Mijn Feyenoord

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今シーズン ブレイクしたタレントたち

Doelman

例のごとくタレントがブレイクするのは難しいポジションであり、頭角を現した若手はおらず。

 

Verdediger

今シーズン ブレイクしたタレントの中で最も活躍を見せたのはスフェン・ファン・ベークだろう。デ・フライの後継者として期待された穴を見事に埋め、一気に国内トップクラスのCBとなってオランダ代表の構想にも入る存在にまで駆け上がった。シーズンが進む毎に安定感が増し、フェイエノールトの今シーズン ベストプレイヤーの一人。同じくようやくポジションを確保したフロート・タレント テレンス・コンゴロがまだ若干甘さとフットボール面の躊躇を見せているのに対し、フロート・タレントとしては育ってこなかったファン・ベークのメンタリティは評価されるべき。フェイエノールトではさらにユースで10番だったリック・カルスドルプもまさかの右バックでブレイク。欧州戦でトップ選手たちとの対戦を経験したことで守備面でも大きく前進し、ジオのようなキャリアを歩めるか。

 

CBで特筆すべきタレントはPSVのニコラ・イシマツ・ミリンだろう。ハイ・クオリティを揃えたスタメンの中でブルマとレキクのCBデュオだけが物足りなさを感じさせていたが、オランダ1年目の若手が完璧な適応を見せてカンピューンスハップに大きく貢献。完全移籍を果たしたことで、来シーズンは間違いなくスタメンで起用されるはず。他にはAZでヴェスリー・フートがブレイクしたが、契約延長にサインせず出場機会を奪われる流れに。しかし他のCBがファン・デン・ブロムを納得させなかったことで後半戦は再びスタメンに戻って活躍。夏にイタリアへステップアップが決定済み。

 

サブトップではフィテッセのケヴィン・ディクス、PECのトーマス・ラムがポジションをつかんで契約も延長。特にわずか18歳のディクスの成長には目を瞠るものがあり、注目のタレント。

 

Middenvelder

中盤で最も注目を浴びたタレントは間違いなくアルベルト・ルスナク。前半戦はManchester Cityからカンブールにレンタルされて加入当初から高い能力を見せ、フローニゲンに完全移籍した後半戦はやや適応に苦しんだものの、4-2-3-1の左サイド起用が当たってクオリティを発揮。純粋な10番よりも左サイドから中に流れてキックテクニックを活かす形が特に光り、クラブ初ベーカー獲得の立役者に。来シーズンは10番としてシェリーの穴を埋められるか、それとも早急にステップアップか。

 

他にはPSVユース最高のタレントの一人 リシェドリー・バズールが強奪された先のアヤックスで予想通りのブレイク。6番を背負うにはまだ酷だが、8番としては十二分に戦力に。同世代のダブニー・ドス・サントスはAZでチャンスをつかみ、必要以上にファン・デン・ブロムに重用された感もあるが、奥行きを作れる選手として左サイドと10番で活躍。

 

財政難で惨劇のシーズンを送ったトゥエンテだが、唯一の光はレナート・ターピアのブレイク。フットボール能力に優れ、チームを前に進める能力がある選手であり、2年目の不振のエベシリオからポジションを奪った。最下位降格のドルドレヒトだが、果敢なフットボールを見せ、チャンスシーンの多くにはAZからレンタルされていたヨリス・ファン・オーフェレームが絡んでおり、フロート・タレントであることをトップレベルで証明。ヘラクレスではブライム・ダリが後半戦に入ってチャンスをつかみ、10番と左サイドで高度なテクニックを発揮して異彩を放った。

 

Aanvaller

最も活躍が目立ったのはChelseaからフィテッセにレンタル2年目のベルトランド・トラオレ。昨シーズンは説得力を感じさせなかったものの、今シーズン序盤にセントルムスピッツへのコンバートが功を奏し、中盤のフットボールに加われる9番としてボスのフットボール哲学を体現するだけでなく二桁得点を達成。

 

9番では攻撃力不足に悩んだヘラクレスの前線でヴァウト・ヴェフホルストが長身を活かしたポストプレーと空中戦でチャンスをつかんだ。フェイエノールトの94年組で一番最後のブレイクとなったアナス・アチャバール。カジムの後の2番手に留まってはいるが、スタメン起用されたPSVで2得点と衝撃的な活躍で遂にクオリティを証明。来シーズンもデ・カイプに残るか、成長のために場所を移すか。

 

バイテンスペーラーではアヤックスで序盤にリカルド・キスナが目立った後、安心と信頼のスパルタ・ユース産 アンワール・エル・ガーシが大ブレイク。スピードとフットボール能力、得点能力を備え、188cmの長身で9番もこなせるためにチームにとって不可欠な存在に。