ヨング･オランイェはEKのグループBを首位で抜けることはできず。スペインとのグループ最終戦をオランダは控え選手たちで戦い、3-0という辛い数字で敗れてしまった。
ロシア戦の勝利ですでに確定させていた土曜のハルフェ･フィナーレを見越し、KNVBの監督 コル･ポットは最初の2試合のスタメン選手を休ませることを、メディカル･スタッフとの相談の上で決断。その結果オランダは前半から劣勢に立たされた。時に前に出るものの、スパンヤールデンたちがよりボールを持ち、見事なフットボールがヨング･オランイェの守備陣を何度も突き破った。
30分前にオランダに二つのミス。マイク･ファン･デル･ホールンのスライディングから、ボールがSabariaの足元にこぼれ、ファーポストのAlvaro Morataへ。ドイツ戦とロシア戦で途中出場から2得点を決めていたスピッツがこの試合でもシュートを決めた。
5分後にはIscoが素晴らしいスルーパスを中央に通してスペインが2-0のリード。しかしその間にはヨング･オランイェにも1回危険なシーンがあった。メンフィス･デパイのFKがファン･デル･ホールンの足元にこぼれたが、GK De Geaとの至近距離でセーブされてしまう。
多少の幸運でそれ以上のダメージを負うことなくHTに入ったヨング･オランイェ。後半は特に攻撃面で改善を見せたが、本当に危険なシーンは再びデパイのFKのみ。今回は直接ゴールを脅かしたが、De Geaがボールに指で触り、バーを直撃した。
その後途中出場 アダム･マヘルが時たまオランダの攻撃に勢いを付けたが、追い上げのゴールを生むには至らず。90分直前にマヘルが強烈なシュートを放ったものの、またしてもDe Geaの手に阻まれ、リバウンドを狙ったデニー･フーセンもバーを叩いた。対してスペインはカウンターアタックからVazquezがこの夜のオランダをさらに痛めつけるゴール。
この敗戦によりオランダはグループを2位で終え、ハルフェ･フィナーレはイタリアとの対戦に。このチームはもう一つのグループを1位で終えている。両チームは土曜のPetach Tikva (20.30 uur)で相まみえる。
今シーズンヨング･オランイェはすでにレーウヴァールデンでイタリアの同世代たちと練習試合を行っており、ビジターチームが3-0で勝利している。
Statistieken
Spanje-Nederland 3-0 (2-0).
Scoreverloop: 26. Morata 1-0, 32 Isco 2-0, 90. Vazquez 3-0.
Scheidsrechter: Hategan (Roe).
Gele kaart: Hoesen, Fer (Ned), Illarramendi, Morata (Spa).
Opstelling Nederland: Bizot, Leerdam, Nuytinck, Van der Hoorn, Van Aanholt, Clasie, Fer, Vilhena (71. Maher), Jozefzoon, Hoesen, Depay.
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/16178/jo-tweede-groep-na-verlies
コル･ポット
「間違いなくスペインが勝利に相応しかった。私がもう少し期待していたのも確かだが、彼らに失望した訳ではない。スペインは正真正銘のトップチームだ。最初の15分間は我々は勇気を持ってプレーしていたが、その後はスペインは主導権を取ってファンタスティックなフットボールをした。私もとても楽しんだよ。我々も4回の大チャンスを作ったが、一つも決められなかった」
「選択に後悔は無い。我々の目標は一つであり、これもそのため。チームには休養が必要だったし、今夜は他のものを見れた。全選手フィットしていたし、控え選手たちがこのレベルでどれだけやれるか見てみたかったんだ。我々は有益な情報を得られたと思う」
「前半はスペインのプレーにかなり苦しめられたが、後半は修正できたのは良かった」
「試合後にスペインの監督と話をして祝福したよ。しかしすぐにまたフィナーレで会おうと言った。その時は彼は別のチームを相手にすることになる」
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/16181/pot-geen-spijt-van-keuze
リロイ･フェル
「スペインは僕らの10倍良かった。僕らは良いセレクションだけど、今日はそういう問題じゃなかった。こういう負け方は楽しくはない」
ヨルディ･クラーシ
「ピシャリとやられた。スペインは序盤ほとんどボールを持っていたけど、1-0にされるまで僕らは問題に陥ることは無かったんだ。でも失点後僕らは悪くなり、彼らは良くなった」
「メディアがどう報じるかは想像できるよ。AチームはこのBチームより遙かに良いってね。スペインに3-0で負けたからしょうがない。みんなこの試合で自分たちの力を証明したかったけど、ボンズコーチを困らせることはできなかったと思う」
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/16180/fer-%E2%80%98spanje-tien-keer-beter%E2%80%99
ポットの選択が正しかったかどうかは土曜日に、というのが結論ですが･･･
試合としては、総取っ替えのヨング･オランイェに対して、キープレイヤーを残してそれ以外を変えてきたスペインという状況で、いつも通りオランダのトッププレイヤーの層の薄さが出た印象。vdホールンが悲劇的内容、トニーも全く試合に入れないままでトラップミスを連発し、フーセンはやはりポストプレーで潰され続ける展開。両サイドはそれなりに頑張ってましたが、フェルあたりがもう少しマシだと良いんですけどねぇ。
チームとしては前進守備のプレッシャーをかけるタイミングといい、ボールを回すスピードといい、スペインのテンポに付いていけず。これはさすがに経験値の差ですね。
クラーシ、レールダムあたりは頑張ってましたが、まぁトーナメントでもどうやらスタメンは替わらず、という結論に。後は野となれ山となれ。
