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オランイェ、カメルーンに2-1で勝利し首位でグループステージ突破

オランイェはグループステージ第3戦カメルーン戦をケープタウンで行い2-1で勝利した。

約4万人のオランダ人在住者がいるケープタウンでの試合となり、多くのサポーターが集まってスタンドをオレンジ色に染めた。また、キャプテンのジョバンニ・ファン・ブロンクホルストが102キャップを達成。フィリップ・コクーを抜いて歴代単独3位となった。

オランイェのスタメンは結局ここ数日言われていたようにグレゴリーファン・デル・ヴィールに替わりハリド・ブラルーズが出場しただけでその他はここまでの2試合と変更無し。

デンマーク、日本に比べると広大なスペースを与えてくれたカメルーン。オランイェは積極的な仕掛けを見せるもボールロストが多く、コントロールMFのポジショニングが慎重なせいかセカンドボールも拾えず、逆に失うものの無いカメルーンに攻勢を許す序盤。この時間帯にカイトがタックルでイエローカード

それでも15分過ぎ頃から落ち着いてボールを回せるようになり、「おおらかな」カメルーンDFに対してチャンスを創り出す。ジオのパスからファン・ペルシが右足でシュートもGK正面(トラップがハンドのような)。ファン・デル・ファールトが直接FK狙うもGKがセーブ。スナイデルが中央で良い動きを見せてボールをキープしブラルーズの上がりを誘い、ブラルーズのパスからカイトがフリーで狙うもわずかに枠をそれる。

右サイドでボールを持ったファン・ペルシが後ろのファン・デル・ファールトとのワンツー、中央のカイトとの入れ替わりでカメルーンのラインを破って右足でシュートが決まって先制!

しかし守備面では瞬発力で勝るカメルーンの前に何度か危うさを見せる。特に左サイドはSBジェレミの上がりで何度かクロスを入れられ、ステケレンブルフが伸ばした手に届かずにヘディングを許す場面や、ジャンプしたマタイセンの上をすり抜けて中央エトーにボールが届くなどハイボールの競り合いに危険な場面があり、組み立て時のパスミスも何度か見られた。

交代無し、ロッベンがアップを始めつつしつつ後半開始。

若干戦意を失い気味のカメルーンに対し、ゲームを完全に支配してカイト、ファン・ペルシのスピッツを中心にダイナミックな攻撃を展開するオランイェ。

ピッチ中央のファン・ボメルからCB二人の間のロビンへパスが通るがフィニッシュはマークに合う。

ファン・ペルシに替えてフンテラールを投入。

エトーにデ・ヨング、ファン・ボメル、マタイセンの中央の守備ブロックをドリブルで切り裂かれるもフィニッシュは枠外。しかしこれで戦意を取り戻したのかカメルーンペースに。この時間帯、オランイェは前線でボールをなかなかキープできず。

ジェレミのドリブルからマクンにラインの裏を取られ(微妙)、シュートを許すもステケレンブルフがセーブ。

カメルーンのFKが壁に入ったファン・デル・ファールトの腕に当たってPK。エトーに決められて1-1。ステケレンブルフの記録はならず。ファン・デル・ファールトはイエローカード

カイトに替えてエリア投入。ファン・デル・ファールトが右サイドへ。

ジオがタックルでイエローカード

残り20分を切り、ファン・デル・ファールトに替えてついにロッベン登場。盛り上がるスタンド。しかし積極的には勝負に行かず、試運転モードのロッベンだったが、カウンターからスナイデルの狙い澄ました素晴らしいパスがロッベンへ。トラップが外へ流れるも持ち直して中へ切れ込み左足でシュート。ポスト直撃も跳ね返りにしっかり反応したフンテラールが決めて2-1。

その後もロッベンを中心にカウンターで何度かチャンスを作る。ロスタイムにはエリアが抜け出したがフンテラールと合わず、そのまま終了。

オランイェはグループステージ3試合で3連勝9ptsを獲得しもちろん首位通過。ノックアウトラウンドのベスト16、グループFの2位スロバキアとの試合は28日月曜日、日本戦でもプレーした海抜0mのダーバンで行われる。

Statistieken:

Nederland - Kameroen 2-1 (1-0).

Scoreverloop: 26. Van Persie 1-0, 65. Eto’o 1-1 (pen.), 86. Huntelaar 2-1.

Geel: Kuyt, Van der Vaart, Van Bronckhorst.

Nederland: Stekelenburg; Boulahrouz, Heitinga, Mathijsen, Van Bronckhorst; De Jong, Van Bommel; Van der Vaart (73 Robben), Sneijder, Kuyt (66. Elia); Van Persie (60 Huntelaar).

少ないスペースを求めてみんなで重なり合っていたここまでの2試合と違い、今日はかなりスペースがあった分、アタッカー4人は伸び伸びとやってました。ファン・デル・ファールトはほぼ満点じゃないかと。スペルマーカーとしてかなり「違い」を作ってました。それに比べるとスナイデルは若干大人しめに渋いプレー。終盤はカウンターからロッベンへライン裏に何度も好パスを提供。ファン・ペルシも動きは良かったので、周りの動きがもっと感じ取れてくるともっと良いですね。カイトは今日も良かったので、あのシュートを決めときたかった・・・。

フンテラールハイボールの競り合いで相変わらず手癖が悪くファールを取られる場面が。あれはいつになったら治るんだろう。

守備ブロックはかなり苦戦してました。エトーはさすがに怖かったですが、なのとか流れの中での失点は無し。ブラルーズは良かったですね。さすがに頼りになります。というか普通にクロス入れるならファン・デル・ヴィールよりも上手いと思うのだけれど。

諸々コメント

ベルト・ファン・マルワイク

「WKで3連勝、それ自体はお祝いする価値のあることだろう。だが私は100%満足はしていない」

「これまでの2試合よりも悪かったと思う。すでに敗退の決まっている相手との試合という事で予測ができない面があり、難しい時間帯があった。

だが1-0にするまでは良かったと思う。そこから不注意で怠惰になってしまい、自分たちで問題を引き起こしてしまった。これまでの試合では私は静かにベンチに座っていたが、今日は心配だった。同点にされたのは無理のないことだった。それでも2-1にしたやり方は良かった。その後もう1点くらい取れたかもしれない」

特に後半の出だしが悪かった。同点ゴールを許し、相手に何かできると思わせてしまった。1-1になった後に我々は再びフットボールを始めたが、この試合、我々は負けるかもしれなかっただろう。そういう予感はここまでの2試合ではなった」

「この悪かった時間帯、我々は余裕を持てなかった。多分イエローカードを怖れた選手たちが何人かいたせいだろう。主審が非常に簡単にカードを出していた。我々は3枚カードを受けたが、それは良い事ではない。次の試合に向けて教訓にしないと。今日の試合は負ける可能性もあり得た。こういうプレーでは第2ラウンドは勝ち抜けない」

「ロビン・ファン・ペルシのプレーは良かった。私が思っていたよりも少し長くプレーさせた。ロビンがゴールできたのはとても大きい。彼は長い怪我から戻って来た所。これが自信になるだろう」

スロバキアは最近良いパフォーマンスをしている。彼らが出している結果には私も驚かされている。

今日の試合前に、スロバキアがイタリアを倒しても驚かないと私は言っていたんだ。我々は十分気をつけて、ミスを無くしていかなければならない」

ロビン・ファン・ペルシ(man na de wedstrijd)

「同点にされてから僕らは良いプレーをした。先制点は僕にとっては良いゴールだったよ。最初の2試合は僕の普通のレベルではなかったけれど、今日は良かったんじゃないかな。次はスロバキアだ。良い組み合わせだと思うけど、過小評価はできない。イタリアに勝った良いチームだからね。でもイタリアよりはスロバキアの方が良いよ」

ラファエル・ファン・デル・ファールト

PKを与えたシーンについて。

「あれは愚かな行為だった。僕は普段なら壁に入らないんだけど、ナイジェル・デ・ヨングが1枚カードを受けているから、僕が入ることになっていた。難しかったよ」

アリエン・ロッベン

「とても重要な瞬間だった。怪我をしてから一生懸命やってきたからね。簡単では無かったけれど、これで報われたよ。あとはみんなと一緒にスタートラインに立てるだろう」

ナイジェル・デ・ヨング

スロバキアは多分イタリアよりも危険な相手だろうけど、どこが相手だろうと僕らは問題ではない。当たったことのない相手だからこれからじっくり研究するよ」

エリエロ・エリア

「最初の2試合のように試合に出れて幸せだ。次はスロバキア。良いチームだから月曜も勝って最高の一日にしたい」

ディルク・カイト

「アリエンが復帰してプレーできたことはとても大きい」

スロバキアがイタリア戦で3得点したの見れば、何かできる力があるチームというのは分かる」

ウェズレイスナイデル

「僕らは明らかにタイトル争いの有力候補にいるけれど、まずは月曜の試合に向かいたい。スロバキアは個々が素晴らしいクオリティを持った良いチームだ」

マールテン・ステケレンブルフ

エトーのPKについて。

「もうちょっとだった。エトーのPKは前もってちゃんと分析していたから、残念」

「僕らは9pts取れた。これ以上の結果はないよ」

ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト

「我々はここからの試合は全てシャープでなければならない。そのためにも、良い選手がこれだけたくさんいるのは素晴らしい事だ」

この試合はメディアで評価が分かれそうです。De Telegraafは「収穫一杯のオランイェ」とロッベンの試運転をしつつ、両スピッツのゴールでの勝利に好意的な評価。OnsOranjeは「グループ首位も脆さを見せる」とディフェンス面の弱さを露呈したことに苦言。

ベルタスは予想以上におかんむりみたいですねぇ。

あとちょっと無駄にカードが多かったのが残念。