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オランイェ、重要な勝利(EK予選:ラトヴィア-uit結果)

オランダ代表にとって勝利だけが価値を持つラトヴィアとのアウエーゲーム。オランイェは0-2で勝利。黄金の交代となったジョルジーニョ・ワィナルドゥムが後半半ばに先制、5分後にルシアーノ・ナルシンが勝負を決めた。フース・ヒディンクのチームはフランスでのEK 2016への予選突破をまだ自力で決められる立場にある。

 

HTにまだ0-0だったのは実際奇蹟だった。オランイェは前半45分間で17本のシュートを浴びせたが、そのゴールを守るAndris Vaninsが大活躍。ラトヴィア人たちが驚きのプレッシャー掛けてきた苦しいスタートの後、セットプレーから最初の危ないシーン。もう少しの運が悪ければ主審 MoenがRakelsのへのファールにPKを与えていただろう。

 

ラトヴィア人たちの勢いが収まった後、オランイェは主導権を得る。特に左サイド。所々緑の塗料で塗られた乾いたピッチで、イェトロ・ヴィレムス、ヴェスリー・スナイデル、メンフィス・デパイがお互いを上手く見つけていた。デパイには4回のチャンスがあったが、どれもVaninsの手と足に阻まれる。スナイデルからの見事なボールがデパイに届いてデパイがようやくVaninsを越えたシーンもバーに防がれ、ファン・ペルシとヴィレムスもラトヴィア人GKを破れず。

 

HTが明け、その内1度はゴールは決まると思われたが、オランイェは良いレベルを保てず。ラトヴィアがさらに下がってスペースを消したことで、もうフリーマンを見つけられなくなった。前半絶えず作れていたチャンスが突然ほとんど生まれなくなる。

 

チームは奥行きを作る動きを必要としており、そのためボンズコーチ フース・ヒディンクは疲労の中で代表50ゴールを目を狙っていたロビン・ファン・ペルシに代えてジョルジーニョ・ワィナルドゥムを投入。投入からわずか5分、ワィナルドゥムはラトヴィアの巨大なDFを背後に抱えながら上手く反転し、絶妙にコースへボールを転がして遂に先制。

 

さらに5分後にデーリー・ブリントがルシアーノ・ナルシンを裏に走らせ、ようやく走り抜けるスペースを得た快足右バイテンがVaninsとの1対1を逃さず、試合は決着。ラトヴィア人たちは空っぽになり、オランイェがボールを回し、目に見えて安堵感が漂った。100キャップ目のヴェスリー・スナイデルがさらにもう一度ペナルティエリア外から浮かせたシュートを狙ったが、ボールは綺麗にバーを直撃。だがこのシーンが115キャップ目のMFの力強いプレーに対する美しい冠となった。

 

ラトヴィアでの勝利により、オランダ代表はグループ3位を維持。次の相手のアイスランドチェコに2-1で勝利してグループ首位に立っている。トルコはカザフスタンに0-1勝利でオランイェと2pts差の4位。

 

Statistieken:

 

Letland - Nederland 0-2 (0-0)

 

Scoreverloop: 67. Wijnaldum 0-1, 71. Narsingh 0-2

 

Gele kaart: Martins Indi

 

Opstelling Nederland: Cillessen, Van der Wiel, De Vrij, Martins Indi, Willems, (77. Janmaat), Sneijder, Van Persie (63. Wijnaldum), Blind, Narsingh, Huntelaar, Depay (87. Lens)

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/19875/oranje-boekt-cruciale-zege

 

フース・ヒディンク

「選手たちを賞讃する他無い。長いシーズンの後でこれは簡単な事ではないからね。最初の15分間はラトヴィアが我々を驚かそうとしていたが、その後はほとんど下がっていた。我々はテンポを上げ、何度も彼らを崩すプレーができていた」

 

「ファン・ペルシがどれだけの時間プレーできるかは事前に分かっていた。だからあの交代はプランにあった」

 

「9月と10月の予選はこれでかなり面白くなった」

 

「昨年のWKでの予想外の成功の後、チームを作り直し、他の選手たちも入れなければならなかった。その中で調子が落ちることがあるのは他の国を見ても分かること。国際舞台で成長するだろう選手が多いし、このチームには伸びシロがある。我々は良い方向に向かっている」

 

ロビン・ファン・ペルシ

「僕らが前もって予想していた通りの試合だった。ラトヴィアはボールの後ろに多くの人数をかけてプレーしていた。僕らは前半良いチャンスがあったけど、HTまでに1-0や2-0にできなかった。それができていればもっと楽だったんだけど」

 

「僕は90分間やれたけど、あの交代が良い結果に繋がった。大事なのはチームと3pts. 今日の僕らはそれを得られたし、僕も喜んでいる」

 

ジョルジーニョ・ワィナルドゥム

「ベンチのみんなが僕がゴールを決めるだろうって言ってくれたんだ。僕はチームのためにゴールを決めたけど、あれは監督のためにもなったね」

 

「ボールがブロックされて、上手くはトラップできなかった。でもゴールを決めるにはこれを絶対シュートしないとと思ったんだ」

 

「僕のクオリティはゴール前のポジション選択と得点能力。それをやれた。途中出場者がゴールを決めれば誰だって黄金の交代と言われる。僕もそういわれても構わないだろう」

 

「僕らはいくつものチャンスを決められず、それでかなり難しいという気分になっていた」

 

ヴェスリー・スナイデル

「満足すべきだろう。勝たなければならなかったけど、それに成功した。決して簡単な試合じゃなかったからね」

 

「僕らは規律あるフットボールをしっかり続けられた。後半もボールを上手く回せた。なかなか前線のフリーマンを見つけられなかったけど、ワィナルドゥムの投入でより奥行きを出せた」

 

 

ヒディンクの悪運は尽きずというか、さすがにラトヴィアには勝てました・・・。終盤まで0-0でプレッシャーがかかってきたら何か起きそうな気配はあったんですけどね~。結局ワィナルドゥムの投入で1コントローラーにしたのが利いて0-2勝ち。この2試合2スピッツシステムで頑張ってましたが、振り返って見れば『最初から普通にやってたら?』という感想。

 

まぁ前半はさすがに修正の跡が見えてファン・ペルシが普通のMF的なプレーをしてたのでかなり良いテンポでやれてました。中盤3人から前線に良いパスがどんどん入るのはさすがです。ただ後半はフリーで受けられる選手を見つけられなくなり、ファン・ペルシも例のごとく前に行きすぎて2コントローラーがボールを持っても右往左往のgdgdに。ワィナルドゥムが入って違いを作れましたが、前半でゴールを決めてればこんな苦労もしなかったというのも確か。

 

ただVS戦に比べて誰もクロスを上げる意志が全くなかったようで、それならそもそも2スピッツでやる必要があったかという気はやっぱりします。まぁヒディンクのやることがよく分からないのはいつものこと。

 

今日もデパイがいつもどおり馬鹿みたいにシュート打ちまくってはいつも通り枠外に飛ばしてましたが、果たしてこのままスタメンに定着するのかどうか。ここはレンス含めて他の選手次第ですねぇ。