦はあるんだし、僕らはそれと付き合い、口をつぐんで試合に勝つことを学ばなければいけない」
https://www.fr12.nl/nieuws/43749-jones-deal-with-it-shut-up-and-win-the-game.html
世間が人工芝撤廃運動で一色の中、今シーズン初の人工芝で案の定苦労しつつ何とか勝利。前半それなりにまだまともだったのが散水の効果かどうか・・・
課題のアウエーでの戦い方という点でも、確かにホームとの違いはあり、特に先制した後は全力で前に出ずにコントロール重視のプレー。まぁその中でどれだけ効率良くチャンスを作れるかなど、まだまだ慣れが必要な印象ではあります。
今回も残念ながらニコライとイェンスがほとんど仕事できなかったので、次回の人工芝ではやはりスタメン自体を入れ替える手もあるのではないかと・・・
まぁ今日はボエチウスの笑顔が見れたのが一番です。