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『ビュートネル・ソープ』は誰しも予想外の夢の移籍で決着!

アレクサンダー・ビュートネルはフィテッセを去り、先日ロビン・ファン・ペルシの獲得を発表したばかりのマンチェスター・ユナイテッドに移籍することをVIに認めた。クラブ間、選手本人とも共に合意しており、月曜にメディカル・チェックを済ませて5年契約にサインする。移籍金は5milとの報道。

 

契約が残り1年のビュートネルは当初からこの夏の移籍が確実視されており、フィテッセは7月上旬にサウスハンプトンと合意。本人も乗り気だったが、直接交渉の段階で追加報酬を求めたことで決裂していた。

 

問題はここからで、フィテッセは「すでに放出が決まった選手」として、戻って来たビュートネルをトップチームのトレーニングに加えずにリザーブチーム送りに。これに納得のいかないビュートネルがKNVBに契約即時解消の調停裁判を申し立て、'FC Hollywood aan de Rijn'.との状況は泥沼化していた。結局先週の調停裁判でビュートネルの訴えは全面的に取り下げられ、「関心は多く届いている」(代理人)という中からサウスハンプトンが再びオファーを出したと報じられ、テオ・ヤンセンとの入れ替わりにアヤックス行きの可能性も噂になっていたことで前進が期待されていたが、ヨルダニア到来以来混迷を続けるフィテッセとこの左バックが引き起こした一夏のソープ・ドラマは日曜夜に誰しも思いもしなかった決着を迎えることになった。

 

23歳のビュートネルはドゥーティンヘムで生まれ、VV ドゥーティンヘムのユースから11歳の時にアヤックスへ、さらに5年後にフィテッセへ移り、2007/2008シーズンにプロ・フットボールにデビュー。アーネムでの5シーズンでリーグ戦107試合出場10得点を記録している。昨シーズン終盤のパフォーマンスが認められてEK 2012へ臨むオランダ代表のプレセレクションに選出されたが、最終的にボンズコーチ ベルト・ファン・マルワイクがPSV'erのイェトロ・ヴィレムスを選んだことで落選していた。

 

エールディヴィジのクラブからマンチェスター・ユナイテッドに加入する選手はレイモンド・ファン・デル・ハウ(フィテッセ)、ルート・ファン・ニステルローイ(PSV)、ヤープ・スタム(PSV)に続いて4人目。マンチェスター・ユナイテッドでプレーするオランダ人選手としては上記4人の他、アルノルド・ミューレン、ヨルディ・クライフ、エドウィン・ファン・デル・サールに続いて8人目となる。

 

http://www.vi.nl/nieuws/226407/Buttner-in-spoor-Van-der-Gouw-Stam-en-Van-Nistelrooy.htm

 

オランダ国内の一般のリアクションとしては「愚かな移籍」、「フットボールの楽しみより金に釣られた」、「1年活躍したくらいでこれならプレットはアーセナルかな」、「ブリントの方がまだ良いんじゃないの」、とネガティヴな意見が並ぶ中、ビュートネルの闘争心溢れるプレーは一定の支持を得ているため、「彼の成功を祈っているよ。とても難しいだろうけど」という意見も雀の涙ほど見られる。