ヨープ・ムンステルマンがFC トゥエンテを去る事が決まった。FC トゥエンテの会長は火曜のニューイヤー・レセプションで今シーズンを最後に退き、会長職を現副会長 アルド・ファン・デル・ラーンに譲り渡すと発表した。「緊張感に溢れた20年間を過ごして私は本当にもう疲れ切ってしまった」とムンステルマンはクラブサイトでコメント。
ムンステルマンは2004年に当時財政破綻の危機にあったFC トゥエンテの会長に就任。彼の指揮の下でクラブはオランダのトップクラブの一つにまで成長し、2010年にはクラブ史上初めてエールディヴィジのカンピューンにもなった。「あまりにも多くの事がったし、実際語るべき事は多すぎる」とムンステルマン。「上手くいったことはとても多かったが、失敗したこともあった。ハッキリしていることは、我々が中堅からトップ5のクラブへのステップを踏めたことだ。このステップは多くの人が不可能だと思っていたもの。だからトゥエンテの我々はみんなこれを誇りに思うべきだろう」
「今後数ヶ月はディレクター・チームを見守ってアドバイスを与えるが、その後はトーチを手渡す時」とムンステルマン。「もちろん私は忘れがたい思い出を共有できた全ての人たちに感謝したい。時にいろいろなことがあったが、我々でなんとかできることも多かった。一つクラブを選ぶとしたら、トゥエンテのようなあクラブだ。ここでの思い出は生涯忘れない」
ムンステルマンはこの数ヶ月会長職とディレクター職の兼任状況、さらにトゥエンテの財政状況の悪さからも多くの批判を浴びていた。ムンステルマンはすでにディレクター職を退いていたが、今回で会長職も引退となり、クラブ内で他の役割を担う意志も無いために全面的にトゥウェンテを去る事に。しかしムンステルマンは今回の決定にこれらの批判は影響していないとコメント。
「プレッシャーに対応できないのならフットボールクラブの会長などなるべきではない。私は常にプレッシャーと共に生きるのに慣れている。批判のために去らなければならないとは感じなかった。私がここに来た時の我々は倒産寸前の会社だったんだ。私は今よりも遙かに多くの問題を抱えていた」