フェイエノールトのセレクションは日曜日にファルケノールトで新シーズンに向けての初のトレーニングを行った。WKに参加したヨン・ダール・トマソン以外の24選手とテクニカル&メディカルスタッフの全員が、いつものようにデ・カイプのドレッシングルームから現れると、5千人以上のファンに大きな拍手で迎えられた。
昨シーズンからはベテランのロイ・マカーイ、ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト、デニー・ランツァート、ヨナタン・デ・グズマンが抜けたフェイエノールトだが、レギオンには新しい顔ぶれも大勢いる。VVVから移籍したアディル・アウアサルとルーベンス・スハーケンの他、エクセルシオールにレンタルに出されていたカモエロ・モコチョ、そして昨シーズンフェイエノールトのO/19でプレーしていたブルーノ・マルティンス・インディとイェスロン・カブラルがマリオ・ベーンによってトップチームの練習に加えられ、温かい拍手でもって迎えられた。もちろん昨シーズンすでにデビューしたルク・カスタイニョスとリッキー・ファン・ハーレンもトップチームの練習に加わっている。
テクニカルスタッフにも新顔がいるが、ほとんどファンにとっては知らない顔ではない。O/19のコーチ Jean-Paul van Gastel、ヨングフェイエノールト/エクセルシオールのコーチ André Hoekstraがマリオ・ベーンのアシスタントとしてピッチに現れ、レオン・フレミンクスとパトリック・ローデワイクスも変わらずにアシスタントを務める。
ウォーミング・アップ中にアナウンサー Koert Westermanによって選手たちが一人一人紹介された。最初にアナウスされたロン・フラールは特に大きな拍手を受け、サポーターにとって重要な存在であることを印象づけた。
選手たちはフィジカルコーチ Van de Goolbergによってタフなフィジカルテストをこなした。昨シーズンつま先を骨折した後遺症が残るセク・シセだけが一人別メニュー。
マリオ・ベーン
「ベテランを多く失ったが、また偉大なタレントも入ってきた。彼らと共に仕事を始めるのを本当に楽しみにしている。
若手には意欲がある。私はその意欲を上手くピッチ上で還元したい。自信はあるし、誰も諦めもしない。ベテランを若手に替えていって、将来に目を向けなければならない。ここから築き上げるんだ」
ただEKに出場するO/19オランイェのセレクション入りが濃厚なステファン・デ・フライ、ブルーノ・マルティンス・インディ、リッキー・ファン・ハーレン、イェスロン・カブラル、ルク・カスタイニョスらは7月終わりまでいない可能性がある。
「ゼーラントでのトレーニングキャンプが小さなグループになる可能性がとても大きい」
リーグ戦が始まる前に新しいスピッツの獲得を強く望んでいる。
「プライオリティはそこにある。だから我々はデニー・ランツァートと続けることはできないんだ。MFはもう大勢いるし、それよりはスピッツのポジションにお金を使いたい」
WKでの最後の試合で負傷したトマソンは母国で怪我の具合を検査する意向。
「まず怪我のリハビリをして、それからバカンスに入るという事も考えられる」
この日別メニューだったシセはつま先の怪我はほとんど治っているが、月曜日にフランスで最後の検査を受ける。
「WK直前にディディエ・ドログバの腕の骨折を診た医者だよ。彼が戻ってきた時には、完全にフィットしているだろう」
アディル・アウアサル
「もの凄い歓迎を受けた。このサポーターがフェイエノールトを選んだ理由の一つなんだ。今日のような日には、ここが偉大なクラブなんだとみんな分かるだろう。とても感動したよ。選手たちもウマが合っているのは明白。とても仲の良いグループだと思った。例えばピッチの中でも外でも決まり事がハッキリしているんだ」
「良いシーズンを送りたいし、そうできると期待している。自分たちの力を見せないとね。僕自身、ポジション争いは激しいけれど、怖れてはいない。どんなクラブでも誰もがやらなくちゃいけないことだ。僕はフットボールをしにここに来たんだし、監督を納得させなくちゃいけない。今は良いスタートが切れて嬉しいよ」
カモエロ・モコチョ
「信じられないよ。最初のトレーニングがフェイエノールトの伝統の一つなのは知っていた。それに参加できたのは本当に素晴らしいことだ。フェイエノールトにとって昨年以上にいい年にしたい。このファンには勝利が与えられるべき」
「昨シーズンのエクセルシオール同様、フェイエノールトも若いチームなのは良いね。活き活きとしているし、ベテランと若手が上手くミックスしている。ベテランが自分たちの経験を若手に伝えようとしているから、きっと成長していけるだろう」
「このプレシーズンは自分にとって一つのステージだと思っている。チャンスを貰えたのは歓迎して、それをしっかり活かしたい。リーグ戦の開始時にまだいられるかどうか、不安はないよ。僕はベストを尽くして、あとは監督次第だ」
なぜか今年はエールディヴィジライヴで生中継まで。
とにかく、みんな怪我せずに1年間頑張って!