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オランイェ、スペクタクルに崩壊(練習試合:VS戦結果)

オランダ代表は金曜に合衆国と練習試合を行い、スペクタクルな展開の末に3-4で敗戦。オランイェは残り20分まで3-1でリードするも、そこからJürgen Klinsmannのチームに追い抜かれた。

 

アメリカ人たちの勝利が全く不当なものとは言えない。試合は90分間アップダウンがあり、その中でベストチャンスを得ていたのはGold Cupに向けて準備中のチームだった。しかしオランイェは長時間リード。60分過ぎにチームはクラース・ヤン・フンテラールのゴールで先制する。ロビン・ファン・ペルシを背後に置いてプレーしたスピッツがメンフィス・デパイの完璧なお膳立てから強烈なヘディング。

 

VSもそれまでにGyasi ZardesとBrek Sheaに良いチャンスがあり、1-1にするのも長くは掛からず。Fabian Johnsonが送ったボールをZardesが詰めてヤスパール・シレセンを破った。HT直前には2-1になったかに思われたが、ジョルジーニョ・ワィナルドゥムのゴールはその前にデパイが相手を押し倒していたことで認められず。

 

後半試合はオランイェに良い方向に進むように思えた。チームは序盤見事なスタートを見せ、ファン・ペルシがあわや2-1に2回迫った後、フンテラールが頭でスコアボードにリードを刻む。今度のお膳立ては途中出場 グレゴリー・ファン・デル・ヴィール。さらにその後、フンテラールのシュートをデパイが頭部で逸らし、スコアボードは3-1に。

 

試合内容は依然アップダウンが激しく、アメリカ人たちは何度も危ないシーンを創りつづけておたが、オランイェ(すでにデーヴィ・プロッペルが途中出場でデビュー)はすでに安全圏に入っていたように思われた。しかし見事な攻撃がオランダの守備陣を破り、John BrooksがVSを試合に戻す3-2のゴール。

 

そして狂気の終盤、アメリカ人たちはビハインドを取り返し、さらにひっくり返す事に成功。まずボールは途中出場 ルーク・デ・ヨングとJohnsonを経てアメリカ人たちのポストを直撃。そこからDanny Williamsのシュートがルーク・デ・ヨングの足を経てシレセンを破り、さらにロスタイムにマイケル・ブラッドリーのクロスをBobby Woodが決めて3-4. この両ゴールの間にはルーク・デ・ヨングがバーを叩いたのが余計に辛かった。

 

オランイェは攻撃面では間違いなく素晴らしいものを見せたが、アメリカ人たちもオランダの守備面の脆さを露わにした。ボンズコーチ フース・ヒディンクにはそれに鍵を掛ける時間がまだ1週間ある。その後にはラトヴィアとの重要なEK予選だ。

 

Statistieken:

 

Nederland - Verenigde Staten 3-4 (1-1)

 

Scoreverloop: 26. Huntelaar 1-0, 33. Zardes 1-1, 47. Huntelaar 2-1, 53. Depay 3-1, 70. Brooks 3-2, 88. Williams 3-3 90. Wood 3-4

 

Gele kaart: Blind, Van der Wiel.

 

Opstelling Nederland: Cillessen, Janmaat (46. Van der Wiel), Bruma, Martins Indi, Blind, Clasie (77. Sneijder), Promes (46. Narsingh), Wijnaldum, Huntelaar (77. De Jong), Van Persie (57. Pröpper), Depay.

 

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/19819/oranje-spektakelstuk-ten-onder

 

フース・ヒディンク

「バスケットボール・ゲームで4-2か、それ以上の差で終われたはず。もっとゴールを決められたが、それはアメリカもだ。代表戦ではもっと良い守備をしないと」

 

「シーズン最後のコンディションに心配はしていない。心配しているのはインテリジェンスだ。ある時点で3-1でリードしたなら、あとは時間を稼ぐべきなのに、そのインテリジェンスが無かった。チャンスは常に作っていたが、試合を殺すことも必要。我々はそれができなかった。個人個人についてはコメントしないが、我々はあまりに簡単にチャンスを与えてしまっていた」

 

「これは酷すぎる。ハードな国際試合をプレーし、それに付きものの責任を負うのに慣れてないのが見ていて明らか。DF陣はシャープさが足りない。相手をあまりに自由にし、相手を痛めつける事ができていない」

 

フラールとデ・フライのラトヴィア戦出場について

「デ・フライについてはそれほど問題無いと思う。フラールについては心配しているが、金曜の個別トレーニングでは良かった。土曜はまだ一人でだが、月曜にはグルー負うに加わるはず。それを見て決める」

 

ロビン・ファン・ペルシ

「妙な結末だ。3-1にしてさらりにチャンスも十分あったのに、それを決められなかった。でもVSも前半のチャンスを決めるのに失敗していたのは確か」

 

「みんなでやっているのだから、守るのもみんなでだ。今日出た選手たちも過去に力を証明済みだし、デ・フライとフラールが僕らの絶対的なナンバー1ということではない」

 

「もちろんアメリカに負けたのは嬉しくはないけど、これは練習試合だし、これから学ばないと。僕らは今夜8,9回のチャンスを創った。これ以上は無いこと。ラトヴィアとのWK予選に向けて心配はしてないよ。ショックではあるけど、自信は十分ある」

 

フンテラールとは上手くやれた。彼のゴールはどれも良かったね。僕は2回不運なブロックにあったけど、自分が良いプレーができたのは嬉しいし、3-4で負けたけど楽しめたよ」

 

「交代は実際したくなかった。それは見ていても分かっただろうねw 監督とは予め60分はやりたいと約束してあったけど、調子が良いと感じていたし、もっと続けたかった。でももう気にしてないよ」

 

ヴェスリー・スナイデル

「落ち込むというほどではないけど、しっかり見つめないといけない。ベストゲームではなかったし、実際酷い試合だった。でも大事なのは来週。今度は本番だし、そこでしっかりやらないと。この試合から学べるはずだ」

 

「3-1でリードし、その後4点目、5点目を取らなければいけなかった。でもそのリードも失ってしまった。守備面は何度も良くなかった。ラトヴィア相手にもこれはあり得るけど、3-1にするのは辞めておこう。そうなったら僕らが無頓着なプレーをすることが無いように願っているよ」

 

代表114キャップ目について

「嬉しいけど、いま重要なのはそれじゃない。それよりも勝ちたかった」

 

メンフィス・デパイ

「僕のこれまでで最も不格好なゴール。ボールが来るのは見えなかった。綺麗なゴールではないけど、ゴールはゴールだ」

 

 

シュートが乱れ飛ぶ愉快なゲームでした。まぁ賞讃すべきはブラッドリーですね。現在27歳。素晴らしい選手になったもので、ワィナルドゥムとクラーシ二人がかりで全く相手にならず、中盤を完全に手中にしてました。ポジショニングといい、ボールを持った時の落ち着きといい、視野と正確性といい、もう一度エールディヴィジで見れたらどんなに素晴らしいかと思いますが・・・

 

ヒディンクとしてはラトヴィア戦前に4-4-2をテスト、というのが最大の目的でしたが、分かったのは『クロスが飛べばフンテラールがゴールを決める』という当たり前のことと、『ファン・ペルシが欲しいスペースを得られずにイライラする』というこれも当たり前のこと。まぁVS相手にするには予想通りバランスが悪かったですね。それでも両バックも上がれるだけ頑張って押し込む時間帯はあり、決めるべきクロスをちゃんと決めるフンテラールはさすがです。

 

4失点はブルマとブルーノのCBデュオで守備陣丸裸にされれば何失点したっておかしくない、というこれも至極当然のことで今さら何とも思いませんが、とにかく序盤から雑なボールロストでカウンターを受けまくったので、よく4失点で済んだものです。

 

久々にスタメンのクラーシはあまり無理をせずに無難にプレー。後半はチームとして縦の意識を強くする指示がHTに出たのか、結構奥行きを出すパスを選んでたので、まぁまぁの出来じゃないでしょうかね。全体押し込まれた時にマークすべきブラッドリーが下がって自分から離れていく時にどう対処すべきかというのが悩ましいところでした。